蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

祈りとは・・・

2014年03月11日 23時49分19秒 | 日記
今日は、あの日から3年目…
あの日の戦慄は未だに覚えている。

映像で目に飛び込んできた光景…

それは、これまで見たことがない怖ろしい光景だった…

東日本大震災…

2011年3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震と
それに伴って発生した津波、及びその後の余震により
引き起こされた大規模地震災害…

津波の大被害のみならず
人災と言える原発のメルトダウンによる放射性物質の漏洩…

あの日から暫くの間

 何のために芝居をするのか…

を自問自答する日々が続いた。

劇場は自粛による休演が相次ぎ
劇場で働く人々は仕事がなく困り果てていた。

亡くなられた方々の冥福を祈り
行方不明の方々の安否を祈る。

食べることもままならず、生きることに精一杯の時
芝居は何の役にも立たないんだ…

悩み考え抜いたあげく、私はそれでも芝居を上演する道を選んだ。

祈りながら台本を執筆した。

逞しく生き抜くために書く
逞しく生き抜くために上演する

必死に祈りながら創作した…

舞台を上演したのは、震災から2ヶ月後の5月だった。

祈りとは、亡くなられた方の御霊を弔うこと
祈りとは、今を生きる人々の幸せを願うこと
祈りとは、自らを戒めること
祈りとは、進むべき道を照らすこと
祈りとは、明るい未来の扉を開くこと
祈りとは、強く願うこと
祈りとは、明確に想像すること
祈りとは、………

私の中には常に祈りがある…と改めて気付いた日…だった…