■21年間(私は20年目)続いたこのgooブログが、11月18日に閉鎖されます。早速、FC2にこれまでの記事をすべて移しました。9月末まで両方に同じ記事をアップします。10月からはFC2だけになります。こちらをクリックで見られます。モリモリキッズ」。
お盆休み最終日、「空を飛ぶ宝石」と呼ばれるオオセイボウと「幸せを呼ぶ青い蜂」ナミルリモンハナバチの撮影に出かけました。最高気温は35度予報でしたが実際は32度。山上もそれぐらいでしたが湿度が高く雲が覆う時間もあり風も吹いて撮影は非常に困難な状況になりました。二つ前、三つ前の記事と比べると少し不本意な仕上がりです。相手が自然ですから仕方がありません。

まず現れたのはオオセイボウ。ドロで巣を作るスズバチの巣に卵を産み付け、幼虫はスズバチが持ってきた蝶や蛾の幼虫とスズバチの幼虫も食べて成長する寄生蜂です。

構造色なので光の加減で色が変わります。そのメタリックな美しさから「宝石蜂」と呼ばれます。

二つ前の記事でオオセイボウが寄生するスズバチの写真を載せました。

哀れといえば哀れなんですが、寄生バチ自身も多種の寄生バチによって寄生されることがあります。寄生蜂によって寄主の昆虫が異常に増えるのを抑制しているという側面もあります。

しばらくして「幸せを呼ぶ青い蜂」ナミルリモンハナバチが登場。やはり寄生蜂。コシブトハナバチ類(スジボソフトハナバチ)やケブカハナバチ類の巣に寄生(労働寄生)し、幼虫は巣に貯えられた花粉などを横取りして育つという生態をしています。このカットでは、複眼の間の少し上に三つの単眼があるのがよくわかります。

長い口吻を花に刺して蜜を吸い蜜胃に貯めます。

胸部の背の下端がWの形をしているのがよくわかります。

全国的に減少傾向で、県によって絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧種に指定されています。長野県では準絶滅危惧種に指定されています。

今回は日陰の花にしか集まらなかったので撮影は困難を極めました。

動きが速く光量が足りないためほとんどがブレてしまいました。

ベニシジミのオスが吸蜜中のメスにアタックしようとしています。二頭でクルクル卍飛翔をしていましたが、求愛は成就したでしょうか。

ハラアカヤドリハキリバチ。この蜂もナミルリモンハナバチと同様に労働寄生をします。オオハキリバチの巣に侵入し、オオハキリバチが幼虫のために保存していた餌に産卵し、巣を乗っ取ります。その際に、卵は噛み潰し、幼虫は外に捨てます。オオハキリバチは知らずにせっせと餌を運びます。

オオモンツチバチ。別名はコガネバチで、『ファーブルの昆虫記』にも出てきます。土の中のコガネムシ類の幼虫に卵を産み付ける寄生蜂です。 コガネムシの幼虫をにおいで探して土に潜り、幼虫を見つけると毒針で幼虫を麻痺させ産卵をします。

アベリア。和名はハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)。スイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木。19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。

コバノガマズミの実。ガマズミの実はずっと大きく。ルビー色の老化防止に効く抗酸化作用の強い果実酒ができます。

ヤブガラシ(藪枯)の花盤。蜜がたくさん溜まっていますが、オオセイボウやナミルリモンハナバチなどの小さなハチは吸蜜できません。ヤブガラシは貧乏葛と呼ばれるけっこう厄介な夏の雑草です。葉はモロヘイヤのように粘りがあり食べられるそうです。

茶臼山中腹の林檎畑越しに右に奇妙山。奥に根子岳と四阿山。林檎が少し色づき始めていますが秋映えでしょうか。近くにはシナノゴールドも見られました。
■「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
『アマゾンひとり旅』を掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!
■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」 ムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログ。世界中からアクセスがあります。70年代の美大生の赤裸々な日々。ロンドンでQueenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話など。
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●YouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。。
●もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー。
お盆休み最終日、「空を飛ぶ宝石」と呼ばれるオオセイボウと「幸せを呼ぶ青い蜂」ナミルリモンハナバチの撮影に出かけました。最高気温は35度予報でしたが実際は32度。山上もそれぐらいでしたが湿度が高く雲が覆う時間もあり風も吹いて撮影は非常に困難な状況になりました。二つ前、三つ前の記事と比べると少し不本意な仕上がりです。相手が自然ですから仕方がありません。

まず現れたのはオオセイボウ。ドロで巣を作るスズバチの巣に卵を産み付け、幼虫はスズバチが持ってきた蝶や蛾の幼虫とスズバチの幼虫も食べて成長する寄生蜂です。

構造色なので光の加減で色が変わります。そのメタリックな美しさから「宝石蜂」と呼ばれます。

二つ前の記事でオオセイボウが寄生するスズバチの写真を載せました。

哀れといえば哀れなんですが、寄生バチ自身も多種の寄生バチによって寄生されることがあります。寄生蜂によって寄主の昆虫が異常に増えるのを抑制しているという側面もあります。

しばらくして「幸せを呼ぶ青い蜂」ナミルリモンハナバチが登場。やはり寄生蜂。コシブトハナバチ類(スジボソフトハナバチ)やケブカハナバチ類の巣に寄生(労働寄生)し、幼虫は巣に貯えられた花粉などを横取りして育つという生態をしています。このカットでは、複眼の間の少し上に三つの単眼があるのがよくわかります。

長い口吻を花に刺して蜜を吸い蜜胃に貯めます。

胸部の背の下端がWの形をしているのがよくわかります。

全国的に減少傾向で、県によって絶滅危惧Ⅰ類、絶滅危惧Ⅱ類、準絶滅危惧種に指定されています。長野県では準絶滅危惧種に指定されています。

今回は日陰の花にしか集まらなかったので撮影は困難を極めました。

動きが速く光量が足りないためほとんどがブレてしまいました。

ベニシジミのオスが吸蜜中のメスにアタックしようとしています。二頭でクルクル卍飛翔をしていましたが、求愛は成就したでしょうか。

ハラアカヤドリハキリバチ。この蜂もナミルリモンハナバチと同様に労働寄生をします。オオハキリバチの巣に侵入し、オオハキリバチが幼虫のために保存していた餌に産卵し、巣を乗っ取ります。その際に、卵は噛み潰し、幼虫は外に捨てます。オオハキリバチは知らずにせっせと餌を運びます。

オオモンツチバチ。別名はコガネバチで、『ファーブルの昆虫記』にも出てきます。土の中のコガネムシ類の幼虫に卵を産み付ける寄生蜂です。 コガネムシの幼虫をにおいで探して土に潜り、幼虫を見つけると毒針で幼虫を麻痺させ産卵をします。

アベリア。和名はハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)。スイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木。19世紀中期にイタリアで作出された交配種です。

コバノガマズミの実。ガマズミの実はずっと大きく。ルビー色の老化防止に効く抗酸化作用の強い果実酒ができます。

ヤブガラシ(藪枯)の花盤。蜜がたくさん溜まっていますが、オオセイボウやナミルリモンハナバチなどの小さなハチは吸蜜できません。ヤブガラシは貧乏葛と呼ばれるけっこう厄介な夏の雑草です。葉はモロヘイヤのように粘りがあり食べられるそうです。

茶臼山中腹の林檎畑越しに右に奇妙山。奥に根子岳と四阿山。林檎が少し色づき始めていますが秋映えでしょうか。近くにはシナノゴールドも見られました。
■「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
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■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」 ムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログ。世界中からアクセスがあります。70年代の美大生の赤裸々な日々。ロンドンでQueenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話など。
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