これはバオリと呼ばれている階段井戸です。聞きなれない言葉ですが、インドでは45度を超える日があるため、昔の王族が涼を求める天然クーラーとして掘られた深い井戸なのです。立派な彫刻も施されていて、これが日本では江戸時代に作られたものとは思えないほど立派な建造物です。生活用水としても使われていたそうです。
現在はもう使われていないので柵で囲まれていますが、私が立っているところの後ろにはまだ階段が続いていて、その先のかなり深いところにプールのような井戸があります。
インドには階段井戸がいろんなところにあるのですが、ここラジャスタン州が一番多いようです。