今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

ヴァロットン展など

2014-09-22 15:10:00 | ノンジャンル
お呼ばれで東京に行けたので(*^_^*)
三菱一号館美術館で開催中の「冷たい炎の画家 ヴァロットン展」を観てきました。

アングルに感銘を受けて模写したりしていたというのがよくわかる、アカデミックな絵も描ける人だけど、画面のど真ん中に自分の後ろ姿を(真っ黒な影で)入れたり、主役のはずの人物の、手前のテーブルをやたら大きく描いたりして、普通だったらそうは描かないだろう・・・という構図が印象的な画家でした。
木版画の作品がいっぱいあって、どれもよかったです。

ヴァロットンって初めて聞く名前だと思っていたら、ルナールの「にんじん」の挿絵(これも木版画)を描いていた人で、昔持っていた文庫本の挿絵をいいなと思って眺めていたことを思い出しました。
(懐かしかったので、古本を注文したら、昔持っていたものより、もっと昔な感じのものが届きました(-_-;))

「にんじん」の中でも、にんじんのおとうさんのルピック氏と、ルピック夫人はうまくいっていないみたいだし、ヴァロットンさんも奥さんである大画商の娘とはうまくいっていなかったということなので、お互い話が合ったのかな~(ルナール自身はどうだったか知りませんが)と勝手に想像しています。





「貞淑なシュザンヌ」という絵など、シュザンヌさんの目つきは全然貞淑じゃないし、ちかちかする帽子を被っているし、手前にいる二人の紳士の頭がてらてらとプラスチックのような質感で、へんてこで面白いので、ポストカードがほしかったのですが、印刷の色が全然違うので、買うのをやめました。
ほしい作品のポストカードはなかったりするのも、残念です。

それから教文館のナルニア国でやっている、出久根 育さんの原画展に行き、原画の美しさと、絵本になった印刷の美しさを見比べて、ため息をつき、



G8でTIS展を観て(一律35,000円で売られている)、赤いピンがあの絵にもこの絵にも付いているのに感心して、帰りました。


前日は、表彰式だったのですが、初めて行った去年の何倍も緊張しました。。。





コメント
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