上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

眠りの大切さを学校で教えて戴きたい。

2011-07-02 22:49:51 | 爺の寝言戯言独り言

【講師の依頼…】 あるイベント会社から電話があった。9月のある日曜日に、ショッピングセンターで「うつ病と眠り」についてのイベントで、お話しをして欲しいという依頼電話であった。名古屋市の企画だそうだ。お断りした、というとカッコが良いが実は「うつ病と眠り」というのはとても難しく、爺ごときが喋れるものではない。医学部の教授クラスの博学が無いと無理である。「うつ病と眠り」は医学界に於いても研究段階と言えるのが現状です。社会的に睡眠の問題で引き起こされる経済的損失などは、今3兆円を超えると言われている。こうしたイベントを名古屋市が企画するというのは、睡眠の大切さが認識されてきたからなんだろう。更に進む高齢化社会で医療費を抑えるためにも眠りは大切という訳だ。

【初めてのご来店客様】 オーダー枕に興味があって測定に来られた。チラシ等には測定無料としているから興味本位と言えば当然のことである。測定後、オーダー敷きとオーダー枕で寝て戴いた。

「すげえ気持ちいなぁ。」

「言ってみれば貴方に最適な理想の枕に理想の敷きで寝て戴いたんですから気持ち良いのは当然ですよ」

「上向いて寝れるじゃん」

「?(どういうこと)」

「俺の布団真ん中だけがペッたんこだし、カビが生えてんだ。」

「えぇ・・・!(ちょっと言葉が出なかった)どんな布団に寝てるの?」

「ネットで980円(聞き違えたかも)で買ったふとん。」

「(まさかという気もしたが)ふとん、干さないの?」

「干した事無い。」

「(幼稚園ぐらいの)子供の健康にも良くないよ。ところで職業は?」

「車のセールスしてる。」収入は世間並みだろう。

こんなお客様ばかりではないが、正直びっくりした。核家族化しているからか、早くから親元を離れ一人の生活をしていたのか、寝具や眠りの基本的な事を知らないようだ。日常(毎日)の寝具の手入れや季節毎の寝具の入れ替えなど、更には布団によっては作り直し(リフォーム)ができると言う事など、全く知らなかったと言われる。

 健康的に元気に日々国民の皆さんが過ごして戴くために「眠りの大切さ」が言われているが、このお客様は動機は何であれ寝具に少し興味を持って戴いたが、現実若い人ほど寝具には興味の無い人が増えているような気がする。寝具に関してだけではないが、かっては親から子に孫に自然に伝わっていた「日本という風土の中で快適に生活する知恵」というものが伝わらなくなってきたようだ。例えば、最近多いのが「カビ」に関する苦情(?)であり、というより常識が欠落してカビを発生させてしまう方が多くなった。

 眠りの本質を知らないから、「夜更かしは遺憾!」というが、何故遺憾なのか理由が分からない。親が分かっていないから、子供も一緒になって夜遅くまでTVなどをみている。夜10時過ぎにコンビニやファミレスに子供連れで来るニューファミリーがいる。彼らには罪悪感はない。いけない理由を教えていないからだ。

 

【ブログへコメント下さったお客様(受験生)】ブログに書き込んで戴いたコメントをそのまま再掲します。

ためになりました。 (凛)
2011-06-28 19:14:25
こんにちは。

夏の夜が始まって、しばらく(?)しましたが、
昨日は、今夏で一番寝苦しかったのです。
そこで、いろいろ調べていたら、ここへたどり着きました。

いやはや・・すごいの一言に尽きます!

今年、受験生になった私は、以前よりも睡眠の問題に対して、慎重に取り組まなければならなくなったのですが、(質の良い睡眠など・・)

ここで、かなり解決できそうです!

(さっそく、今夜から実践してみます!)

すごく感謝しています。


ありがとうございました!


コメントを残すかはわかりませんが、また来ます!

 日本の受験生(というより子供全般)の睡眠時間は、世界で最も短いと言われている。受験生といえば勉強することが仕事。だが、効率良く学習するという意味ではノートの取り方とか試験によく出るポイントなどに目が向いてしまう。睡眠不足では勉強の効率は落ちることはなんとなく理解できるが、じゃあ具体的にどういう眠り方をすれば、上質な睡眠が得られるかという事はほとんど知らないだろう。

 うつ病の話ではないが、大人になって睡眠トラブルを抱える人を少なくするためにも、子供の時から睡眠の事を学校で教えて貰いたいものだ。教えるとなれば、保健体育の時間か家庭科の時間だろう。だが、その前に大学短大で睡眠学を教えていないから、体育や家庭科の教師だけでなく、他の教科の教師になっっても「眠るとは何ぞや」という命題に答えられる先生はほとんどいないだろう。眠るとは、「本能」的な事かもしれないが、本能だからといって自由にしてしまうと生活が乱れてしまう。健康的に日々過ごして戴くには、人(類)にとっての眠りの本質をしっかりと知ってもらいたいものだ。

 お医者様に行くまでも無いが、なんとなく眠りに問題のある方は多いのだろう。健康のためにいろいろなサプリメントを飲んでいても、不眠症や睡眠障害であったりすれば何にもならない。寝具店が寝具販売所から「眠りの相談所」に成らざるを得ない理由はそこにあるのかも・・・。

 睡眠の大切さを知って生活すれば、それはある意味予防医学でもあると思う。だから、早くから眠りの大切さを学校で教えて戴きたい」と思うのです。

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1 コメント

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Unknown (ハチダイ)
2011-07-03 05:35:09
不眠で悩んでいる人を助ける事は難しいのですね。ふとんを見ると「寝なきゃ」という強迫観念を感じるという事を聞いた事もあります。

うつ病からの出口も眠れるようにするという事とは違うアプローチが有効かもしれませんね。
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