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心に響くクラシック5:歌劇「タイス」の間奏曲(マスネ)

2010年11月15日 | クラシック音楽
 歌劇には幕間に間奏曲が演奏される場合があり、
歌劇のアリア以上に心に響く間奏曲が印象に残る歌劇もある。

マスネ作曲の歌劇「タイス」がそのひとつ。
このオペラは、アフリカのナイル河畔を舞台に、頽廃と享楽に身をやつす女性タイスと、
彼女を救おうとする修道僧の物語である。
この間奏曲は、第2幕第1・2場の間で奏される間奏曲で、
信仰への道を説いた修道僧が、タイスが決心するまで戸口で待っていると告げたところで幕が下り、続いて演奏される曲である。
この曲は、「タイスの瞑想曲」として広く知られている曲だが、
オペラの背景を知ることで、この曲に接する感動が一味違ってくる。

メトロポリタン歌劇場でタイスをルネ・フレミング、修道僧アタナエルをトーマス・ハンプソンが演じた放映を観たとき、幕間の舞台転換やフレミングが楽屋を移動したりする映像が入っているのが大変見ものだった。

タイスの心理的葛藤を表現しているといわれている。
瞑想気分に満ちておりヴァイオリン独奏が心に響く曲である。



Youtube:歌劇「タイス」の間奏曲(マスネ)

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