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米上院でビッグ3救済法案調整が難航 東京外為市場円急騰

2008年12月12日 | 貿易取引
外出先から事務所へ戻り、外為の動きをチェックしたところ、なんと1ドル88円台へとドルが暴落していました。

米国上院議会でビッグ3の救済法案の修正が合意できなかったとのニュースが入っていました。共和党議員の反対が多いとは聞いていました。なかには民主党まで反対している議員もいるとか。ブッシュ大統領はもはやDead Duckで議会を説得する力は無いようです。

GMジェネラル・モータースは年内にも資金繰りが詰まるという事です。裾野まで入れると100万人の大所帯という事です。リーマンブラザースの破綻は金融危機が表面だっていましたが、今回は実体経済、しかもGMといえば、米国を代表する産業、自動車産業でもナンバーⅠです。全米ひいては世界経済への影響は計り知れないと思われます。

既にトヨタ自動車でさえも売上げの大幅な減少に直面していますし、世界貿易も縮小しています。急激な円高にはいかに優秀な日本の輸出産業でさえ、全く打つ手はないでしょう。

ブッシュさんからオバマさんへの政権移転の空白時に起きた一大事件です。下院議会ではつい2日ほど前ですか、通過したのですが、反対派の主張は、再建計画より救済・融資ばかりが先行している、税金の使い方としては本末転倒ではないか、という事です。

いずれにしても、本当に大変な時代、激動の時代に突入していますね。

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