ミサの亜細亜自遊時間

夫婦でパックパッカー!

パリタナでジャイナ教の総本山へ上る

2016-03-10 | 2015~16 インド
ポールバンダルから海岸沿いを東に移動し、ヴェラヴァル、ディウと路線バスの旅は続き 次のパリタナを目指します。

ディウから途中の乗換えの街タラジャまで5時間かかり、次のパリタナ行きのバスがすぐにはなくて 窓口で聞くと「遅れているけど、あと30分で来るよ」と言うのですが、いくら待ってもなかなか来ません。何度聞いても もうちょっと待っての応えしか無い!

本当にバスはあるのか不安になりかけた2時間後(・・;)、やっと来ました!
その1台のバスに人がどっと押し寄せるではないですか、これだけ遅れても 誰も文句も言わずに待っていたんだ⁉︎ と初めて気が付きました。
みんな席を確保するために カバンや服など持っているものを窓から放り込んでいます! 子供を入れてる人もいるくらい熾烈な戦いが繰り広げられているのです!
日本人のように並ぶという意識はありません!それどころか まだ降りる人がいても乗ろうとします。
唖然としながらも、我々も必死で乗込み 先に乗れた夫が確保してくれたので なんとか座れました。
やれやれというところです^^; そして1時間後 パリタナに着きました。疲れるんだよ インド!



パリタナにはシャトルンジャヤ山の山頂にジャイナ教の寺院群があり、さながら天空の城のごとく そびえ建っている景色を観たくて来たわけなのですが、この山に上るためには4000段ほどの石段を上がらなくてはならず、階段嫌いの私としては頭を抱えるところです。

私達より先に来ていた 旅仲間のやよいさん情報で「低めの階段だし、平坦な道も何ヶ所かあって上りやすいですよ。」と教えてもらっていたので安心して行きました。

朝7時、2月の朝はまだ涼しくて快適です!
リキシャで上り口まで行ってみると、これなら階段の幅も広いし上りやすそう♪ と思っていると ドーリーというたくさんの籠屋さん達が次々に「乗って行かない?」という甘い誘惑…(^^;; それにめげることなく笑顔でお断りをして上りました。



30分もたった頃、だんだん疲れが出てきて、あ~どこまで続くんだ この階段は!やっぱり大変だわと思いながら休み休み行っていると、 籠に乗った人達が上がって行きます。年配の籠屋さんもいてびっくりです!
ちょっと羨ましいなぁと思っていると、やっと長い平坦な道まで来ていました。少しの間でもまっすぐ歩けるありがたさ^^;



3000段を過ぎてからもまた平坦な道があり、頂上に建つ寺院が少し見えてくるので また元気が出て来ます。
2時間かかってジャイナ教の聖地である Adishvara Temple アディシュワラ寺院へ着きました。

たくさんのジャイナ教信者がお参りをしている中を見学していると、白衣の尼さんが近づいて来て寺院の中を案内してくれました。 お祈りの言葉を教えてくれたり寺院の回り方など先に立って案内してくれて、屋上からの素晴らしい眺めも見ることが出来ました。 その上入口には撮影禁止マークがあったのに、「Take Photo OK!」と言ってくれたので、なるべく目立たないようにちゃちゃっと撮らせてもらいました。



ジャイナ教には、生き物を傷つけないことという教えがあり、アリ1匹も殺さないために腰に箒のようなものを常に持っていて、ささっと掃いて座ったりしています。

参考までにジャイナ教のその他の規律は、極端な苦行、禁欲、不殺生。生きている物を殺してはダメなので 肉や魚はもちろんダメで、野菜はいいけど根っこを取ると枯れてしまうので食べてはいけないそうなので、ジャガイモやニンジンもいけないようです!



女性の籠屋さんもいますよヽ(´o`;

帰りは10時過ぎているため 日差しは強烈で、持っていた水はすでに少ししかない上に もうお湯になっています。それでも無いよりはまし! 早く下りて冷たい水を飲みたいと思いながら、ガクガクする足で4000段を下りて 飲んだお水の美味しかったこと、浸みた~(笑)

下りる途中で無料の朝食券を貰ったので行ってみると、お菓子と3種類の飲み物を頂くことが出来ました。甘いお茶とミルクとチャイがあって、係りの人がどんどん入れてくれるので 飲み物でお腹一杯になりました(笑) 疲れた体に甘いチャイが美味しかった♪

ちなみに「階段嫌いのミサさんでも大丈夫ですよ~」と教えてくれたやよいさんの趣味は山登りだった! そりゃあ 彼女なら楽勝だわ^^;


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