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「4兆円近くも掛けて建設しているのだから、日常から管理を適切にするべきだ」という会計検査院の指摘に対して、
「ただちに危険性があるとは考えていないが、必要に応じて対策を講じる」と、国交省は答えています。 ところが
県河川課は「近年大雨の頻度が高まり、土砂の流入量が増えている。すべて除去するにはどれぐらいの時間と費用がかかるか分からない」と。
3者3様のコメントですが、
「ただちに危険があるとは~」の国土交通省のには、フクシマ原発爆発事故時の政府発表と重なるいい加減さを感じました。
機能が低下しているダムの毎日新聞報道が、すべてこちらからご覧になれます。
ところで私達の会では、
堆砂の貯まりかたを、理科教師でもある細川さんから学びました。
ダムの堆砂は、始めから底に貯まっていくわけではない、というのです。 新聞記事の図と比べて見てください。
ダム底に貯まる前に、堆砂は取れるはずであります。
渇水時に川の中へダンプを入れて、堆砂を運びだす。
この作業をこまめにやらないから、ダム底にまで堆砂がたまります。
そしてダム機能が低下する。
日常からの適切な管理を、と言う会計検査院の指摘はこれを言っていると思われます。
会計検査院が、ダムや貯水池の状況改善処置を国土交通大臣に要求しました。
全文は、こちらです。 (貯水池は遊水地と違うようです。)
川上ダムの目的に、前代未聞の”他のダムの長寿命化策”が、唱われるようになって来ていました。
貯まりに貯まった堆砂を除去するためには、ダムを空っぽにする必要があるとしたからです。
大幅な利水撤退と縮小が起こり目的を失いかけていた川上ダムに対して、長寿命化容量をくっつけてきた国土交通省でした。
ダムの維持管理を怠っていた自分たちのツケを、建設中止寸前だった川上ダムに息吹きかけてきたのでした。
川上ダムに治水で参画して居る自治体(大阪・京都・奈良)は、未だ長寿命化負担交渉に入っていません。
交渉しそびれている間に、このたびの会計検査院の改善要求となったもようです。
国土交通省は、今後どのような手法を使うのでしょうか。
このつづきの各社の報道に、期待します。
同じ題材で書いたものがありますので良かったらご覧ください。 こちらです。
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