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古賀メロディ聴き比べ6:東京ラプソディ

2010年01月25日 | 歌謡曲
 昭和11年(1936年)は、軍国主義が高揚され、軍歌が流行る中で「ああそれなのに」などのネエ小唄が流行するという妙な時代。そんな中で健康的で軽快な曲「東京ラプソディ」が6月に発売された。歌は藤山一郎が歌っている。

 藤山一郎は、明治44年(1911年)、東京日本橋蠣殻町の生まれ。生家はモスリンの問屋さん。慶応の幼稚舎普通部を経て昭和4年に上野の東京音楽学校、現在の東京芸術大学声楽科に入学。
 歌ってはいけない流行歌を、傾いた家業を助けるためアルバイトでうたっていたのが学校にバレて一カ月の停学処分。それでも音楽学校は首席で卒業した。

しかし家業のかかえた借金莫大で、その返済のためもあり、流行歌手が本業になり、古賀メロディだけでなく、数々のヒット曲をとばした。平成5年に亡くなっている。

 神田・ニコライ堂


<「東京ラプソディ」 自選聴き比べ>
1.藤山一郎 最初にレコードをだした清潔な歌い方。
2.女性歌手 坂本冬美・伍代夏子・藤あやこ・長山洋子・香西かおり 1994。



     東京ラプソディ

  作詞:門田ゆたか、作曲:古賀政男
  唄:藤山一郎 (昭和11年)

 1 花咲き 花散る宵も
   銀座の柳の下で
   待つは君ひとり 君ひとり
   逢えば行く ティールーム
   楽し都 恋の都
   夢のパラダイスよ 花の東京

 2 現(うつつ)に夢見る君の
   神田は想い出の街
   いまもこの胸に この胸に
   ニコライの 鐘も鳴る
   楽し都 恋の都
   夢のパラダイスよ 花の東京

 3 明けても暮れても歌う
   ジャズの浅草行けば
   恋の踊り子の 踊り子の
   ほくろさえ 忘られぬ
   楽し都 恋の都
   夢のパラダイスよ 花の東京
 4 夜更けにひととき寄せて
   なまめく新宿駅の
   あの娘(こ)はダンサーか ダンサーか
   気にかかる あの指輪
   楽し都 恋の都
   夢のパラダイスよ 花の東京

 5 花咲く都に住んで
   変わらぬ誓いを交わす
   変わる東京の 屋根の下
   咲く花も 赤い薔薇
   楽し都 恋の都
   夢のパラダイスよ 花の東京
   楽し都 恋の都
   夢のパラダイスよ 花の東京


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