今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

アンドリュー・ワイエス

2009-02-15 12:26:38 | ノンジャンル
県美で開催中のアンドリュー・ワイエス展に行ってきた。
「創造への道程」とサブタイトルがふってあるように
素描から本画への過程がわかるように展示されているのだった。

最終的な完成作である緻密なテンペラに対して、
水彩画は「習作」として並べられるけれど、
その習作自体が、テンペラ作品とは別の独立した作品として魅力あるものになっている。
例えば、刷毛跡のダイナミックな、ドライブラシでの「幻影」の方が、
鏡に映った自分自身に驚く、という画家の最初の着想が
直に伝わってくるような気がした。

デッサンの美しい線、水彩の押さえた色合いも
テンペラでの緻密な表現も、
こんなふうに思いのままに描けたら
発想からエスキース、最終的な作品までの遠い道のりも
楽しいだろうなー。

フライヤーを漁りに地下2階に行ってみたら
「作品制作中」と書かれた囲いの中で
床にうずくまって、夥しい数のさいころを並べている人がいた。
17日からの「アーツ・チャレンジ2009」の作品らしい。

フライヤーを見ると
「外国のダイスは1の目が黒くて小さいけれど
日本のさいころの1は赤くて大きい○。
その日本のさいころを使って日の丸を再構築する」と書いてある。
赤い面、黒っぽく見える面(6)、白っぽく見える面(2とか3とか)を生かして
さいころをモザイクタイルのように並べて絵を作っているのだった。
完成作も面白いだろうけど、制作過程を観るのもおもしろかった。

「アヴァンギャルド・チャイナ」や「アニマルズ 三沢厚彦の世界」
名古屋でもやるんだ・・・
関東在住の友人が「アヴァンギャルド・チャイナ」を観て
気持ち悪くなったと言っていた。
観たくもあり、観たくなくもあり・・・


それから、セントラル出力センターに行って
パネルを受け取って
花粉が舞う中、くしゃみ連発しながらよたよた帰った。

先日の造形フェスティバルで、
講師作品として「干しじいたけ」を展示させてもらった。
子どもたちの作品と同じ部屋に並ぶと
やっぱり子どもの作品のパワーには負けてしまい、
自分の絵がとてもツマラナイものに見え
「出さなきゃよかった・・・・」と思ったのだが、
よその教室の保護者の方が気に入って、
「家で飾りたいので、欲しい」と言ってくださった。

うちでもどうせ納戸の中に放り込みっぱなしなのでお譲りしてもよかったけど、
干しじいたけたちを手放したくない気持ちもまだあるので
スキャン&出力&パネル加工してもらったのだった。

この絵をおうちに飾りたいと思われるなんて
さすがお子さんを造形教室に通わせておられるだけのことはある!
家内安全・夫婦円満・子孫繁栄・偕老同穴の願いを込めて
送らせていただきます。


複製                 オリジナル

コメント (4)
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