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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

猛暑日の妻女山里山デザイン・プロジェクトは、倒木処理と除草。昼はアヒージョとカンパーニュ(妻女山里山通信)

2024-08-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 長野市の最高気温が36度の猛暑日。妻女山里山デザイン・プロジェクト(妻女山SDP)は、倒木処理や除草をしました。9時半頃の山上は27度。なんとか作業はできました。

 まず林道脇に市が切って転がしておいた5mほどの落葉松を玉切りして処理。上が折れた立ち枯れの落葉松を発見。いつ倒れるかも知れず危険なので伐倒します。

 受け口を作ります。

 慎重に切っていきます。

 安全に伐倒できました。

 玉切りして足で蹴飛ばして転がします。

 林道脇に持ち上げて。

 転がり落ちる危険があるので玉切りします。

 これで大丈夫でしょう。

 伐倒した落葉松は樹齢が50年以上でした。ここは桑畑だったところです。養蚕が終わり、かわりに落葉松を植林したのがその頃。我が家の山もそうでした。売ればいいのですが1本数百円にしかなりません。なので放置林になっているのです。まあ二酸化炭素は吸収してくれますが。里山が荒れ放題なのはお金にならないからです。我々も無償で里山保全をしていますが、限界があります。

 その脇に立ち枯れの栗の木があったのでこれも切りました。これでここの作業は終了。約30分かかりました。取り敢えず長坂峠に登って休憩。

 次に長坂峠南面の除草。ノイバラとヨウシュヤマゴボウを刈ります。ここはイノシシの通り道なので藪にすると隠れ場所になって危ないので除草します。オオムラサキの幼虫の食樹のエノキがあるので、その周囲も綺麗にします。30分たらずで終了。帰りにここで読者のSさんと邂逅。タマムシの撮影をしていました。

 貝母の群生地のある陣場平へ。ここはアカネとか在来種の植物もあるので、貝母群生地の中のヒカゲイノコズチとイネ科の植物だけ除草します。ものすごい数のクロメマトイにまとわりつかれます。オニヤンマくんもクロメマトイには全く効きません。タオルを振り回すといなくなりますがいっ時です。ゴーグルをしていないと目に飛び込んできます。有害帰化生物のアカボシゴマダラが一頭。

 イネ科の植物は株になるのでヤマグワで根こそぎ掘り起こしました。20分ほどで終了。樫の木のベンチでしばし休憩。蝉の声だけ。樹液バーにも何もいませんでした。昨年に続き猛暑で昆虫がほとんど見られません。ただ長いスパンでは地球は寒冷化に向かっており、その過程でドラスティックな気象変動が起きると。縄文海進の際はもっと高音でした。全てをCO2のせいにするのは、政治的経済的な思惑によるものです。テレビなんぞに出ない本物の気象専門家は(たとえばある東大の名誉教授)最新のミランコビッチ・サイクルなどで語っていますが、マスゴミは全く取りあげません。SDGsも本当は非常に胡散臭いのです。メガソーラーは上海電力が膨大な二酸化炭素をだして製造しているものです。メガソーラーで阿蘇山や釧路湿原が壊滅の危機。自然災害に弱く破壊されたら、カドミウム、カドミウムテルル、鉛、ヒ素などが流出し回収は不可能です。要するに全て利権、金なのです。テレビや新聞は信用してはいけません。全て利権巨大企業をスポンサーにしています。コロナワクチンもそうです。

 最後は昼に使わせてもらうKさんのログハウスへ。まず除草します。階段も腐ってきているのでなんとかしないといけません。

 綺麗になりました。藪にしておくと野生動物が来ます。5月にはキツネがいました。淡竹の季節には親子連れの熊も来ます。熊に顔を引っかかれたが命に別条はないと報道されますが、顔面の骨が砕かれます。熊は臆病なのでまず出会わない用意が必要です。生まれて間もない子連れの熊には熊鈴は役に立ちません。前もってホイッスルや爆竹で逃げる時間を与えることです。藪を近づいてくる熊を三回ほど追い払ったことがありますが、お互い見えていないからできることです。目があったら限界距離以上だったら後ろ向きにしずしずと逃げる。限界距離以内だったら前蹴りか目をナイフやカマで刺す。爪が来る前に。死んだふり?やったことがないので分かりません。

 まず掃除をして昼餉の用意。今回はアヒージョとカンパーニュなど。不思議なことにログハウスの中にはクロメマトイは入って来ません。

 殻付きの有頭海老。帆立貝、タコ、マッシュルーム、ブロッコリーなど。他に焼きトウモロコシ。ゆるゆると時が流れていきます。2時頃に下山して解散。さすがに疲れました。私は自宅に戻ってぬるい温泉へ。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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