テニスとランとデジカメと

私の趣味3点+その他の紹介です。
(縮小画像はクリックで拡大表示)
「リンクメニュー」(分類別目次)機能付。

古賀メロディ聴き比べ4:サーカスの唄

2010年01月11日 | 歌謡曲
 昭和8年(1933)3月、東京・芝浦で開かれた「万国婦人子供博覧会」を記念して、ドイツのハーゲンベック・サーカスが来日した。団員総勢約150人、動物182頭。日本人が初めて見る本格的なサーカスであった。
 このサーカスの宣伝のために作られたのが、『サーカスの唄』である。この歌は、古賀政男の快調なメロディと西條八十のしゃれたフレーズによって大ヒットした。
 この曲をレコーディングした松平晃は当時の歌手の中では抜きんでた容貌の持ち主といわれ、その端正な容姿と甘い抒情的なバリトンの歌声が、多くのファンを魅了した。戦後は渡航したブラジルで原因不明の血液病にかかり、何度も手術を受けた結果声が荒るなどでホット曲に恵まれず50歳で他界した。

 松平晃

<「サーカスの唄」 自選聴き比べ>
1.松平晃 最初にレコードを出した歌手。若い清楚な歌声。
2.森昌子 懐メロもなかなかうまい。
3.美空ひばり 高音低音独特の節回しで歌い上げる。



     サーカスの唄

  作詞:西條八十、作曲:古賀政男
  唄:松平晃  (昭和8年)

  1 旅のつばくろ 淋しかないか
    おれもさみしい サーカス暮らし
    とんぼがえりで 今年もくれて
    知らぬ他国の 花を見た

  2 昨日市場で ちょいと見た娘
    色は色白 すんなり腰よ
    鞭(むち)の振りよで 獅子さえなびくに
    可愛いあの娘(こ)は うす情

  3 あの娘(こ)住む町 恋しい町を
    遠くはなれて テントで暮らしゃ
    月も冴えます 心も冴える
    馬の寝息で ねむられぬ

  4 朝は朝霧 夕べは夜霧
    泣いちゃいけない クラリオネット
    流れながれる 浮藻(うきも)の花は
    明日も咲きましょ あの町で





ブログセンタ