パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

立会い

2007-05-27 19:00:36 | 大工工事ストップ
5月25日  

6時30分から一条の さん、工事長、監督、我等夫婦で立会いです。
パトは再度現場をチェックするため、5時に現場入りました。
我等がチェックした所以外にもボードにマークがたくさん付いてます。釘に○、
その横に「出」
工事ストップをかけた翌日の午後、工事長が現場をチェックしたようです。

全部で一体何個のマークになったんでしょうか?
いちいち数えるのもバカバカしいので止めました。
もこの日はちょっと早めに仕事を終え6時ごろ到着。
二人で改めて不具合だらけのボードを眺めておりました。

***************  

この日、どうしたら棟梁親子を変えてもらえるのか?会社でも仕事が手につきませんので、
策を練ることにしました。(給料ドロボーでごめんなさいね、家では記事アップが精一杯)

感情的になりやすい性質ですので、ただ文句を並べるだけでは説得力に欠けます。
キラーン、とひらめきました。
『証拠写真がいくらでもデスクの上にあるんじゃぁないのっ。』

ってことで、ブログから図面放置現場、耐力壁受材バックリ割れ、土間断熱ボロボロ状態、
床暖傷だらけ&養生なし現場などを1ページ目に、大工道具散らかり放題を2ページ目に、
そして3ページ目には東隣の美しすぎるボード張り画像をドーンと貼りつけプリントアウト。

説明のポイントは・・・・

 ①今回ボードの件だけで棟梁親子を代えて欲しいと言ってるワケではない。
   小さなコトがコツコツと・・・をアピール。
 ②何かあるたびに監督に要望を伝えているが、すぐ対処されない。

   その一例: 床暖養生を頼んだら、1週間してようやく養生。
                        しかも、防湿シートで・・・・
 ③基本中の基本、整理整頓が出来ていない。
 ④棟梁親子のボード張りと東隣の違いを示し、これと同じぐらい綺麗にできる方を希望。
 ⑤契約前、契約後、「我家は急がないので いい棟梁が空くまで待ちますよ。」と何度も
   言ってあった。これが一条のいい棟梁のレベルなのか?

これらを軸にビジュアル付きで訴えれば、こちらの気持ちもかなり伝わるのではないか
という作戦です。

****************     ※『 』⇒パト、心の声

6時30分、 さん、工事長、監督がやって来ました。
まずは工事長が今回の件についての謝罪。すぐに2階へ上がり本題へ。

「昨日、現場を見させていただいたところ、天井、階段ホール以外のボード施工は
一条レベルに達していませんので全て張り替えます。」
『やっぱりね、当然だよね。でも、天井は許容範囲かぁ。』

天井、階段ホールは大工サンの作業です。なぜほどんどが棟梁なのかといえば
上棟応援と、大工サンの旅行が度重なり脚立作業を残して全て棟梁が施工しています。

大工サンの仕事が綺麗なのか?と言えば決してそうは思いません。東隣を見た後では
それが一条の一般的レベルだとしてもかなり低いように思えます。

そして核心の棟梁親子変更について。
工事長は、「職人の交代を検討しましたが、現在腕の良い職人は空いていません。
棟梁を作業から完全に外し、一定のレベルで全体が施工されるように大工サンのみで
工事の継続を考えています。」
『マジでぇ・・・

そんなことでは納得できるはずもなく、おもむろに作戦開始。
工事長は一通りパトの話を聞き、玄関上とベランダの不具合事件については
報告をうけていると言いました。
そして、3枚目の画像を見て驚いていました。
(ブログには紹介してない他の美しいボード施工も作戦シートに貼り付けてあります)
しかし・・・

「ここまで色々な経緯があったとは知りませんでした。この写真を拝見し、職人を変更して
欲しいというお気持ちもよくわかりました。でも、お隣のように施工が出来る職人は
そうそうおりません。」 ときっぱり言われてしまいました。

『おいおい、そんなに一条レベルって低いわけ?
負けじと、「でも、棟梁さんは “うちは皆このレベルです。” って仰ってましたよ。」
と言ったら苦笑いで、「相当、すばらしい職人さんですよ。」

まさにお隣は職人ピラミッドの頂点に立つ数少ない一流です。
だって、施工完璧、お掃除完璧、礼儀正しく更に人とのコミュニケーション力もすばらしい。

『じゃあ、どうすりゃいいのさっ』と思っていたら、
「大工サンにやり直しをさせて、もしそれでもダメなら交代ということではいけませんか?
チェックは私が責任をもってします。」
と工事長。

「でも、大工サンが今回の工事ストップをどう思っているのか、その気持ちがわからないまま
再開は嫌です。ヤケになっているのか、それとも反省をして心から初心に戻ってやり直したい
という気持ちがあるのか、それをちゃんと腹を割って聞いてください。
もし、少しでもヤケになっている態度が見てとれるなら工事長が責任をもって担当から
外してください。」

と、まあ、この日はこんな感じで話がまとまりました。
あと、パトがお願いしたことは、今までの施工に問題がないか工事長がチェックをすること。
がお願いした事は、整理整頓をしっかりすることと、工事長がチェックをする
リストをもらうこと。・・・あとは何だったっけ

も色々といい事言ってたと思うんですが、なんだか思い出せない。
自分では、かなり冷静だったつもりなんですが、
「目が血走ってたよ。」って後で言われてしまいました。

そして、いつもの営業マジックトークでパトをなだめる(?) さんですが、
この日ばかりは酷い現状を目の当たりにしてうなだれるばかりでした。

最新の画像もっと見る

30 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パトさんへ (ピノ)
2007-05-27 20:12:14
 こんにちは。私も一条で二世帯住宅を建築中で、最近gooで公開しました。私のブログにブックマークさせていただいても宜しいでしょうか?よろしくお願いします。
返信する
ピノさん (パト)
2007-05-27 20:26:54

はじめまして、ようこそいらっしゃいました。

2世帯ですか。さぞ色々あったことでしょう。
どうぞブックマークしてくださいね。
最近我家は重~い話題が続きますが、よろしくお願いします。
返信する
作戦 (やいちゃん)
2007-05-27 21:02:52
説明のポイントを、写真つきでされたのは、とてもいい作戦でしたね。
言葉だと、説明不足になりがちなので、これでよく分かったと思います。

棟梁の息子さんが大工さんでしょう。
同じ人が続いて施工されて、満足のいく家になるのか、少し疑問です。

いい方向に向くといいですね。
返信する
やり直し (anne)
2007-05-27 21:41:00
こんばんは。
たくさん話し合いをされたのですね。
工事長が目を光らせてくれれば、改善も見られるのかもしれませんね。
でも、ここまでくるまでに、監督さんも棟梁親子も
どうにかできなかったのか…と思います。
(できなかったから、ここまで来てしまったのでしょうけど

パトさんが仰る
「大工サンが今回の工事ストップをどう思っているのか~~
~~ヤケになっているのか、それとも反省をして心から
初心に戻ってやり直したいという気持ちがあるのか~~
~~少しでもヤケになっている態度が見てとれる~~」
と言うのに賛成です。
施主に言われた…とか、一条側が…とか言う気持ちでは
絶対にやって欲しくないですね。
そういうことは、やっぱりプロ意識として自ら律して
言われる前にやって欲しかったことですものね。

我が家は、もう大工工事が終わりになりましたが、
決してパトさん家の東隣のような完璧な施工だった
訳ではありません。
それでも、誠意を持ってやって頂いたように思います。

施主は高いお金を出しているのですから、そして
我が主人の言葉を借りれば、夢の家は一条さんに託したのですから
心から反省して誠意を持ってやって欲しいですね。
これから、大工さん&一条さんの誠意を見ていきたいですね。
(元気だとは思いますが)元気出してください。
返信する
ありがとうございます (ピノ)
2007-05-27 21:49:38
お返事ありがとうございます。
早速、ブックマークさせていただきました。我が家も現在、問題発生中なんです…。よろしければご覧になってください。
返信する
たびたび… (ピノ)
2007-05-27 22:22:18
あれ…。いまいち、使い方が分からずURL失敗したようですみません。gooのトップで「夢の家 2世帯」検索で出ると思いますので宜しければ是非アドバイスを頂ければと思っています。
返信する
監督さん、大工サン (さん坊)
2007-05-27 23:44:28
こんばんは~

色々な事が、起こり大変でしたね!
これからは、工事長さんが責任を持って対応されるのですね!
元々は、一条さん側の監督さんや、管理(指導)が悪く、作業を進めたのが原因ですから、工事長さんは誠意をもって監督さん大工サンの指導をお願いします!

大工サンも、大いに反省してください!

パトさんも、気を落とさず頑張ってくださいね。
返信する
やいちゃん (パト)
2007-05-28 08:33:18
おはようございます。
長い文章読んでくださりありがとうございます。

やはり写真は視覚に訴えるものがあり大変効果があったみたいです。
「百聞は一見にしかず」
いくら綺麗に施工して欲しいと言ってもどのぐらいなのか素人にはなかなか言葉で説明できません。
職人のレベルもありますが、こんな感じで美しくと見せるのが一番です。
返信する
お疲れ様でした。 (ねね)
2007-05-28 08:51:21
とても神経を使うやりとり、お疲れ様です。
整理整頓などは、写真を見なければ、監督さんも工場長さんも担当さんも、どの程度のことを指摘されているのかつかみ辛いと思うので、写真があって良かったです。激しい言葉のやりとりをしないでも、写真を見せたパトさんの曇った顔を見れば、どういう状況なのか察しがつくし・・・


棟梁を外し、大工さんだけで続行。
施主にも大工さんにとってもストレスがたまりそうですね。
大工さんが、わだかまりを持たず、名誉挽回になるよう前向きな姿勢で頑張ってくれますように。
でも、交替するにしても、いきさつは次の棟梁さんにも察しがつくと思うので、どちらにしても、最初は多少は気まずいのかな?

HMで建てるからには、一定の「規格」になっている必要があると思います。大工さんに惚れてお願いしているわけではありません。
得手不得手は人間がする作業だからあると思いますが、せめて最低限のラインだけはクリアしていただきたいですね。

起きてしまったことは起きてしまったこととして、この後、どうフォローしていくのか、そこそこ納得のいく施工をしてくれるのか、それが問題ですね。
1軒の家を建てるのではなく、施主はもちろん周囲の目、沢山の一条ファンの目が、見守っていること、もっと一条さんにも自覚してほしいです。
返信する
アンさん (パト)
2007-05-28 08:52:36
おはようございます。
いつもご心配ありがとうございます。
最近はなかなか皆さんのブログにもコメントできずすみません。(読み逃げ)
日々色々な事がちょっとづつ改善に向かって進んでいます。
今日あたり工事長と大工サンが話し合うのではないかと思います。
この後正式にどうするか一条から連絡があると思いますので、しばらく待ちたいと思います。

今 大工工事は完全にストップしていますが、外壁はタイルが終了しました。
どんどん外は進んでいます。

落ち込んでませんから大丈夫です。
早く良い知らせをアップできるように頑張りますね。
返信する

コメントを投稿