ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

奥本大三郎 ランボーはなぜ詩を捨てたのか インターナショナル新書

2021-10-29 23:27:34 | エッセイ
 発行元は新潮社インターナショナル。 奥本大三郎氏は、虫屋である。野山で虫を追うのみならず、書斎においてファーブル昆虫記の完訳を成し遂げた斯界の偉人である。というか、本業はフランス文学者である。埼玉大学名誉教授。ランボーの専門家。言うまでもなく、ハリウッド映画ではなく、フランスの天才詩人アルチュール・ランボーの方である。 そして、何を隠そう、私の恩師である。埼玉大学教養学部フランス文学研究室におい . . . 本文を読む