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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

赤色で元気を出して…

2011年03月21日 22時00分40秒 | 宝物

12干支が5回転で還暦です。

60歳で、もう一度、生まれた時に戻るという

意味で「赤いチャンチャンコ」を着てお祝い

するのです。

赤いチャンチャンコの意味は、諸説があります

が、生命の始まり=赤ちゃんの時を意味する、

とか「赤が魔除け」だからこれからを祝して、

とか言われています。

でも、赤ちゃんの誕生を「赤」でお祝いして、

年をとったらもう一度「赤」お祝いするのは

何も日本だけの事ではない様です。

インドも、韓国も、トルコもそうですが、

面白いのは、ナイジェリア南東部の

カラバリ族では、生の終わりが豊穣の赤…

要するにお葬式が「赤」という部族もあります。

亡くなった方が埋葬を待つ間、出産を終えた

ばかりの女性が身にまとう赤い布が囲まれた部屋

で安置されます。人生の終わりは、生命の始まり

だと考えられているからです。

赤は、「生命力」「元気」の象徴であるのは、

世界共通のようです。

最近は、災害など、つらい事が続いていますので

赤を身にまとって元気を出しましょう。

(参考文献:世界の染料、顔料、画材 マール社)


ミャンマーでのモリスの仕事

2011年03月21日 20時00分58秒 | ルビー

前回のミャンマー出張は、

首都ネピドでミャンマー政府入札会

のルビーの研究機関として正式に

ブースを出しました。

モリスは、ミャンマーでルビーの

品質を見分ける仕事もしています。

実は、モリスは、政府公認の

ルビーの研究機関なのです。

日本では、いちジュエラーですので、

余り言いませんが…。

写真は、ミヨテ部長と出品リストを

見ながら視察です。

モリスの真面目に仕事をしている場面です。


テディーベアなのか? チャウチャウか?

2011年03月21日 08時12分39秒 | 宝物

「…これは、なんだ?」

一瞬、何のモチーフかというよりも、

マイクロパヴェという小さなダイヤモンドを

隙間なく敷き詰めたリングの大きさにビックリ

しました。

作業は、勿論、手作業ですが、ルーペで拡大して

見てもダイヤモンドを留めている爪の部分は一つ

も緩んでいません。

大したものだなと思って、デザインを見たら、

テディーベアーか?

チャウチャウ犬か?

どちらにしろ、この

「本気でつくったかわいいリング」は、

ひょうきんです。


上海の結婚情報誌…皆喜=ゼクシー

2011年03月20日 20時18分55秒 | 海外旅行記

何かやっている…と思って行ってみたら、

やはり、ブライダルフェアーでした。

「皆喜」と書いて「ゼクシー」と読みます。

日本のリクルートのゼクシー現地版です。

何となく懐かしい…のは、モリスも4年前に

このブライダルフェアーで「モリスブライダル」

の新作を発表し、販売していたのですから…。

今でも、南京西路の梅龍鎮広場(伊勢丹の入っている

ショッピングモール)でモリスブライダルが

並んでいます。

それにしても中国のブライダルは豪華絢爛です。

記念写真を撮るのも映画の撮影班のような機材と

取材班が同行して大事です。

時々、市内で映画の撮影かな?と思ったら

結婚記念写真の撮影だと聞いてびっくりします。

一人っ子政策で、お子さんが少ないので、

ご両親の気合の入り方も凄いのかも知れません。


まさに、一大イベントです。


日常を感じられる…ジュエリーは大切なモノ

2011年03月20日 09時29分11秒 | 宝物

今朝、目を覚ますと、日本ではなく、

上海でした。

寝ぼけていたのかも知れませんが、

一瞬、「頭を打ったかな?」と

少し心配になりましたが、右手に

着けている「マイルビー」を見て

(見る癖があるのです)

不思議と「出張なんだ…」と

落ち着きました。

人というのは、家族なり、身に着け

ているものなり、何か「日常」が

そばにあれば大丈夫なものなのです。

私の場合は、他の宝石ではそんな気が

しないのですが、ルビーを見ると

安心します。

これも見えない魅力化も…


少ない宝石

2011年03月19日 07時29分38秒 | 宝物

写真は、鉱区の原石の産出状況です。

ミャンマー産の無処理で美しいルビーが

如何に希少であるか?ということを

キチンと認識して、説明ができるためには、

どの位の原石があって、その原石の品質は

どうであるのか?をしっかりと調べたい…。

それでは、産出した原石の品質を一つ一つ

見分けて、品質ごとにクオリティースケール

の上に並べてしまえ…と、

原始的ですが、一番当たり前の方法を取り

入れてみました。

そして、宝石の定義は、

美しく、希少で、経年変化の無いモノといわれて

いますが、希少で、美しい、経年変化がないもの、

と順番を変えた方がいいかな?

と実際にやってみると、そう感じました。

とにかく、それだけ少ないのです。


ルビーはいつから人間が探しているだろう

2011年03月18日 14時27分22秒 | 宝物

 

最高のルビーが採掘されるミャンマーですが、

いつから採掘がされていたのでしょうか?

ヨーロッパの資料では、1500年代の後半には、

ビルマ国王が採掘をしていたと記されています。

書物の記録としては、16世紀には採掘されて

いたそうです。

私が「指輪を手に取る会」で拝見した

ヒストリックなミャンマー産ルビーが使われた

リングは12世紀のモノでしたし、

インドでは、2000年前にはミャンマー産の

ルビーが最高の宝石であるといわれていた

そうです。ミャンマーでも紀元前の時代の

集落の遺跡からルビーを採掘する道具類が

一緒に見つかっているので、採掘は紀元前

から始まっていたのかも知れません。

更に、ルビーを語源通りの「赤い石」まで

概念を広げて見てみると、古代エジプトの

初期、約4000年前にまでさかのぼります。

この時代は、赤い石はすべて同じと見なされて

いたため、「カーネリアン」が主流でした。

 


どうぞ、頑張って下さい。

2011年03月17日 19時59分04秒 | 今日の出来事

寒くなってきました。

京都でも0度のサインが出ていましたから、

東北はどれくらい寒いのでしょうか?

地震、津波…大変なことだらけですが、

焚き火で何とか凌いで頂きたいと思います。

明日は、我が身に起こるかも知れません。

その時に頑張り切れるように、体を鍛えて

おかないといけない。

そう思いました。

被災地の皆さん、どうか頑張り切って下さい。

状況が好転することを祈っております。


嬉しい出来事… でも、ちょっと面白い

2011年03月17日 16時30分57秒 | 海外旅行記

ミャンマーのヤンゴンでよく見る光景です。

昔、日本で活躍していた市バスと白いトヨタ、

ハイラックスのピックアップトラック。

私が子供の頃に、工事現場などに停まっていた

のを思いだします。

そして、なにか、日本語が書いています。

「オープンエアーの風に乗る!」

日本語を使って頂いて、しかもブランド名の

ように見せびらかして頂き本当にありがたい

のですが、一人でうけてしまいました。

 

この様に親日国のミャンマーでは、日本語は

ブランドです。

こういう国と、しっかり仲良く、お互いに協力

していければ良いなと思います。


ルビーも人間も

2011年03月17日 06時55分31秒 | 宝物

カット研磨する前のルビーの原石は、独特の

美しさを持っています。

写真の結晶は、カット研磨をしたら更に

美しさが際立つモノですが、カット研磨したら

美しさが何処かへ行ってしまう結晶もあります。

その結晶の性格に合わないことをしても

美しくなることはありません。

同じものが2つと無いので、どちらを宝石の上面に

したら良いのか? などの理論的なものは当たり前

過ぎて頼りになりません。

最後は、感覚的な世界。

「こんな感じだ…」で決まります。

ただ、そのままの方が美しかった原石もあります。

カット研磨してから気づくのです。

私たち人間の子供でも、そういう子はいるのかも

知れないな…。

ルビーを見ていると色々な事を感じさせてくれます。


懐かしい方とお会いしました…ヤンゴンで

2011年03月16日 22時52分10秒 | 宝物


写真は、モリスミャンマーのパートナーであり、

ミャンマーのお兄さん的存在イエットさんと

左端が元鉱山省のNo2で今は引退されている

ウィンティーさん。

展示会の時にわざわざ日本まで応援に来て

頂いたモリスの応援団です。

そして、何と言っても在任中は本当にお世話に

なった、前駐日ミャンマー連邦国大使ラミン氏

です。

今は、ヤンゴンに帰っておられて、お偉いさん

になられています。

「ヤンゴンに居てます」と連絡したら、

皆で集まることになりました。

本当に懐かしく、嬉しい夜でした。