パトリシアの日記

2007年9月末
一条工務店「夢の家」が完成
山あり谷ありの建築日記

謝 罪

2007-05-30 01:05:09 | 大工工事ストップ
■26日(土)

立会い翌日、お出かけ前にちょっと実家に寄りました。
誰もいないと思った現場に人影が・・・。監督が中を片付けに来ていました。
時間が迫ってましたがパトもせめて階段だけでもと、掃除機をかけました。

帰り際、監督が一言。
「明日の朝、私と大工で中の掃除と整頓をさせていただきます。」
『えっ、来るの?』と一瞬思いましたが、道具もそのままだからしょうがないか・・・。

その日、夜9時半過ぎに監督から電話がありました。
「ご主人様が出張される前に一度お二人にお会いして、今回の事を大工が謝罪したいと
言っております。明日、ご都合がよろしい時にお時間をいただけないでしょうか?」

こんな夜更けに監督から電話などかかってきたことがないし、第一謝罪なんて
立会いの時に何も話がありませんでした。それに、なんで工事長じゃなく、監督なわけ?
こりゃ監督の知恵ではあるまい・・・。影にブレーンがいるわね。

本人からちゃんとした謝罪がないんじゃ、交代にしろ続投にしろお互い心にわだかまりが
残ることは間違いないです。
ましてや は月曜から出張ですので、2週間後に謝罪ってのもどうなの?
このままうやむやになる可能性も無きにしも非ず。日曜10時に現場に行く約束をしました。

■27日(日)

10時に現場到着、なんか緊張しちゃいました。
もう片付けは終わってるのかなと思いながら、玄関入って驚きました。
今までに見たこともない綺麗な現場です。
『やればできるじゃ~ん。メチャ嬉しいんですけど~

「綺麗にしていただき、ありがとうございます。」
そう言って中に入りました。


  【床にゴミも道具もない!】        【整理整頓されてるっ!・・・普通だって

大工サンをチラ見しますと、今までに見たことない神妙なお顔です。
結構背の高い方ですが、この日はとても小さく感じました。

監督に促されて謝罪の言葉を言おうとしているのですが、なかなか
言葉が出て来ません。かなり緊張されていました。

「・・・・ど、どうもすみませんでした。・・・・もう一度チャンスをください。
初心に返ってやり直します・・・。」

工事長の慣れた謝罪ではなく、営業トークの謝罪でもない。
いままで一度も謝罪などしたことがないという感じ。とても危機感のある謝罪でした。

この後 が、「一条ブランドを買ったのだから、一流のものを提供してください。」
その後も色々言ってましたが、割愛させていただきます。

あ、一つ凄いことを監督本人の前で言いました。
「監督も交代してもらおうと思ってました。(笑顔)」
その時、監督がピクリとしたのをパトは見逃しませんでしたよ。

現場に来る前、
   「やっぱり、大工サンにガツンと言ったほうがいいんじゃないの?」
 「いや、そんなに言わない方がいいって。本人が一番わかってるんだから。」
   「そうかな~、じゃ、このお口が止まんなくなったら、止めて。」
 『言うのかよ・・・・』

でも、大工サンの表情やしゃべり方を見たらガツンとなんて言えませんでした。
しかし、これからのお願い事項を述べている途中 のストップが入りました。
『まだ3つ目じゃん。
あまりプレッシャーをかけてはいけませんね。 ま、いいタイミングでしょう。

■28日(月)

夕方6時ごろ工事長から電話がありました。
工事長と大工サンが話合いをされたようです。
週末は遠方で結婚式だったそうで、
「日曜日に大工が謝罪に伺ったと監督から報告を受けております。」
と言われました。やっぱり~、影のブレーンが動いたね。

その時、大工サンの謝罪がどんな印象だったかを聞かれました。
ヤケになっている印象はなかったことを話しましたら、工事長も同じ感想でしたので、
大工サンに復活してもらうことに決まりました。

「お客様にいいものを提供することが第一であり、お客さまの現場が職人を更正させる場で
あってはなりません。『仰るとおり、ごもっとも!』
なにかまた不具合がおきましたら、その時はすぐ交代するよう本人にもラストチャンスで
あることを言ってあります。」

パトは工事長の本当に滑るように出てくる言葉に
「すごいなぁ、慣れてるなぁ」と思いながら、10分程お話を聞いていました。

パトがお願いしたのは、その内容をメールで欲しいということ。
には工事長からメールをしてもらうのが、一番です。
あの内容を正確にメールで説明するのは録音でもしない限り無理です。

30日、31日、1日で、ボードを剥がします。

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21 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
影の・・・ (とまと)
2007-05-30 15:09:08
影のブレーンがうまくまとめた
ような気も正直しますが
大工サンの謝罪の態度からして
今度は期待できるのではないかと
信じたいところですね。

今日からはがしが始まっているのですね。
はがしながら自分がやってしまったことを
反省し、
こちらの気持ちを思い出しながら
1つ1つ丁寧に作業してほしいものです。

文面にして残すのは大事だと思います。
でも二度とこのようなことは
ごめんですね。

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私も… (ピノ)
2007-05-30 16:43:04
パトさんの指摘がなければ、大工さんはその後も惰性で仕事をしていたでしょう…。大工さん自身や今後、施主になられる方にとっても大変意義があることだっとと思います。職人さんにも色々な人がいますが『言うべきことはきちんと相手に伝える』私も見習わなければ…。
この件を契機により素敵なお家になればいいですね。
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再チャレンジ (リストラーダ)
2007-05-30 16:56:52
再チャレンジさせてあげたいですね・・・別の現場で・・・。
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Unknown (やいちゃん)
2007-05-30 17:18:40
影のブレーンが動いたので、とりあえずの謝罪があったのですね。
本当に謝罪をするのは、棟梁さんですよね。
大工さん、この後の仕事を失敗すると、一条工務店での仕事はできなくなると思います。
それだけに、丁寧な仕事されることを期待したいですね。

これは、表向きの言葉です。
本心は、リストラーダさんが書かれているように、
別の現場での再チャレンジをしてほしいと思います。

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むむむ (あよ)
2007-05-30 18:12:01
パトさん、とりあえずはお疲れ様でした

大工さんには0から出直してもらって
これからはいい仕事をしてくれるといいですね。

元気出してくださいね
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とまとさん (パト)
2007-05-30 19:14:49
こんばんは。
大工サンの様子を監督に聞きましたが、本当に反省をしているようでした。謝罪する時、ちょっと震えているよにも見えました。
今日現場に行きましたが、大工サンはいませんでした。どうやら工事長がまずチェックを色々とするようです。
パトが気になるところのチェック事項を朝メールしたのですが、念のため電話でもメールを送ったことを連絡しました。その時についでに床下も見てくださいとお願いしたら、2時間潜ってこれだけのゴミが落ちていましたと に報告してくださったそうです。たいしたゴミではなかったそうです。
明日は大工サンと工事長が二人で現場に入ります。

工事長と「急いで先へ進まない」と約束してありますのでチェックはじっくりしてもらいます。
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大工サンも・・・ (さん坊)
2007-05-30 19:35:53
こんばんは~

色々な事が、あり過ぎましたたね!
今後は、禍を転じて福となすで願っていますょ!
大工サンも反省をしているし、もう後がないので本来は腕もあるのなら期待をしていいと思いますょ!
工事長さんも今まで事情を分かった上で作業を確認、進行をさせるなら、きっと良い家が出来ますょ!
パトさん頑張ってくださいね!
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ラスト (いかりん)
2007-05-30 19:45:29
ホントにラストチャンスですね。
次はありえません。
大工サンの反省と工事長のチェックで
今度こそいいおうちができますように。
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ピノさん (パト)
2007-05-30 19:45:49
こんばんは。
大工だけが良くてもいい家にはなりませんよね。
営業、設計、インテリアコーディネータ、基礎、大工、電気、水道、SDG、、コーキング、塗装、クロス屋さんまで本当に長い道のりですね。
そして監督も大きなポイントだと今回つくづく思いました。
現場に行けない施主にとってこれは大きな問題ですね。我家は工事長がつきましたのこれからは今までよりは良くなると思います。しかし、安心は出来ません。毎日工事長がチェックにくるわけではないので心配はまだ解消されません。

ピノさんのお宅もいろいろと問題があるようですが、これでいいのかな?と思ったら職人にはもちろんですが、監督や工事長に聞いたほうがいいと思います。
職人にも色々な人がいて施主を煙にまいてしまう方もいるので要注意ってこの前父の友人に教えてもらいました。
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リストラーダさん (パト)
2007-05-30 20:16:50
こんばんは。
ごもっともなご意見です。
パトも別の現場で一からやり直しして欲しかったのですが、とりあえずはボードはがしをさせてあげます。
その間工事長がチェックをしてやり直し箇所が多いようでしたらまた考えます。
今、別の大工を頼んだとしても本当にいい大工がくるかと言えばそんなこともないようです。
工事長の管轄ではいい大工に空きがないとなると、他の地区で探すわけですが、この忙しい時期に来る大工はほぼよろしくない大工だそうです。
裏情報ですが、大工交代で更に悪い結果になった現場もあるようです。

一条に入ったすぐはどの大工もチェックが厳しいのですごく丁寧な仕事をします。そして一条に入り込めたら段々と手を抜く職人もいるのだとか。
大工サンが初期のころは仕事も丁寧だったと聞きましたので、続投を決めました。
何よりSDG屋さんが大工サンの仕事を引き受けた時点で、どうしようもない大工ではないということがわかっているからです。
SDG屋さんには仕事が雑で許せない大工さんが数名いて、その人達が入っている現場の仕事を絶対に受けないと仰ってました。まだまだ、とんでもない職人はたくさんいるのです。
おお、怖い。
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