宮城県詩人会の色川幸子さんから「千田さんのDead or Alive、霧笛も聞こえてきそうな港町に犯人らしき人物と、俺には関係ないことだ!どっちだっていい!という人物が映画のようにくっきりと見えてきて、この人物の次の〝日〟をも読みたいと思いました。/「祭礼」及川良子さん…きょうはよき日!なんでもない日よ続け!きりりとした詩に心、動きました。/千田遊人さんのみずみずしい感性はうらやま . . . 本文を読む
◆創刊四〇年である。 いつのまにか、時が経ている。 私が、二十歳代のときは、未来に明確な希望があった。世界中のすべてのひとが、総体として少なくとも今よりは幸せな生活を送ることができる未来があると信じていた。自分自身の未来も、同様に信じられたと思う。 いや、私はすでに挫折していた。都落ちした人間であった。しかし、故郷の小さな町で新規まき直し、希望をサイズダウンしながら生き直して行けるはずと思った。世 . . . 本文を読む