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車いすテニスの国枝慎吾選手が金メダル

2008年09月16日 | テニス
 北京パラリンピックの車いすテニスの男子シングルス決勝で、国枝慎吾選手(24)が6―3、6―0でオランダのアメルラーン選手(40)を破り、念願の金メダルを手にした。
 8強に終わったアテネの後に、自分のテニスを丸ごと変える決断をした。強いボールを打つためラケットのグリップの握り方を変えた。車いすテニスは2バウンドまで返球が認められるが、健常者の大会に出場、1バウンドで返球する技術を磨いた。またアテネ大会後に取り組んだトップスピンをかけたバックハンドの強打を随所に決め、強さを見せつけた。車いすから繰り出すバックハンドのトップスピンは彼しか出来ないわざで、目を見張るうまさである。昨年は男子で史上初めて年間グランドスラム(四大大会制覇)を達成し、目下世界で鬼に金棒の存在。国枝選手によって車いすテニスのレベルが上がり、健常者のテニス並みに楽しめるものになった。
これからの国枝選手の活躍に目が離せない。

(写真は国枝慎吾選手)
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