今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

似てない?

2009-05-31 13:45:00 | ノンジャンル
日春展(松坂屋美術館)と福田繁雄追悼展(プリズム)と村越昭彦展(セントラルアートギャラリー)を観た。


日春展の奨励賞受賞作品のうちの一つに目をひかれた。

http://www.iai-artgallery.com/haruten/44-nisiyunten/html/44-07.htm

15年も前、浜松に引っ越した年、
市展に出した絵が大賞をもらえたことがあった。
妹にもらったお古のB全パネルに描いたアクリル画。
(タイトルは「どこまでも」)
息子たちがチョークで社宅の敷地でらくがきしているところ。






この路線で頑張り続けることができたら
日展に入選することもできたかも・・・・????
ネットで調べてみたら(←ヒマ人)
この絵を描いた日本画家の人は有名な日本画家の息子さんで
日本画家一族だった。
世襲制ではないけれど、
日本画家は、おとうさんも日本画家という人が結構多いようだ。
家に乗り板とか広い画室とかあって、
岩絵の具も揃っているというのはスタート地点がやっぱり違いますよね。

その一方で、フェーマスを通して知り合いになった人で、
大学で日本画を学んだわけでもなく、
カルチャーセンターで始めたのをきっかけに精進して
日展や日春展に入選している主婦もいる。
マンションのリビングで、息子さんたちに邪魔者扱いされながら
出品作を描くという話だった。
(150号ともなると考えただけで大変そう)
それだけの根性がない自分は
置く場所もとらない
描く場所も、家の中の空いている場所を転々とさすらえばなんとかなる
ちっこい絵を描く。
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猫を抱いて小川を泳ぐ

2009-05-28 12:50:00 | ノンジャンル


電車に乗ったり、病院で待つことがないとますます貧弱な読書量 -_-;
しかも、新たに開拓するのが面倒な年ごろになり、ここしばらくの履歴は、
小川洋子小川洋子小川洋子角田光代角田光代小川洋子瀬尾まいこ群ようこ角田光代桜庭一樹角田光代角田光代角田光代桐野夏生角田光代島本理生群ようこ角田光代、とこんな感じで同じ人の小説ばかり。


写真で見ると普通のまっとうな人のような印象で、
文章も気品があるのに、描かれている世界は、
それと感じさせないヘンなところがいっぱいあるのがこの人の小説。

リトル・アリョーヒンは、絵になるイメージなのに、
思いを寄せる女の子とのロマンティックなような場面で、
「唇の脛毛」が震えたりもつれたりするのだ。

この人の小説の登場人物の多くは、固有名詞が与えられず、
「少年」とか「弟」とか「ホルン演奏家」とかで呼ばれて
それが頭の中でぼんやりと焦点の合わない透明なイメージを結ばせて
現実とは微妙に離れた不思議な世界に連れていかれる。
スト―リィよりも、読んでいる時間のその世界に浸っていること自体を楽しむ感じ。

唇に脛毛という設定にする、小川洋子のヘンなところが好き。

ブログを書くのって恥ずかしい。
読まれるのは恥ずかしい。
しょうもないことしか書けない日常で、いつもすみません・・・



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ハポンとチャイナ

2009-05-24 11:34:00 | ノンジャンル










追加公演をやっているということなので
去年も行ってなかなかよかった
「ハポン劇場」の「草枕」を観に行った。

ニワトリさんの衣装や動きがかわいかった。
小坊主の衣装(鍋のフタを縫い付けた帽子?)やダンスもよかった。
奈落(?)をお風呂に見立てたり
背面の扉(すぐ外が公道)から役者が出入りしたり
(なので、上演時間に劇場の前にいると
いろいろ面白い物が見られますよー)
感心させられる演出の工夫満載で楽しい。
「芝居は、役者の身体を味わうために有る」という
この芝居の作者の言葉を
なるほど~と実感させられる舞台だった。

その後、なかなか行けなかった愛知県美術館の
三沢厚彦のANIMALSを観ようと思って
アヴァンギャルド・チャイナは、疲れそうだからまあいいやパスしよう
ANIMALSの券をくださいと言うと、常設展扱いということで
常設展の券をわざわざ買うのももったいない気がして
アヴァンギャルド・チャイナの券を買えば
常設展の券もついてくるということなので
アヴァンギャルド・チャイナも観る羽目になって、
観たらやっぱり疲れた。

「身体を張ったパフォーマンス」=アートなのか・・・
カーテンで仕切られた、映像作品の部屋の入り口に
「見る人によっては気分が悪くなるかもしれないから」
と但し書きがついている。
文化大革命の後遺症で鬱屈?
10年以上前、こういうパフォーマンスをしたアーティストたちは
今はどう思っているんだろう。
あんなパフォーマンスしちゃって痛かった。若気の至り。
などとは思っていないでしょうが。

 画像は県美術館のホームページから



つけたし。
6月4日で1989年の天安門事件から20年になるという記事が新聞に載っていた。
経済成長著しい今の中国でも民主化は進むどころかきびしい監視、規制が続いているそうだ。
中国の学生の間でもかつてのような関心は薄れ、また、同様に厳しい就職状況の中で問題視されることを怖れて行動に出る学生が減っているとか。
米国はもっと中国の人権問題に関心を持ってほしい、
日本の関心は非常に薄い、という声が載っていた。

無関心だった他国の人間に意識させる、という意味でも、意味のある中国現代アートだった。
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口惜しゅうございますと嬉しゅうございます

2009-05-11 13:21:00 | ノンジャンル
4月28日深夜(正確には29日未明)に出して、30日に届いたコンペ作品は、連休明けの5月7日にはもう戻ってきた(T_T)
妄想を繰り広げる間もないくらい速攻の審査及び返却だった。
(描きながら、入選したらどうしよう・・・と妄想していましたが。)
造形の絵本審査以上のスピードだ。

下描きができた時点で、1日に2~3枚を仕上げないと間に合わないというペース配分はどう考えても無理があった。
(勿論時間だけの問題ではないけど。)
いつも同じことの繰り返し。
消印有効の締切日にばたばたしていて
息子に「ああ、今日もまたおかあのそういう日か・・・」と言われた。
もうこういうことのないようにしたいと反省しても無駄だから反省はやめよう。

そのコンペの前々年度の入選作品が出版されたということなので
本屋で立ち読み^_^;

「くさをはむ」
しまうまの気持ちになりきったような絵本だった。
言葉にセンスがあるなあ・・・詩人だなあ・・・

と感心しながら、他の絵本の市場調査もしながら
長時間本屋の絵本コーナーにいたのに、その絵本も他の絵本もレジに持って行く人が誰もいなかった。
絵本(だけでなく一般書もだけど)って完全に供給が需要を上回っているよなあ・・・
そういう自分もあんまり買わない。
置く場所がないから。
家の者それぞれの増殖する本で。
月刊絵本のような薄っぺらなもの(真ん中がホチキスで綴じてあるようなやつ)だったら買うのに・・・
わざわざハードカバーで出版しなおさなくても、と思ったりする。


嬉しゅうございます\(^o^)/は、
おひさまの賞の関係で、仕事がいただけたこと(おひさまではない)。
久々の幼児誌のお仕事。
ちゃんと空気読んで、怖い顔にならないように、毒気が出ないように自戒しよう。
連休の間に描いたラフはどのページも描き直し・・・
今度はOK出ますように。


連休中に「ゴーギャン展」開催中の名古屋ボストン美術館に行ったら、1階まで行列のすごい人出だった。
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこに行くのか」は、自分の最高傑作とゴーギャンが自分で言ってる、この展覧会の目玉。
その目玉を借りるために予算を使い果たしたのか、展示作品数が少なかった。
また、12日以降に展示されるという「かぐわしき大地」もまだなかったので、「ゴーギャンらしい」絵は少なかった。
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忌野さんを悼む

2009-05-03 13:35:00 | ノンジャンル
邦楽の中では一番好きだったのでコンサートに行ったりした(もう何十年も前)。
「あいしあってるか~い」(か~いの辺りにアクセント)に代表される独特の口調が、ライブ後、観客に感染してしまうのだった。
この人の前にも後にも似たような人はいない、突出した個性だったと思う。

58歳の若さで残念です。

それにしても、歌手に声を取るか命を取るかなんて、何て残酷な選択を迫られるのだろう。
コメント (6)
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