吃飯了没有?

元中国深セン駐在員のブログ~中国・中国芸能情報・各方面の旅行日記、日本の街歩き情報を配信します。

中国人スタッフの名前の呼び方

2010-08-12 00:12:33 | 工作雑感
久々にカテゴリ「工作雑感」への投稿です。最近私の日本人同僚が中国人スタッフを呼ぶ際の名前の呼び方が気になりましたので、その内容をアップします。

先日、ある日本人同僚が黄さんというスタッフを呼んだときのこと。日本人っぽく「ホアンさん」と小さめの声でしたので相手が気づきませんでした。すると今度は「ホアンさん、ホアンさん」と2回続けて呼びました。するとさすがに周りのスタッフは、その日本人が誰かを呼んでいるということには気づいたのですが、果たして誰を呼んだのかハッキリわかりません。従って、誰も「はい」と返事をするに至りませんでした。その日本人上司は皆が顔を向けたところで特定の人に向かって「ホアンさん」とダメ押ししたので、ホアンさん本人が自分が呼ばれたことに気づき席を立って日本人上司の机まで歩いていきました。

何でこんなことになってしまうのかと言いますと、日本人は声が小さくてハッキリとした発音で名前を呼べないので、一体誰を呼んでいるのかわからないのです。ホアンさんの周りにハーさんがいたりワンさんがいたりしますし、同じホアンさんという名前の人が近くにもう1人いたりする場合もあります。ホアンがワンに聞こえたり、ハーに聞こえたりします。

この問題は、中国人同士で名前を呼び合う場合には非常に起きにくくなります。何故なら、声が大きいということもあるのですが、彼らは紛らわしい苗字の場合はフルネーム、あるいは名前だけで呼ぶことも非常に多いからです。私も大体相手をフルネームで呼ぶことが多いです。フルネームだと相手は一発で気づいてくれます。日本人が中国の生活に慣れたか慣れていないかは、こういう名前の呼び方1つで判断することができますね。

それともう1つ気になったことがあります。私の会社の中国人課長の名前を仮に王さんとします。周りの部下からは老王(ラオワン)と呼ばれているのですが、皆様ご存知のように老は親しみと敬意の両方を表す言葉です。よって同年代の同僚や部下が「課長」という肩書きの代わりに使うことは問題ないのですが、かなり上の役職である日本人スタッフまでが老王と呼んでいるので私は違和感を感じてしまいます。

今日は中国人スタッフの名前の呼び方についてお話しましたが、こういう名前の呼び方1つで日本人の中国語に対する理解度を感じ取ってしまう今日この頃です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿