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538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

昭和博徒外伝

2010-03-25 00:03:41 | OV
ヤクザ映画なのでオリジナルヴィデオの範疇にはいるのかな
それにしては普通のOVは4:3比のシネスコになってるのに
このOVは最初からLBのビスタサイズ
どっかでレイトショー公開でもするつもりでいたのか
箔をつけるために
でも、どこの小屋にもかかんなかった
というところかなぁ

なんせ主役が青田典子さん
どこから見てもやくざの姐さんには見えない
けど、がんばってはいたように見えましたよ

仁義きるときの語尾で息がぬけていくのがちょっとききづらかったですけども

昭和テイストでくるんだコテコテのヤクザ映画
いまどきホントOVでないと誰も見ないようなシノップス

昭和30年代半ばのお話
群馬から東京に出てくるときの列車が蒸気機関車
ってそりゃありえない

昭和33年には東京タワーが完成し
39年に東京オリンピックで新幹線が開通してるんですから
30年半ば群馬から東京は列車でしょ

時代をノスタルジックにするのはかまいませんけど
もうちょっと時代考証しかりしておかないとねぇ

青田典子さん女博徒になりきれてない
凛とし芯が見えてこないのですよね
役名は夜叉姫のお凛さんなんですけどね

立居にも所作にも
殺陣にも凛々しさ見えなかったのが・・・

清水健太郎はもうOV一筋の間に
役柄としての見得とためを使うようになられたのですね
ちょっとはずし気味ではありましたが

こういうコテコテの映画には見得とかためがあると
芝居がしまりますね
そういう意味では寺島進の演技がながれちゃうのは
タメがないからでしょうか
そこいらが彼を軽い役にしてるのでしょうか

いいキャラで好きな役者さんだけにちょっと残念
ま、彼も意識的にタメなし演技をしてるのかもしれませんがねぇ。

それにしてもこのシノップスで107分の尺は
ただただ長いだけ。

野獣(クーガ)の檻 Nami第42雑居房

2009-07-05 23:59:38 | OV
ほしのあきさんの「野獣の城」を見ていたので
ちょっと期待していたのですが
期待した方がまちがいなんでしょうか

陳腐なストーリーって言っちゃえば
身も蓋もないのですが
「さそり」をリスペクトしたようなシノップスでしたね

主人公の役名も奇しくも「ナミ」でしたけど
梶さんの「さそり」ほど勢いも
面白さも毛頭望むべきもありませんが

冒頭主役の小阪由佳さんが白鞘で
男4人とチャンバラするのですが・・・
これってラストとリンクしてると
考えていいのかな?

刀が触れ合う時に火花散らしてくれてましたね
これはCGさんのGJ!!
あとCGは刑務所の夜全景のところかな

続編が作られるという寸法なのかもしれませんね
復讐に燃え脱出までは成功するのですが
復讐のシーンはない
ということで、そう考えたのですが・・・

ってことで映画的なカタルシスもないんですよね
映画としてはエロシーンも含めて
かなり中途半端

ネタばれになってしまいましたけど・・・
復讐に燃え脱出への意欲が
主人公の監獄生活を支えていたはずなのにねぇ

女囚映画としてはキャットファイトはあるものの
シャワーシーンというか入浴シーンなし
ということでこれまた中途半端。

FULL METAL 極道

2009-06-13 01:34:22 | OV
三池崇史監督作品
したがって面白くないはずがない
極道映画とサイボーグ映画のコラボネーション

ありきたりの極道映画のシノップスを
主人公をサイボーグとして生き返らせることで
こんなに面白い映画になるんですねェ

主人公にうじきつよし
なぜに彼がキャスティングされたのか
そこは前半のいくじなし部分と
後半のサイボーグとしてのギャップが合致したんでしょうね
キャラクターはよかったですが

サイボーグになってからの哀歓がちょっと欲しかったような
気もするけどうじきさんで人あってる

特筆すべきは田口トモロヲさんのマッドサイエンスでしょう
この人何を演じても自分のものにしちゃう人
きちがいぶりは右に出る人なし。

港雄一さんと大杉連さんはピンク出身
大杉さんはこわもても、告白ぶりも、好々爺もなんでも演じられる
港さんはやくざ幹部に人はあってるようですが
ピンクで女を犯すときのしゅんぱつな獰猛さが
やくざとしての役づけにほしかったし
女をいたぶるシーンでもう少し好色感をだして欲しかったなぁ

北村康(現 一輝)さんが
敵役として出演されてるという貴重さもありますね
最近じゃ悪役やんないだろうし
胴体真っ二つにされることもないですよねぇ

ということで大杉さんの首が飛ぶ
うじきさんの目玉取り出される
後頭部の脳漿見えてる

という、三池ワールド全開な映画でした。
104分とちょっと長いけど
視覚的に楽しめたし
カタルシスもじゅうぶんということでした。

くノ一忍法伝 天使と悪魔 ~女淫哀涙抄~

2009-03-05 01:18:37 | OV
アメリカさんの10本セットのDVD BOXを購入しちゃったので
見たら書きますよこのシリーズ
チープなんですけどね。

女性監督さんなのでしょうか?
竹内美年子さん
脚本も書かれてるようですね

主役のというか3人の女優さんの筆頭にクレジットされてるのに
柘植美奈子という女優さんを脱がさなかったりするんですね

ただこの人どういういきさつかは不明ながら
食うや食わずでさまよってる設定で
顔や手は泥で汚してるにもかかわらず
素足で歩いてるショットでは足がものの見事にきれいでいたのには
笑えた

今回は露店でしるこを商売いてる方が町人髷の
かつらをきちんと羽二重の上に載せてましたが・・・

くノ一の忍法の一つがタイトルについてる「哀涙」に
かかわっているのですね
この忍法にはきちんとCGも使ったりしてる。

で、もう一つの忍法はおもしろかったですね
口をキスで奪ってしまうので
しゃべれなくなるのですが・・・

そのかわり口をとられた男性の下の息子さんが
なんでもよくしゃべっちゃう

フエイクというか、勃起状態の大人の玩具を
下帯でかくして撮影されてるのですが

性器がしゃべるといったら
フランスのハードコアポルノ「プッシートーク」
性器にマイクを向けると性遍歴をとうとうと喋るというのがありましたが
もろパクリですよね
性別こそ違えどもこのOVは・・・

チープではありますがこういうお遊び感覚な映画は好きです。

女囚07号玲奈

2008-11-19 00:47:23 | OV
「野獣の城」「女囚Σ」「女囚カオリ」とOVの女囚ものを見てきましたが、
どうも1本芯が抜けてるのが・・・
と思いながらも、近所のスーパーでDVDのセールコーナーが出来ていて1000円で新品が買えるということで
買ってしまいました楠城華子さんの女囚OVを

07号だから玲奈なのでしょうか?
玲奈だから07号にしたのかな

妹探して女囚になって女囚殺し合いのギャンブルに飛び込んだ主人公
楠城さんのOVを見るのは2回目ですが
前は華がない
といったようですが・・・演技の基本ができてないだけでしたねぇ
でてくる女優さん達も大同小異でしたが
菅田俊さんのみが一人気炎を吐いても
面白い映画にはならないようで

発想は面白いので女優さんと演出でもっと面白くなっても良いはず
女囚はみんなアスリート経験者
主人公は新体操のリボンとか

ちょっとその片鱗を見せるシーンはあるにはあったのですが
もう少しその辺に創意工夫をして欲しかった
他が殺しあって、主人公は何もしないまま生き残っていく

っていうのは主人公としてもあるまじき存在でしかないような気がする。

しかし、楠城さんのイメージDVDという本編とは関係ない特典映像満載でしたね
ある意味プロモーションではあるのですが

東大出としてもこのままじゃいつかはポシャる・・・

監禁烈島 美しき女豹

2008-10-31 00:33:31 | OV
1999年、世界戦争後のハルマゲドン
よくある時代背景ですが
ハルマゲドンの荒涼感は皆無ですね画面では
山の中は緑が生い茂ってるし
小川の水は澄んでるし

ラスト砂漠は海岸のビーチだし(汗

新興宗教の洗脳と
それに敢然と立ち向かうサイコセラピー
なんでサイコセラピストがガンマンみたいな格好ででてくるの
ってツッコミはやめておきますが
拳銃がコルトピースメーカーですよね

新興宗教が邪教で教祖がほとんど色○ちがい
それに洗脳ったって
ハルマゲドンなんだからすがって来る人々に洗脳はいらないでしょ
ってまたまたツッコミたくなる

登場人物がステレオタイプなのは仕方ないとしても
邪教の人間が4人くらい
で、こちら側も5人くらい

宗教施設に忍び込んでも人数がいない
エキストラも使えない低予算だというのが
笑ってしまう

エロティック・ハード・アクション!!
というキャッチでしたが
すべてに中途半端感が否めない

ラストはなぜか教祖様がもとヤクザで
主人公のサイコセラピストの敵とか
急な展開ですよね

さらに主人公が胸撃たれるのですが
荒野の1ドル銀貨のパクリかと思える伏線みたいなのが
あったのですが
撃たれたはずなのに無傷で
種明かしなし・・・って
もう突っ込むのも辞めました。

修羅の妻たち 射殺者の妻、その愛

2008-10-16 00:26:23 | OV
DVDのジャケットとタイトルに釣られて購入したのですが・・・

小沢仁志さんも出てらっしゃるし、こいつは面白そうだと思ったのですが
画面に緊迫感は無い

アクションもお色気も
そしてシノップスのヤクザの抗争もかなり中途半端、
GPミュージアムのVシネなので
一連のシリーズみたく思わせぶりにのんべんだらり
と言っても、村上和彦原作ものはそれなりに見られて、
次見たくなるのですけど、
これはあきません

東映さんの極妻の二番煎じにもなりきれてないのは一体・・・

主役の楠城華子さんに華が無い
一本調子というか女の情感と凄みがかんじられない

ちゃあ失礼にあたるかも知れないですが

ただ、楠城さんの鼻筋から口元、口の大きさ唇の形に
往年の江波杏子さんの面影を時々見受けたので
もう少し女としての凄み情炎さを描出させたら
それなりの作品には仕上がったかなと・・・

低予算で高回転率をあげようとジャケットにつられて見てしまいましたが
こんなもんかな・・・と

GETAWAY アブナイ女

2008-10-12 00:49:14 | OV
オリジナルビデオは理屈抜きに面白い。
ビデオ屋さんの高回転に寄与することが目的だから、
つまり娯楽に徹してるからいいのである・・・

プログラムピクチャーの精神を受け継いでる
映画野郎たちが低予算の中で知恵をしぼって作り出した
血と汗と涙の結晶がOVなのかも知れない
けど、中途半端な作品も山ほどあるのも事実。

ペキンパーの「ゲッタウエイ」のパクリと言ったらいけないのかな?
インスパイアーというよりはリスペクトと言う方がいいのかもしれない。
けど、低予算で作ってるせいかちょっとちゃっちいけど

そのちゃっちい雰囲気がニッポン的で
なんかすっと物語に入っていける

片岡礼子さんがイイ!!
そして小沢和義がなんというんだろう虚無的な味を出している。

エロシーンを控えめにして
逃避行をメインにしてるんだけど
三浦半島内でのロケでしょうか
ロードムービーになり損なってしまいましたね
そこがちゃっちいと思った点かもしれませんが・・・

湘南警察とか台詞に入ってましたし
神奈川県警のロゴ付けたパトカーを走らせてましたので
半島は三浦半島。って二度も書いてる(汗
しかし、三浦半島を俯瞰で捕らえたロケ地は一体ドコ?

っていうか何年の製作映画なんだろう?
DVDのリリースは96年になってるんだけど
ストーリーの中で一切携帯電話が使われていない。
公衆電話なんですよね
違和感なくみていたけど(汗
今なら全部絶対携帯なんだろうな

エンドロールで衣装協力PEACH JOHNになっていたのですが
片岡礼子さんが付けていた
あの黒い下着がPEACH JOHNってことですか。

野獣(クーガ)の城 女囚1316

2008-10-02 01:28:36 | OV
ほしのあきさん主演の女囚映画というかVシネマ。
16:9比の画面を4:3比でDVD収録されている。

女囚映画と書いたがネタは
フランス映画「ニキータ」のパクリ
といっても殺人放火とかの死刑囚・無期刑期囚の女囚を集めて
政府の第三者機関が殺人マシーンに訓練するという
コンセプトだけをパクってる。

しかし内容は女囚ものの範疇からはみ出してない

で、設定は絶海の孤島になってるが・・・
和歌山市の友が島だそうで、
旧日本軍の軍事施設が残ってるところでロケされたようですね。

残されてる煉瓦作りの建物はこの映画に背景としての
リアリテイは与えてるからロケハンの勝利ですねぇ

女囚映画のエッセンス
入浴・キャットファイトなどは組み入れられてますが
脱走がメインテーマでしょうか?

ほしのあき初主演ですので
ご本人は声質を落として演じられてますが
キッと感情の怒りを表現する場面とかキャットファイトとか
ちょっとムリがあるような

懲罰でホース放水があるのですが
全員(といっても13人ほどですが)ヘア丸出しで並ばされてるのですが
そこにほしのさんはいない(汗
ほしのさんは両腕で胸かくして放水浴びさせられてるインサートカットが2回のみ

しかし両腕で胸隠してるんですが放水の勢いが強いのか
DVD静止画でコマ送りすると
乳頭がこぼれてる
というおたから映画になってまあす(笑

そこしか見るとこのないVシネですが、
加納竜、デビット伊東が味な演技をしている。

江戸女刑罰史~女郎雲~

2008-09-21 00:13:43 | OV
ここのブログ開設の第一弾に
「江戸女刑罰史~緊縛妖艶遊女~」を記事に仕立てたのですが
その時はほとんどボロクソに書いていたと思いますが・・・

同じ脚本・監督作品なのにどうしてこうも雲泥の差がついてしまうのでしょうか?

回想シーンはモノクロで無声映画をリスペクトしてるし
タイトルは「女郎雲」って人生流転、流離いの意味を込めて
さらに主人公の商売をいれて
あえて「蜘蛛」を「雲」に転換してる
このセンスオブワンダー

映像的にも
ロケーションハンティングをきちんと行って、
時代劇らしい木橋とか
一本松にお地蔵さん(これはアトづけの作り物でしょうけど)の引き絵
なんて抜群のロケーション!!

江戸の町並みや俯瞰映像の為にちゃんと江戸村借りてるんですよね
したがって目一杯活用していたような・・・
女郎屋さんのお部屋のセットもきちんと組んでるんですよ

前作でちょっと収益があったのでしょうかねぇ

映像的にも随所に映画だなあと思わせる撮り方してるような
映像に深みがかんじられるんです。

と、褒めちぎってきましたが
メインタイトルの刑罰というか
女郎の足抜けの体罰にしちゃ
あまりにもチープだし
朋輩の刑罰はありゃ いわゆる体罰だし
ここいらにもう一工夫あるとすっきりした作品になるようですが

主演の穂花さんは「片腕マシンガール」で
ドリルブラジャーつけてた方ですよね

台詞が廓言葉っぽくなってるので
ちょとまわしづらかったようですが・・・

女郎としてのやさぐれ感がなんともいえぬ味わい
というかほとんど地だったのかも(爆

さすがに子役は芸名というか名前だせないのか
男女ともローマ字表記の名前だけでしたね