伊賀・水と緑の会 http://blog.goo.ne.jp/mtomiga?

川上ダムの予定地には特別天然記念物のオオサンショウウオが約1、369個体確認されています。この素晴らしい水と緑を残そう。

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8日 伊賀市議員(有志)と懇談会

2009-07-09 09:31:21 | 日記
 百上議員と森永議員に来て頂きました。
6月議会でわかったこと。川上ダムをめぐる動き。今後の活動。その他について話が出ました。
  
教育委員会は周知させていると議会で答弁しても、実態はオオサンショウウオが特別天然記念物であることやどこに棲んでいるのか、伊賀びとで知る人は少数。
川上ダムに至っては、ダムができあがっていると信じている伊賀びとが、相当数おられる。(ダムが無くても間に合っている証拠ですけど(*_*))
  
周辺整備事業がすべて完成しないと本体工事に着手してはいけない約束が(松原元青山町長の時代)に交わされている。この夏、本体工事に入ると発表している水機構はこの約束を守れるのか。
  
環境保全対策が未完のままに本体工事に入る事を国は許可していますが、どういうことになるか。      

他に産廃・畜産業者の排水についてなどの問題を情報交換しました。   特にお忙しいところをご参加頂いた議員さん、有難うございました。


                                       

松井正文教授の「川上ダム予定地周辺の環境について」~オオサンショウウオを中心として~の講演を聴いて

2009-07-07 09:15:14 | 日記
                                         庭に咲いたアーテイチョークの花

「人が住めば環境が悪くなるのは仕方がないことで、少しでも人以外の生き物たちが生きられるようにしてやらないといけないーそのための保全対策をおこなってきた」と言われた言葉を今頃かみしめて、立ち止まってしまいました。「環境保全の取り組み」を聴ていても感じていたモヤモヤ感は、あったのです。

これはまさしく、「人間優勢思想」というものですよね?

ー絶滅危惧種だろうが、特別天然記念物だろうが「人間の下」に置いて保全を考え、対策を立てる。人間様の当面の目的のためには、他の生き物たちが犠牲になってもやむを得ないーこんな目線の教授ではなかったかと思います。(ここでは自分を棚上げして敢えて書きます、ダムは大型の環境破壊事業ですから)

たかだか当面の目的のために失われた生き物たちが、実はにんげん様にとって無くてはならない命だったと後から判るってこと ありませんか?

オオサンショウウオを人が上流に移転させるのでなく、オオサンショウウオみずから上に移動してもらうのがいいと考え「オオサンショウウオ道」を設置したそうですが、今思うとオカシイ。ここから先はダムだから上に行けと、指令出せます? あの2つの川にオオサンショウウオが激減したらどうコメントするのでしょうか。
川上にオオサンショウウオが異常にいると(だれがいった?)いうのは科学的にまちがいと言い、文化庁の許可を得ての保全活動で問題ないと言いきりました。

学者特有の中庸さをお持ちと見せかけていたと思います、水機構が1つお叱り受けたと言ってました。しかし、私にとっては説得力に欠けるお話と感じました。

環境学が、日本特有の肩書きの力で押し切られること無く世界中のデータや知識を持ち寄って議論して発信して政策を変える力になって行かないと、いつまでもこのようなポーズだけでとうりいっぺんの保全活動・講演がまかり通るのだとおもいます。




川上ダム建設事業における環境保全報告を聴いて

2009-07-06 17:14:54 | 日記
                                     丸い田んぼ

オオサンショウウオに関しては、13年の歳月かけて「保護池の設置」「上流域の生息環境改善」「移転経路の確保」「人工巣穴の設置」「移転試験」などをおこなってきたそうです。
「川上ダムオオサンショウウオ調査検討委員会」の指導でやってきたことを述べ、その結果は確認できたことできなかったことをツラツラ述べただけ。都合の悪い数値は出してないようでした。 移転試験の「オオサンショウウオ道」だけを、しかもそれは保護池のオオサンショウウオが上る様子だけを確認したようです。

「淀川水系流域委員会の意見を全く無視した報告であったこと・13年の月日と財政を使ってきたのに、これではお粗末な報告と言わざるを得ない」と私たちの畑中理事長は、会場で指摘しました。

5/30のシンポジュウムで話された内容とは天と地の差が感じられ、ショックをうけました。

ほかの保護対象になる生き物(ヤマセミ・オオタカ・かやらん・サギソウなど)、討議する間もない報告会でした。講演の報告は、次回します。


ああ、なんといい加減な報告会

2009-07-05 21:16:13 | 日記
今日の午後、水資源機構主催の環境保全報告会がありました。

受付で渡された資料の薄さに、まずびっくり。おもわず「これだけ!」と言ってしまいました。         だれに、何を報告したかったのでしょうか?貧弱過ぎます。

森野県会議員が来賓祝辞に立ち、「住んでいるところで最近まで浸水があった。2人の先輩議員と共に川上ダム推進を求めていく」と挨拶。立候補したときはダムに言及していなかったのにもはや推進派に取り込まれていました。        遊水地を活用すれば解決するんですよ、森野さん!

プロジェクターが2度も中断したり、主催者席でガムをかんでいる人がいました。         内容については、次回書きます。