ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

幸せが道…

2011年03月01日 22時12分38秒 | 宝物

今日はいい事を聞きました。

私が、いつか楽がしたいね。。とワイフに行ったら、

中国ではね、

There is no way to happiness, happiness is the way.

幸せはへの道はありません。幸せが道なのです。

というそうですよ。と教えてくれました。

。。。なるほど。。。

いま忙しいので、幸せは後でいいや。。。というのではなく、

いま忙しい事も楽しんで、幸せを感じましょうと。

そういえば、来日していた中国のゲストも同じような

事をおっしゃっていました。

良いことを教えてもらいました。


ルビーの処理は、きちんと情報開示しないと…

2011年03月01日 17時07分13秒 | 宝物

ルビーは、その殆どが加熱処理をして

美しさを改良しています。

なぜ、そんなことをするのかというと、

無処理で美しいルビーは極端に少ない

からです。

…というお話をしていると、

加熱処理で色を改良したルビーをお持ち

の方が(私も含めて)

「それでは、私のルビーは価値がないのか?」

とご立腹されるかも知れません。

がそれは、違います。

 

私が申し上げているのは、無処理で

美しく1ctを超える様なルビーは、

特別高級で、もうあまり産出されない「お宝」

だということです。


処理をして数量を増やすことができるものと、

もうあまりない「お宝」を同じ名称で呼ぶの

はどうかな?と思うわけです。


今はまだ、準備中ですのが…。

ルビーの研究を続けて、処理の有無を判断できる

様になるまで現地に張り付きます。

鉱山では、数が激減してきており、宝石ルビーの

鉱脈が終わった時が、モリスルビーがブランドと

してスタートする時です。


それよりも、心配なのは、

最近は、非加熱????…?と思われる

ルビーに「加熱した痕跡が認められない」と

コメントされたルビーを「非加熱ルビー」

と呼んでいる風景を見受けることがあります。

これは、さすがにマズイかも知れません。

それは、怖いルビーです。

加熱してあるだろうな…と思ってご購入

されるか、無処理である訳を説明して

貰った方が良いですね。

後で、「あれ?加熱されてましたね」と

なった時に、ど~してくれるのかを書面で

しっかり残されておいた方が良いかも

知れません。


ルビーをお探しになる方は、

鑑別書が何を書いているか?

よりも、誰から紹介されているルビーなのか?

の方が大切だと思います。

お気を付け下さい。


14世紀のルビーリングが教えてくれること

2011年03月01日 08時09分27秒 | 宝物

写真は、14世紀のヨーロッパのリングです。

14世紀といえば、日本では、鎌倉時代の

後期から室町時代でしょうか。

いまお召しになられていても全然おかしく

ないデザインですし、ミャンマー産もしく

はその近辺の接触変成岩起源のルビーです。

丸くカボションカットされた中央あたりに

天然無処理石特有の赤色の強い部分と弱い

部分がまだら模様のようになっています。

今では、欠点としてとらえられるポイント

ですが、色のムラを真ん中に堂々と持って

きて研磨しているところに感動します。

人が自然に合わせているのです。

今のように「地球にやさしい」とか変な事

を行っていません。「地球のおかげです」

みたいな。。

それだけルビーが貴重なものだった

ことをうかがい知ることができますし、

人間の力ではどうしようもない、

逆に自然を崇拝する気持ちが伝わって

きます。

今も輝いて、それを私たちに教えてく

れている様な気がしてなりません。

(真ん中が光っていないのは、色が抜けて

いるから)

橋本コレクションで拝見したリングです。