モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

台風15号通過で晴天の妻女山へ。久しぶりに山仕事に勤しみました。ホウズキの実。ガマズミの赤い実(妻女山里山通信)

2022-09-25 | アウトドア・ネイチャーフォト
 台風12号、14号、15号と来るたびに気象病で、自律神経失調症でひっくり返っていました。三連休の最後はやっと晴天に。こんな晴れの日はいつ以来か思い出せないほどです。息子と待ち合わせて妻女山へ。

 妻女山展望台の後ろにある四阿からの景色。中央に茶臼山。北アルプスは見えませんが、やがて雲が消えるだろうと思いました。ただミンミンゼミは鳴いているし、うんざりするほど夏モードが残っています。

 戊辰戦争以降の戦没者を祀った妻女山松代招魂社。夏の暴風雨で瓦が落下、現在も危険なので参拝はできません。奉賛会も高齢化していますし、屋根も吹き替えが必要でしょう。しかし、宗教施設なので税金は使えないし、今後の保全は大変だと思います。

 息子は、10月2日に善光寺の表参道、中央通りで行われるワークショップの材料を作りに来ました。杉の丸太を薄く切って、子供達にコースターを作ってもらうのです。無料です。ヤスリで磨いて色を塗る。絵を描いてもいいですね。

 昆虫は少ないです。モンキチョウとヤマトシジミぐらい。アキアカネも少し見られました。

 ホウズキの実。子供の頃からある場所にはありました。赤く熟した実を食べた思い出。

 ガマズミの赤い実。ガマズミ酒を作るために採取しました。抗酸化作用がありルビー色の綺麗なお酒ができます。

 セスジハリバエ(ヤドリバエ科)。孵化した幼虫はチョウやガの幼虫に寄生します。

 作業が済んで長坂峠に登り、サワグルミの伐採をしてもらいました。横にオオムラサキの食樹の榎があり、その成長の妨げになるからです。サワグルミは、パイオニアプランツで、放っておくと樹高25mぐらいにもなります。それぐらい大きくなれば材として売れるのですが。今回は若木を4本ぐらい伐倒してもらいました。

 次に林道脇のクヌギの若木の下枝を切ってもらいました。低い下枝があると、蔓草が巻き付いて藪になるからです。林道にもはみ出してきます。

 クヌギのドングリ。葉は細く実が丸いのが特徴。コナラは葉の先が広く長細いドングリです。

 昼前に作業は終わり下山。四阿で昼食。稲荷寿司は自家製の柿酢と奄美大島のキビ糖。茶臼山で採ってきた自然薯のむかご入り。白出汁と本味醂の卵焼き。柿酢が入った煮ゴボウ。最後に花鰹を大量にまぶして。信州丸茄子の辛子漬け。これもキビ糖なのでコクがあります。

 その四阿から見る北アルプス。雲が取れました。左に鹿島槍ヶ岳。右に五竜岳。

 その右に白馬三山。今が北アルプスでは最も残雪が少ない季節なのです。信州新町道の駅では、ハナイグチ(ジコ坊)、ウラベニホテイシメジが売られ始めた様ですが、標高の低い妻女山山系はまだです。その前にザラエノハラタケが出るのですが出ていません。地温が高いのです。発生は遅れそうです。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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台風前に茶臼山へ。アサギマダラ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ワレモコウ、アキノギンリョウソウ、ヤマドリタケモドキ、アカハツ(妻女山里山通信)

2022-09-16 | アウトドア・ネイチャーフォト
 台風12号に続いて14号が上陸しそうな三連休。その前にと晴れの金曜日に茶臼山へ。山の気温は25度。日陰では秋の風が気持ちいい。しかし、夏バテで足は重い。ゆっくりと歩き回りました。

 林道を下っていくといきなりアサギマダラに邂逅。2000キロ以上南方から海を渡ってたどり着いた蝶です。この標高に下りてきたということは、聖山山系でも大量に舞っているかも知れません。晴れの日に撮影に行きましょう。

 最高気温が高くまだ最低気温も地温も高いので秋のキノコは少ないのですが、ヤマドリタケモドキかな。傘の色とか個体変異も大きいので確実な同定が必要です。また老菌は食べるべきではありません。

 ひっくり返すと間違いないですね。香りも甘いです。フランスではセップ、イタリアではポルチーニと呼ばれる非常に美味しいキノコです。ただ似ているドクヤマドリやニガイグチがあるので同定は慎重に確実に。パスタ、リゾット、オムレツ、グラタン。オリーブ油はもちろんバターやクリームとも相性抜群です。

 アカハツ。ベニタケ科の美味しい食菌です。傷つけると青くなるので分かります。ハツタケの仲間は種類が多く、乳液の色の違いで食毒が分かるので覚えておくといいですね。いい出汁が出ます。今回は白出汁でお吸い物にしました。絶品です。香り松茸のお吸い物より旨いと思います。

 飯山の郷土料理、富倉蕎麦のつなぎにこの葉の繊維が使われます。無味なので蕎麦の味を損なわずコシの強い蕎麦になります。飯山の名店でいただいた富蔵蕎麦と舞茸の天ぷらは絶品でした。
野尻湖から希望湖へ。飯山で古刹めぐり、飯山城址。高橋まゆみ人形館、富倉そばを堪能して小布施の岩松院。空っぽの菅平ダム(妻女山里山通信):秋の新蕎麦が楽しみです。信州人は新蕎麦を食べないと秋が始まりません。

 棚田に下りました。ヒョウモンチョウの仲間。なんでしょう。

 ナツアカネ。交尾しているカップルがいたのですが、撮影できませんでした。

 ワレモコウ(吾亦紅)バラ科ワレモコウ属の多年草。信州の秋を彩る風情のある野草です。

 ワレモコウに止まるナツアカネ。

 交尾するアオイトトンボ。いいシャッターチャンスをものにできませんでした。残念。

 シロヨメナ(白嫁菜)で吸蜜するヤマトシジミ。おそらくメスで、そこへ交尾を迫るオスが来て乱舞を繰り返していました。いや、左は翅が青いのでオスですね。右もオスかも。ということは縄張り争いですね。

 茶臼山山頂方面へ。アキノギンリョウソウ(秋銀竜草)の群生がありました。ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬)です。ツツジ科シャクジョウソウ属(APG分類)の腐生植物。古い新エングラー体系ではイチヤクソウ科に、クロンキスト体系ではシャクジョウソウ科に分類されていました。葉緑素を持たず、菌類(ベニタケ属のキノコに寄生)から栄養を得ていることから、「菌従属栄養植物」ともいわれます。

 ギンリョウソウとギンリョウソウモドキの違いは、前者が液果になるのに対し、後者は蒴果になります。花弁の縁が細かく裂ける特徴があります。ユウレイタケなどともいわれます。

 シオカラトンボのメス? いや違いますね。羽の先端の褐色からこれはノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)ですね。ただサイズ的にコノシメトンボやリスアカネの可能性も。難しいです。

 拙書でも紹介の北アルプス展望台へ。草刈り機を持った作業服のむくつけき男達が十数人。見ると妻女山SDPのメンバーのS氏が。地域の茶臼山の除草作業に来たそうです。そうやって里山は維持されているのです。右に拙書でも紹介の虫倉山。左奥に雲に隠れた北アルプスが見えます。眼下の田んぼは稲刈りが済んではぜ掛けしているところも。何度訪れても心が癒やされる景色です。ミンミンゼミも鳴いています。

 戻る途中で見つけたクサギ(臭木)の実。草木染めの染料になります。実は鳥が食べて糞で種を撒き増えていきます。

 ハンミョウの生息地へ。今日は数も少なく風も出てきて撮影条件は最悪でした。なんとか撮影。

 やはり何度見ても美しい昆虫です。さて3連休初日、午前中はなんとか晴れそうです。妻女山の里山保全作業に登るつもりです。台風14号で被害が出ないといいのですが。予報では豪雨はない様ですが、強い南風が吹く予報です。北側の斜面や谷でダウンバーストが起きると倒木が発生するので心配です。
 19日(月)。フェーン現象で長野31度で驚いていたら、上越市は36度。新潟は37度で、31度涼しいねと思っています。今夜から明朝の暴風雨が心配です。
 なんて言っていたら、21日(水)は、なんと最低気温が14度、最高気温が18度です。体がついて行きません。20日は台風14号の影響でもの凄い暴風雨でした。心配で妻女山を見に行きましたが、思ったよりも荒れていなくてホッとしました。23日からの三連休も雨の予報。残念ですが、ウラベニホテイシメジと天然舞茸が出るのではと期待しています。ラニーニャ現象がこの冬も続くそうなので、厳冬になりそうです。ただ豪雪地帯以外は積雪は例年並みとか。円安で石油も高騰しているので厚着でしのごうかと思います。カルト自公政権には何も期待できないので。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。お問い合わせください。

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妻女山陣場平へ。台風の影響も。昆虫の少なさに愕然。久しぶりにログハウスへ。妻女山松代招魂社例祭(妻女山里山通信)

2022-09-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 久しぶりに晴れの日曜日。2週間ぶりにカメラ機材や山仕事の道具を積んで妻女山陣場平へ車で登りました。台風11号はそれましたが、そこに向かってもの凄い南風が吹いたので、倒木や落枝の調査も必要です。

 妻女山駐車場から林道(農道)を登ると長坂峠へ向かう最後の6号カーブの上で倒木を発見。切らないと通れません。10分ほどかかって伐採と落枝の除去を終えました。この先にも何箇所か落枝があり、その都度片付けました。車を降りるともの凄い数のクロメマトイに襲われます。ヤブ蚊やアブの様に刺しませんが、油断すると目に入ってきます。ポリカーボネートのゴーグルは必須です。

 久しぶりの陣場平。途中の樹液バーにも何も昆虫はいませんでした。昨年に続きオオムラサキ、カブトムシ、クワガタ、アオカナブン、ミヤマカミキリ、オオスズメバチもほとんど見られませんでした。千曲市の猛毒のネオニコチノイド系農薬の空中散布は数年前に中止になったのに。その後、2年ぐらいして復活の兆しがあったのですが、ここ2年ほど異常な事態が続いています。原因は分かりません。
 イギリスの自然保護トラストBuglife の科学者たちが、英国全土の車のナンバープレートに「ぶつかった虫の数」を計算しました。その結果、この20年間で翅を持つ昆虫が60%近く減少したと発表しました。昆虫の急速な減少の原因は、生息地の破壊、農薬の使用、気候変動などが一因と考えられるということです。
 昆虫は、鳥、コウモリ、爬虫類、魚などの動物の餌となります。また、作物や野花の受粉や養分循環などの重要な役割も果たしています。甲虫、ハチ、トンボ類は、害虫駆除に役立つ捕食者として機能します。
 結果、生態系全体、そして食料生産システムが困窮し、鳥類が激減し人類の食糧危機を招くとしています。農薬、特にネオニコチノイド系農薬やグリホサート剤、放射能、人工電磁波(5G)は昆虫だけでなく人類をも滅ぼすかも知れません。

 陣場平はミズヒキが満開です。ミンミンゼミが鳴いていますが、他の昆虫はあまり見られません。吸蜜できる花も少ないので、昆虫はあまりいません。女郎蜘蛛の巣だけがあちこちに。

 ミズヒキの花は咲いても5ミリもないので、実際に虫眼鏡とかで見ないと分かりません。こんな風に紅白の花で、お目出度い花と言うことが分かります。なお水引は南信の飯田が産地で、全国の7割ほどを作っています。

 キンミズヒキ。ミズヒキより少なめで群生はありませんが、あちこちで見られます。ミズヒキは、タデ科イヌタデ属ですが、キンミズヒキは、バラ科キンミズヒキ属で、近縁種ではありません。

 フウロソウ科フウロソウ属のゲンノショウコ(現の証拠)。胃腸、下痢便秘の薬草として有名です。センブリ、ドクダミなどとともに日本の民間薬の代表的なもの。

 なかなか撮影の被写体がないので、ログハウスに寄りました。久しぶりにKさんがいて歓談。自然も政治経済もとんでもない世の中ですからね。色々な分野の専門家との情報交換は大事です。北アルプスは雲の中。眼下の千曲川も樹木が大きくなって見えなくなりました。この冬にでも伐採が必要ですかね。

 クヌギエダイガフシという 虫こぶ(虫瘤)です。 クヌギエダイガタマバチ(タマバチの一種)が寄生してできたもの。虫こぶ(ゴール・虫えい)は、非常に奥が深い世界です。ヌルデやマタタビなどの虫こぶは、日本の文化を作ってきたともいえます。ぜひ検索して、その魅力にはまってください。

 山椒の実も色づいてきました。実の表面はこんな風にくぼみがあるのです。父は、これが枯れたものをたくさん採取して七味唐辛子を薬研で作っていました。それはまだ冷蔵庫にたくさんあって、大事に使っています。

 イヌタデ。「蓼食う虫も好き好き」は人の好みも様々ということですが、鮎に塩焼きには欠かせない蓼酢があります。これはタデ科の柳蓼の葉をすり潰して酢でのばした調味料で、イヌタデではできません。

 コバノガマズミの赤い実。

 コナラのどんぐり。クヌギのどんぐりは丸いので区別が付きます。どんぐりはあくが強いのでそのままでは食べられませんが、どんぐりコーヒーとかありますね。野生動物は普通に食料にします。

 クヌギの樹皮を鋭い顎で削って樹液をむさぼるオオスズメバチ。今年は数が少ないです。望遠レンズに替える時間がなかったのでマクロレンズで。頭がぶれているのは、もの凄い速さで頭を振って樹液の出る穴を開けているからです。

 ガマズミの実。コバノガマズミより大きいので、ガマズミ酒にはこちらを使います。酸味が強くルビー色のきれいなリキュールができます。抗酸化作用が強く老化防止にもなります。キノコ狩りの季節と重なるので昨年は作り損ないましたが、今年は作ろうと思います。

 ほとんど蝶が見られないのに発見したのは特定外来生物のアカボシゴマダラ。国立環境研究所のサイトによると、「“放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている。」とあります。タテハチョウ科は、植物防疫法で検疫有害動物に指定されています。ゴマダラチョウやオオムラサキと競合するので、それらの減少を招く危険性があります。90年代に誰かが中国から持ち込んだと考えられますが、生態系を破壊する犯罪行為です。

 松代方面の眺め。秋には4年ぶりに真田まつりが10月8・9日に開催される様です。令和4年は真田信之公が松代へ入部して400年の節目を迎えます。今年の祭りは、かなり特別なものになるそうなのでおすすめです。

 今日は、妻女山松代招魂社の例祭でした。戊辰戦争以降の戦没者を祀る神社です。
「戊辰戦争」の戦没者を祀る妻女山松代招魂社と松代藩の戦没者名簿(妻女山里山通信):小さな神社ですが、幕末から明治以降の激動の歴史が刻まれた神社です。

 国道403号の妻女山入り口から見上げる妻女山(旧赤坂山)。展望台までは舗装路で車で登れます。奥に大きな駐車場もあります。手前は上信越自動車道。これと国道の5万5000台の通行で赤松がほとんど枯れました。松枯れ病の原因のほとんどは、実は排気ガスです。

 斎場山の南西では、ダイワハウスによる大規模な開発が行われています。多くが流通センターになり、工場もできる様です。畑の持ち主が高齢になり、維持できなくなって開発が始まったのです。このままでは、日本の自給率はどんどん下がり、有事にはまったく対処できなくなるでしょう。特に大都市に住む人は餓死するしかないと思います。国防の最も重要なのは平和外交と食料です。武器ではありません。統一教会自公政権はそれがまったく分かっていない様です。信者が送った4000億円が北鮮に送られ、核開発やミサイル開発に使われ日本に向けてミサイルをぶっ放していたって、安倍自公政権は馬鹿ですか。シェークスピアだってこんな馬鹿げた狂った話は書けませんよ。いい加減目を覚ましましょう。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。

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台風と秋雨前線で山に行けないので大好きな宮本佳林とか松浦亜弥とかの特集です(妻女山里山通信)

2022-09-08 | ジャズ・BABYMETAL・JuiceJuice・宮本佳林・クラシック
 台風11号と秋雨前線でどうにもなりません。台風12号も来るらしいので油断もできません。ストレスが溜まりますね。で、YouTubeやDVDで好きなBABYMETALやQUEENやハロプロのJuice=Juiceや宮本佳林、松浦亜弥とかを観ています。それだけでなく長野県立歴史館の弥生時代の松原遺跡のレポートとかも。たたら製鉄に関するサイトも観ています。で、大好きな宮本佳林とか松浦亜弥とかの特集です。視聴はぜひYouTubeの全画面フルボリュームで。

宮本佳林『どうして僕らにはやる気がないのか(2021)』Promotion Edit

 作詞:永井葉子なんですが、極めて秀逸ですね。若者向けなのでしょうけれど、必ずしもそうではない。大人にも響きます。儲かるとかそういうことではなく、一番好きなことを見つけて頑張る。自分に嘘を付くサラリーマンや政治家にはなりたくない。20年以上トップであり続ける業種なんてない。造船、繊維、家電、自動車、新聞、テレビ、広告代理店。本当に好きなことをやっていれば、知恵も出るしいい人脈もできる。困難もなんとか乗り越えられる。

♪宮本佳林『氷点下』(オリジナル曲)【2019年10月17日Zepp Tokyo】

 作詞・作曲 山崎あおい:素晴らしい歌詞とメロディです。それを200%歌いあげる彼女の歌唱力と表現力。彼女は23歳ですが、実は芸能界歴14年なんですよね。ベテラン。

2020 オリビアを聴きながら/宮本佳林

 透明感が心地よい。YouTubeで観るをクリックすると観られます。

宮本佳林『ロマンスの途中』(2019年10月17日Zepp Tokyo)

 言わずと知れたJuice=Juiceの代表曲。ひとりで歌える曲じゃないです。どこで息継ぎするの。

宮本佳林『私が言う前に抱きしめなきゃね』(2019年10月17日Zepp Tokyo)

 これもJuice=Juiceの代表曲。パワー全開。何気にバックのダンサーのお姉さん方もすごい人達なんです。

♪宮本佳林『天使のウインク』(松田聖子カバー)【2019年10月17日Zepp Tokyo】

 松田聖子と比べる必要はない。彼女の世界観がちゃんと表現されている。アイドルの歌唱というのは時代によって求められるものが違ってきているのです。キャンディポップの時代からぶりっ子の時代、それを打破した中森明菜で時代は変わりました。そして、ザ・ベストテンの終焉で登場した松浦亜弥のとんでもない才能と苦難。モーニング娘の隆盛と受難の時代。℃-ute始めとする新たなアイドル像。AKBの爆発的なデモンストレーションとその終焉。アイドルとはなにか。次々と卒業するハロプロなどのアイドルが次の新たなステージを確立しつつある。ドラマツルギーで持続してきたBABYMETALは、物語の次が見つけられていない。終わりではない。ここから新たな物語が始まる。それを見届けよう。

宮本佳林『ハウリング』Promotion Edit

 こんな歌も歌えるんだ。アニソンを歌ってほしいな。

宮本佳林のオハコうた「夜に駆ける/YOASOBI」【Artist# 18File】

 何気にこれ凄い! 難曲なのにリズムもピッチも高音も正確で歌詞もはっきり聞こえる。松浦亜弥もそうだけれど、言葉がはっきり聞こえる。まず音程を外さない。イヤモニなくて歌えるのも観たけどこれは凄い。昔のアイドルの様に可愛く歌うということだけではなく、歌詞の意味や想いを伝える歌い方をしている。

Fiesta! Fiesta! / PINK CRES.・鈴木愛理・宮本佳林

 もちろんオリジナルもいいけれど、このメンツで歌うとラテン爆発だね。知り合いのブラジル人が絶賛していたのも分かる。

COVERS - One on One - レディーマーメイド / 鈴木愛理 x 宮本佳林

 愛理と梨沙子がベストと思っていたけれど、はい参りました。

GAM (松浦亜弥・藤本美貴)『メロディーズ』 2007初夏

 上手いだけでなく、色気がある。この二人はとんでもないわな。

「素直に甘えて」「メロディーズ」「SEXY SEXY」 Juice=Juice 武道館 2018

 色々なカバーがあるけれど評価できるのはJuice=Juiceのセクシートップ3のこれ。3:45から。週末は晴れそうなので、山に行けるでしょうか。

★ブログでは極力政治的な発言は極力避けています。在京時代はマスコミ関係の仕事をしていたので、大手新聞社、大手広告代理店、大手出版社、芸能プロダクション、文化人や芸能人とも仕事をしたので裏事情も知っていますが、そういうことはツイッターで発信して行きます。左の私のツイッターからご覧いただくか、ツイッターのアカウントを取って私をフォローしていただくと情報が読めます。マスコミだけを情報源としていたら、現在は情報難民となってしまいます。ただSNSは世界の善悪あらゆる情報が流れてくるので、情報リテラシー(情報読解力)を鍛えることが必要です。まず疑うこと。そして確かめること。情緒に訴える感傷的な優しい情報は、ある意味もっとも危険です。

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妻女山や茶臼山へ行かずともうちの庭が里山だった。ボタンヅル、ミナミヒメヒラタアブ、キキョウ、ヘクソカズラと万葉集(妻女山里山通信)

2022-09-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 週末の土曜日は、台風11号に刺激された秋雨前線の影響で、警報が出るほどの豪雨でした。明けて日曜日は台風一過?というような秋晴れ。しかし、昨夜の豪雨で山には行けません。仕方なく我が家の庭周辺を散歩。あれれ。妻女山や茶臼山と生態系がそんなに変わらないじゃないの。

 ボタンヅル(牡丹蔓、女萎)キンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性半低木。前の記事のセンニンソウと見比べると違いが分かると思います。ボタンヅルの葉は切れ込みがあります。花もやや小ぶりで純白というよりやや黄ばんでいます。やはり強い毒草なので注意が必要です。

 庭の雲龍杉に絡みついています。どこかから種が舞ってきたのでしょう。雲龍杉も剪定しないといけないのですが。

 サルスベリ(百日紅、猿滑、紫薇)ミソハギ科の落葉中高木。別名は、ヒャクジツコウ。もう残花です。おそらく父が植えたものだと思います。

 ニラ(韮)の花。ニラはスーパーでも見かけますが花を見ることは少ないかも知れません。ニラは、庭や畑の縁に生えている草扱いなので野菜と思ったことはありませんが、栄養豊かでニラせんべいやニラのおやき、餃子、ニラレバ、ニラダレと必需品です。

 ゴーヤの花に、なんとミナミヒメヒラタアブのメスが吸蜜に来ていました。妻女山でも探すのに一苦労するのに庭に来ていたなんて。オーマイガー!です。ハナアブ科ヒラタアブ亜科ヒラタアブ族ヒメヒラタアブ属。ゴーヤの花は2センチもないので、このアブがいかに小さいかが分かると思います。普通は目に入りません。それでも宇宙船地球号の重要な乗組員なのです。他にはツバメシジミやツマグロヒョウモン、キアゲハにミドリヒョウモン、タヌキ、シマヘビとかも来ます。里なのに山と同じだなとしみじみ思いました。来ないのは熊とニホンカモシカぐらい。

 今年はゴーヤがたくさんなりました。ゴーヤは制癌作用もあるといわれ栄養も豊富です。ゴーヤチャンプルーほか、肉詰めフライや煮物、漬物にも使えます。乾燥させたり冷凍すると通年食べられます。

 庭に二箇所ぐらいコムラサキ(小紫)が生えています。ここのは植えた覚えがないので鳥でしょうか。

 庭の片隅に、これも植えた覚えのないウドの大きな株があります。近くの畑には私が植えた株があるのですが。そんなで今年も山にウドを採りには行きませんでした。これも鳥でしょうか。

 このキキョウ(桔梗)は、畑にあった群生地の株を私が移植したものです。秋を告げる美しい花です。ただ、放っておくともの凄く増えるので要注意です。ドクダミももの凄く増えます。ドクダミ茶を作ったり、ドクダミを酢に浸けると、虫刺されや火傷、水虫の強力な薬になり、私は常備しています。

 アオツヅラフジ(青葛藤)ツヅラフジ科のつる性落葉木本。有毒の植物で、別名、カミエビ。鎮痛,利水作用があり、関節の水腫や疼痛などに用いられる薬草でもあります。このツルで工芸品を作る人もいます。

 ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科ヘクソカズラ属の蔓(つる)性多年草。別名は、ヤイトバナ、サオトメバナ。万葉集にも詠まれています。古名は屎葛(くそかづら)。誰ですかね屁を加えたのは。
「菎莢(ざふけふ)に 延(は)ひ おほとれる 屎葛(くそかづら)絶ゆることなく 宮仕へせむ」高宮王(たかみやの おほきみ)
 菎莢はジャケツイバラ(蛇結茨)。「ジャケツイバラに絡まって延びていくヘクソカズラのようにいつまでもいつまでも宮仕えをしたいものです」というサラリーマン川柳の様なやや自虐的な歌。


 千曲川左岸から見る妻女山山系。左手前は里芋。その向こうはたぶん白桃。さらに長芋畑も見えますが、耕作放棄地が増えています。我が家の畑も川沿いにあって息子達が小さい時に父と大豆を採りに行きました。さつまいも畑だったこともあります。4キロぐらいのバカでかいさつまいもが採れましたが、今は耕作放棄地です。

(左)この夏最後の信州丸茄子のおやき。大きなナスは1個30円。シソと信州味噌は自家製です。(右)もち米があるのでイカ飯を作りました。昔、祖母や母や妻が作ってくれました。私は初めてです。北海道ぎょれんのレシピで作りましたが、市販のものはもっとひたひたの汁で煮て作りますね。でも初めてにしては美味でした。今夜は暑いので、やたら漬のぶっかけ蕎麦にしましょう。台風の被害が少ないことを祈ります。信州に最接近するのは、6日(火)です。遠くても豪雨はあります。命を最優先で。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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ひと月ぶりに妻女山陣場平へ。純白で香りのいいセンニンソウが満開。妻女山展望台。夏の料理色々、ブラジル料理に信州の郷土料理も(妻女山里山通信)

2022-08-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 ひと月ぶり以上になります。ここのところ茶臼山は豪雨に見舞われていましたが、妻女山は降っていないので車で登れるだろうと。それ以前は何度も豪雨が降ったので、林道の様子や倒木などの確認に登りました。思った以上に山は乾いていました。林道も荒れていなくて倒木もなくホッとしました。しかし、クロメマトイがもの凄く閉口しました。

 妻女山山系のあちこちで満開のセンニンソウ(仙人草)が満開です。樹木に巻き付いてブライダルブーケの様に垂れ下がる純白の花は本当に美しい。また、野草の中ではトップクラスのいい香りがします。

 センニンソウは、キンポウゲ科センニンソウ属に分類されるつる性の半低木(木質の多年草)。ただ、茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す有毒植物なので、要注意です。別名は、ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)、ウシクワズ(牛食わず)、ハコボレ(歯欠)、ハグサ(歯草)など。毒草ゆえの名前なのでしょう。

 貝母(編笠百合)の群生地がある陣場平。3回ほど除草しているので清々としています。ミズヒキが咲き始めました。キアゲハ、コミスジ、ツバメシジミ、ジャノメチョウ、ナツアカネなどが見られましたが、吸蜜する花がほとんどないのが可哀想。

 雨がないのでキノコはほとんど見られません。倒木にヒメカバイロタケ。不食です。

 堂平大塚古墳に行ってみました。昔Kさんが植えたサルスベリが満開です。

 シロヨメナ(白嫁菜)キク科シオン属の多年草。別名はヤマシロギク(山白菊)。秋の白い菊は、たくさんあって同定が難しい。葉に毛がないのと、ノコンギクやリュウノウギクはもう少し先なのでシロヨメナかなと。

 ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草。別名はアメリカヤマゴボウ。ヤマゴボウというので食べられそうですが、有毒植物です。サポニンなどが含まれるため、食べると下痢や嘔吐などの中毒を起こします。

 オオカマキリ(大蟷螂)。4月ごろに卵のう(卵鞘)と呼ばれる卵の塊から200〜300の幼虫が出てきます。卵の塊が高いところにあると大雪になるという話がありますが、それは迷信です。雪に埋もれても卵が死ぬことはないそうです。陣場平下のギャップで少し草刈りをしました。

 クズ(葛󠄀)マメ科クズ属のつる性の多年草。万葉集には21首詠まれています。
「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなへし また藤袴 朝顔の花」山上憶良
 大きな根塊から葛粉がとれるのですが繁殖力が強く、世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000)に選定されています。

 クマノミズキ(熊野水木)ミズキ科ミズキ属の落葉高木。 実は鳥の大好物で、かなり食べられています。実がつく小枝は、晩秋に向かって真っ赤に染まっていきます。実は緑ですが、紺色になり熟し切ると黒くなります。

 妻女山展望台から西方。中央に撮影に通った茶臼山。朝は北アルプスが見えていましたが雲に覆われました。眼下は長芋畑。すっかり秋の空です。

 左に茶臼山。右奥に虫倉山。茶臼山手前の斜めのところが、茶臼山自然植物園や動物園があるところ。下部には恐竜公園があります。動物園以外は無料です。右手の白い崖は中尾山。中尾山温泉があります。手前は篠ノ井の市街。その名前は、高句麗の豪族が篠井という姓を大和王権から下賜されたことに由来します。手前の千曲川河川敷の白桃の収穫もそろそろ終わりです。

 北には長野市の中心街が見えます。県庁所在地ですが高層ビルはありません。景観条例もありますし、需要もないでしょうから。高いところに住みたければ、周りの山に住めばいいのです。

 東の松代方面。左に奇妙山。右奥に根子岳と四阿山。拙書でも紹介しています。正面奥の東条はあんずの里。

(左)信州丸茄子の蒸しナス。辛子醤油でいただきます。丸茄子の素の旨さが最も分かる料理です。枝豆と塩昆布の混ぜご飯。夏の定番。(右)アンガスビーフのニンニク激増しステーキ。ズッキーニ、アスパラガス、ボタン胡椒のソテー。アンガスビーフは、焼くというよりコンフィ。油(バター)で煮るという感じでニンニクも肉も焦がさないようにミディアムに仕上げます。ちなみにAランクというのは肉質のランクで、味のランクではありません。安い肉でも旨い肉はいくらでもあります。

(左)ブラジル人の国民食のフェジョン(黒いんげん豆)の煮込み。信州ハムのハーブウィンナーを入れました。ファリーニャ・デ・マンジョーカのこなをかけ、ハラペーニョソースを。真夏の食欲がないときにピッタリです。(右)北信の特に飯綱町で有名なやたら漬。アク抜きした丸茄子、キュウリ、ボタン胡椒、ズッキーニ、ミョウガ、青紫蘇、自家製の大根の味噌漬けをみじん切りにして混ぜます。ご飯に、冷や麦に。食欲の落ちる真夏にピッタリの郷土料理。後日、味変で青紫蘇を増し、山椒の実の塩漬けを足しました。ビリビリしびれて美味です。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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つかの間の晴れ間に茶臼山山系へ。ハンミョウ、シオカラトンボ、オオアオイトトンボ、ハラアカヤドリハキリバチ(妻女山里山通信)

2022-08-27 | アウトドア・ネイチャーフォト
 週末は雷雨で荒れた天気と予報が出たので、晴れ間が期待できる金曜日の午前中に茶臼山へ。前回撮影したブルービー(ナミルリモンハナバチ)の場所へ行ってみましたが、吸蜜できるノアザミがすべて残花になっていました。他の場所も見ましたが現れませんでした。諦めてハンミョウの生息地へ向かいました。

 いました。前回はたった1匹でしたが、7、8匹に増えていました。9月に入るともっと増えるでしょう。ハンミョウ(斑猫)はナミハンミョウともいい、コウチュウ目オサムシ科のハンミョウ科の甲虫です。大きな複眼と鋭い大顎が目を引きます。動作は機敏で、アリや蛾などの小型の昆虫を捕らえて食べます。成虫は夏の終りに羽化し、冬は土中で集団越冬します。そして、翌春に交尾産卵をします。

 その美しさとは裏腹に、見るからに凶暴そうな牙を持っています。人の気配ですぐ逃げるので、撮影は困難を極めます。こんな風に前方から撮るのは至難の業です。撮影方法は、追いかけるのではなく、ハンミョウがいる場所にしゃがんで石になり、向こうが近づいてくるのをひたすら待つのです。撮影の際も、なるべく腕も動かさない様にすることです。

 ハンミョウの幼虫も大きな顎を持ち、穴の中に隠れて獲物を襲い体液を吸います。食べ終えた昆虫は巣の外に捨てます。それをアリや他の昆虫が食べます。幼虫の期間は、1年から2年。

 近づくとすぐに逃げて1mぐらい先に止まります。これを繰り返すので「道教え」とか「道しるべ」とかいわれますが、撮影しようとすると逃げまくるので非常に厄介な被写体です。

 シャープネスを上げてみると、翅はツルツルではなく、細かな凹凸があることが分かります。この後、日が陰ってきて姿を消しました。河原や街の公園でも見られることがあるので探してみて下さい。

 シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)。腹部の第8節が横に膨らんでいるのでメスです。

 オオアオイトトンボ(大青糸蜻蛉)。イトトンボの仲間はたくさん見られました。

 ミズヒキ(水引)タデ科イヌタデ属の草本。まだつぼみです。同じ頃に咲くヘクソカズラは万葉集に詠まれていますが、ミズヒキはない様です。

 キンミズヒキ(金水引)バラ科キンミズヒキ属の多年草。タンニンを多く含み、下痢止めなどの薬草になるそうです。

 ツチカブリがたくさん出ていました。ベニタケ科チチタケ属。そっくりなキノコに、ツチカブリモドキ、シロハツ、シロハツモドキ、ケシロハツ、ケシロハツモドキがあります。シロハツだけ乳液が出ず食菌とありますが、食べない方がいいでしょう。

 コバノガマズミの赤い実。昨年はガマズミ酒を作り損なったので、今年は作ろうと思っています。酸味があり、抗酸化作用があり、老化防止になるそうです。ジンに入れて蜂蜜を加えて飲みます。

 ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年草。妖艶な花です。花言葉が「私に触らないで!」というのもなんだか意味深。ホウセンカの仲間なので、触ると種がはじけ飛ぶという特徴があることに由来するのでしょう。学名をImpatiens noli-tangereといいますが、意味は「耐えきれない!私に触れるな」です。

 ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科。すぐ逃げます。

 他には目ぼしい被写体がいないので、久しぶりに茶臼山自然植物園の最上部に行ってみました。吸蜜中のキアゲハ。ちゃんと止まれない様で、ホバリングしながら吸蜜。

 吸蜜されている花は、フサフジウツギ(房藤空木)ゴマノハグサ科フジウツギ属。「ブッドレア」の名称で園芸用に流通している中国原産の低木です。

 ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)のメスも吸蜜中。タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族。

 ハナトラノオ(花虎の尾)北アメリカに分布するシソ科カクトラノオ属の多年草。吸蜜するのは、ハラアカヤドリハキリバチ。吸蜜は、体全体をほぼ花の中に潜らせてしていました。オオハキリバチという別の種類の蜂の巣に卵を産み付けるという珍しい習性を持ったハチで、幼虫はオオハキリバチの幼虫の餌を食べて成長していきます。ルリモンハナバチと同じ様な、「労働寄生蜂」です。

 ムクゲ(木槿)アオイ科フヨウ属の落葉樹。庭木でもよく見られますが、夏の茶花として有名です。右になにか小さな虫がいますがなんでしょう。ヨコバイの幼虫でしょうか。不明です。

 日傘をさしたご婦人たちやご夫婦が来ていました。動物園左の道を入って行くと、植物園の大きな駐車場があります。そこから登って15分ぐらいで来られます。藤棚もあって、日陰のベンチでお昼を食べるのもおすすめです。いつの間にかすっかり雲に覆われてしまいました。週末は天気が悪そうなので、北信の郷土料理「やたら漬」を作ります。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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ナミルリモンハナバチを求めて三度目の茶臼山山系へ。邂逅は無理かなと思いました。ナツアカネとアカヤマドリ(妻女山里山通信)

2022-08-21 | アウトドア・ネイチャーフォト
 秋晴れの金曜日。最低気温は19度で窓を開けては寝られません。最高気温は30度ですが、湿度は34%。お盆をすぎると信州は涼しくなるのは、猛暑でもその通りでした。ブルービーを求めて茶臼山へ。気温は22度でした。しかし、待っても待っても現れません。今日は無理かなと思いました。

 アオイトトンボ(青糸蜻蛉)アオイトトンボ科アオイトトンボ属。胸に白い粉をふいています。

 2つ前、3つ前の記事の時より個体数がかなり増えていました。

 メタリックな輝きが美しい。細い草の茎にしがみついているのが可愛い。

 ナツアカネ(夏茜)のオス。胸から顔まで真っ赤になります。メスの方がたくさん見られました。細い赤唐辛子の様です。

 ツバメシジミ(燕小灰蝶)チョウ目シジミチョウ科。後翅にある尾状突起が特徴。たくさん見られました。実は我が家の庭にも普通にいます。

 オオカマキリ(大蟷螂)。この後、振り向いて睨みつけられました。大抵の昆虫を食べますが、共食いやトカゲなどに食べられます。メスに食べられるのも有名ですね。

 バッタを発見。でも変ですね。左の後ろ脚が無い。カナヘビかトカゲに襲われたのでしょうか。鳥なら全部食べられているでしょうから。バッタはに同定が難しいのです。セグロバッタでしょうか。検証中です。近くで青灰色の似たバッタも確認しました。翅のないフキバッタは、地域により変異が大きく、これも難しい。

 恥ずかしがり屋というか、チョコチョコ舞って撮影させてくれないのは、ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目 )。藪山を歩いて複数の現場で1時間半ねばったのですが。ブルービーは現れません。今日は邂逅できないかな。帰ろうかなと思いました。

 突然、足元をブルービーが飛んでいきました、しかも2匹。葛のツルに足をとられながら吸蜜するノアザミへ。今回は連写モードにしておきました。それでも前回より動きが速い。高速連写にすべきだったと思いながら撮影。

 大きな眼が可愛い。それにしても気温が下がって湿度も低くなったためか、動きがもの凄く速い。とんでもない集中力が必要。撮影中はずっと息を止めています。

 2匹いたのですが、どっちがどっちか分かりません。撮影地は分からないようにしていますが、分からないでしょう、というかそこまで行けないと思います。

 ノアザミは茶臼山山系のあちこちにあるし、ブルービーが吸蜜するのもノアザミだけではありません。ここから数百メートル離れた場所でも目撃しています。おそらく別の個体でしょう。とすると、茶臼山山系や西山一体には、かなりの数のルリモンハナバチが生息していることも考えられます。長野県では準絶滅危惧種に指定されています。

 ルリモンハナバチの記事は、「労働寄生」の生態など、2つ前と3つ前の記事にも掲載しているのでご覧ください。その不思議な生態が、調査を難しくしているのです。
 「幸せを呼ぶ青い蜂」と呼ばれるナミルリモンハナバチ。さて、どんな幸せを運んできてくれるでしょうか。

 ボタンヅル(牡丹蔓)キンポウゲ科センニンソウ属。センニンソウと似ていますが、切れ込みのある葉とやや花が小さいので区別が付きます。やや黄色っぽいのも特徴。妻女山山系では、センニンソウがブライダルブーケの様な華やかに咲く様が見られます。小さな甲虫が来ていました。

 アカヤマドリ。優秀な夏の食菌ですが、虫が入りやすい。これも軸は虫だらけ。傘をプロバンス風のオムレツにします。チチタケも採れたので、信州丸茄子と炒めてアゴ出汁の汁で素麺を食べます。絶品です。

 藪こぎしてやっと車に戻りました。涼しくなったとはいえ、藪山を歩き回るのは疲れます。左に冠着山(姨捨山)。右奥に塩田平方面の山々。

 帰りに見る北アルプスの白馬三山。さすがに疲れました。下山して温泉へ向かいます。
 ホームグラウンドの妻女山山系も気になるのですが、ここのところピンポイントで豪雨に見舞われました。林道入口の雨水を横へ流す溝切りも土砂で埋まったので、ヤマグワで取り除きましたが、たった15分程度の作業でボコボコに刺されました。林道の状況や倒木も気になりますが、車ではとても登れないのと、クロメマトイや藪蚊、アブなどの襲撃がもの凄く徒歩で登るのも躊躇します。気温が下がった晴れ間に登ってみようとは思っているのですが。まあ、毎年8月下旬はこんな感じです。センニンソウは満開だと思います。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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山田牧場キャンプ場で2泊3日のオートキャンプ。笠岳登山も。アサギマダラに邂逅(妻女山里山通信)

2022-08-14 | アウトドア・ネイチャーフォト
 息子達が11日から13日の休みに信州の高山村の山田牧場でのオートキャンプに誘ってくれました。昔は妻の協力もありましたがほぼ全部私がプランニング。運転も私なので大変でした。今回は楽ちんです。料金など詳細は、ヤマボクグリーンサイトのホームページで。

 現地集合で、まずテントサイトを設営します。ちょっとすったもんだで設営完了。標高1500mなので、直射日光はきついですが気温は低く快適です。真夏の信州の高原は最高です。

 下山して小布施のツルヤで食材を調達。蕨(わらび)温泉に入りました。長男が1歳に家族で来た以来。変わっていたのは目の前の斜面がホップ畑だったのに耕作放棄地になっていたこと。これは悲しいです。山田温泉のスパ・ワインセンター(上の写真)でトロナスとかを購入。

(左)途中に信州人のソウルフード、テンホウの餃子を購入。緑色が野沢菜漬け入り、黄色が鹿肉入り。馬鹿旨です。(右)砂肝を切れ目を入れてシシトウと塩ニンニク炒め。馬鹿旨です。

 夕方5時ぐらいから宴会の始まり。アブやギンヤンマ、赤とんぼが飛び交っているのですが、ヤブ蚊がいないのが幸い。赤とんぼがたくさんタープのひもに止まります。夕方は降雨もなくゆるゆると夕餉の時間が過ぎていきました。息子達の趣味は、私が自然や山や生物、登山や自転車、クラシックやジャズ、アイドルと、グルメと幅広かったので、ちゃんと影響を受けて継承発展させてくれています。今は勉強になることもたくさんあります。

(左)ニタリクジラの刺し身。生姜醤油で。美味です。(右)空也上人 空也(くうや)は、平安時代中期の僧。阿弥陀聖(あみだひじり)、市聖(いちのひじり)、市上人(いちのしょうにん)とも称される。「南無阿弥陀仏」を唱えるとそ の一音一音が阿弥陀仏になったという伝説を彫刻化しています。次男が買い求めたもの。それと長男のランクルのラジコンカー。
東京国立博物館 特別展「空也上人と六波羅蜜寺」

(左)メインディッシュはキーマカレー。ひき肉、トマト、玉ねぎ、辛くない唐辛子を炒めて。エスビーのキーマカレーパウダーで炒めてできあがり。(右)ミニナンに乗せていただきます。クミンがすごく効いて本格的な味。これは家でも作りたい。信州のBBQというと、まずジンギスカン、信州牛、信州軍鶏、鹿猪のジビエとなるのですが、今回はその斜め上を行きました。個人的には旬の鮎を食べたかったのですが、いい鮎がありませんでした。信州サーモンもおすすめです。

 ご当地ビールや、次男が買ってきた秋田の香り高い吟醸酒でゆるゆると夜が更けていきます。気温は18度ぐらいで冷風が吹くのでジャケットを羽織りました。

 当夜は満月の一日前でした。9時過ぎに就寝。翌朝はトマトパスタで朝食後、笠岳へ向かいました。

(左)ソバナ(岨菜、蕎麦菜)キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。 昔、飢饉のときに蕎麦の代用品として主食同様に用いられたそうです。(右)キツリフネ(黄釣船)ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。妻女山では9月上旬に見られます。

 笠岳(2075.9m)。志賀高原のシンボル。国土地理院の表記では笠ヶ岳ですが、地元では笠岳と呼びます。分かりやすい山容は、妻女山展望台からも見えます。左の笠岳峠の茶屋手前に10台ほどの駐車スペースがあります。登り35分、下り25分が目安です。山田牧場からは、車で20分。峠を超えて行くと、熊の湯、渋峠、横手山方面へ。

(左)そしてヒカゲノカズラ(日陰鬘、日陰蔓、日陰葛)。胞子は石松子(せきしょうし)といい、薬用や果物などの人工授粉剤として用いられます。古生代のシダ植物の生き残りともいわれています。
『古事記』の天の岩戸で天宇受売命(アメノウズメノミコト)がたすきがけにしていたのが日陰葛(日影葛)といわれています。古代から注目を集めていたようで、万葉集には下記の四首があります。
「斎串立て 御瓶据ゑ奉る 祝部が うずの玉かげ 見ればともしも」
「あしひきの 山かづらかげ ましばにも 得がたきかげを 置きや枯らさむ」
「見まく欲り 思ひしなへに かづらかげ かぐはし君を 相見つるかも」
「あしひきの 山下ひかげ かづらける 上にやさらに 梅をしのはむ」

(右)ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)キク科ヒヨドリバナ属。アサギマダラが吸蜜に訪れます。

 山容を見て分かるように急登続きです。短距離ですが、ちゃんとした登山の装備で。花は、ホツツジ、ノリウツギ、コキンレイカなどが見られました。コケモモやシャクナゲ、イワカガミも咲くそうです。

 笠岳山頂。見晴らしは抜群です。長野盆地方面がよく見えます。左手には万座方面や嬬恋も。

 山頂から菅平の大松山。高原野菜のマルチが光っています。鏡台山と聖山は拙書でも載せています。雲がなければ、北アルプスの大パノラマが見えたでしょう。

 長野盆地方面の眺め。千曲川と犀川の合流地点が見えます。右に北アルプスの稜線が顔を出しました。

 東方には横手山(2305m)。山頂は雲の中。日本海と太平洋の分水嶺です。日本一高いところにあるパン屋さん「横手山頂ヒュッテ」が有名です。2002年に家族で渋峠からリフトで登った時はすごい行列でレストランには入れず、パンを買って食べた思い出があります。帰りのリフトで初めてニホンカモシカを見ました。

(左)イタドリ(虎杖)タデ科の多年生植物。東京の野川や里山でも普通に見られます。別名スカンポとも呼ばれる山菜の一種で、薬草でもあります。(右)運転を任せられるのは大きい。

 アサギマダラだというので止めてもらい撮影。散歩途中のご夫婦がきれいな蝶ですねと言うので、2000キロも海を超えて渡ってくる蝶なんですと説明しました。群れは見られませんでしたが、あちこちで目撃しました。拙書にも載せた米子大瀑布から根子岳、四阿山、浦倉山のカルデラ一周23キロ10時間のコースでは、浦倉山から下った水場で、数十頭のアサギマダラと邂逅しました。

 シロバナシナガワハギ(白花品川萩) 中央アジア原産の帰化植物。別名は、こごめはぎ(小米萩)。牧場脇の道路沿いにありました。アカツメクサとか牧場は帰化植物が侵入しやすいのです。

 下山して山田牧場へ。冬はヤマボクワイルドスノーパーク、スキー場になります。息子達は数え切れないほど滑りに来ています。里ではツバメがほとんど見られないのでどこに行ったのだろうと思っていましたが、山田牧場にたくさんいました。ツバメも猛暑で避暑に来ていたんですね。

(左)昼食は、手作りチーズ工房のある見晴茶屋へ。長男が1歳の頃、ここのソフトクリームを食べました。(右)息子達が頼んだのは、焼きチーズ牛丼。味噌汁にキュウリの漬物とキャラブキがつきます。けっこうボリュームがあります。

(左)私はホエー(乳清)キャラメルピザを。酸味が美味しい。他には焼きチーズカレー、夏限定の手こねチーズパンやポテトのチーズ焼きなども。夕食用に焼きとうもろこしを買いました。(右)牧場の牛。昔に来た時には、ジャージー牛がいて、そのソフトクリームを食べました。

 牧場の記念碑の脇に咲くコオニユリ(小鬼百合)。根茎が美味しいので、食用にも栽培されています。これの百合根は本当に美味しいので、私も栽培したい。そして、温泉は中野のポンポコの湯へ。ここはサウナがあるので二回入りました。疲れも飛びます。中野の綿半スーパーセンターで買い物をして戻りました。

 キャンプ場に戻りました。テントサイトは、一番低いここと入口近くのキャンピングカー専用サイト、更に上の音楽ホールのあるサイトと3箇所。水場とトイレはそれぞれにあります。夜にタヌキが出るので、食べ残しやサンダルを出しておくと持ち去られます。5、6月には熊が出ることもあるそうです。平らに見えますが、けっこう凸凹なので最低地上高が低い車は要注意です。また、入り口へは相当な急坂なので、4WDがベストです。

(左)トロナスの焼きなす。麺つゆをかけていただきました。(右)正式名称は忘れましたが、パープルポテトとレッドポテト。味はキタアカリにはかないませんが、美味しいです。塩とマヨネーズで。塩辛があったらベストでした。

(左)ベビーホタテをどうしようと。結局私が五香粉(ウーシャンフェン)、中華出汁ペースト、ニンニク、生姜、胡椒でごま油で炒めました。これがビンゴ!入れてないのにXO醤炒めの様な味に。豆板醤があったらベストでしたね。(右)今回は揖保乃糸の冷や麦。麺つゆは綿半で吟味の末、マルヱのあごだしつゆに。3人ともアゴ出汁が大好きなので、これは大正解でした。左のホタテと一緒にいただくと、ちょっと不思議なエスニック冷や麦に。

 鯵の干物とか、お腹もいっぱいで夜は更けていきます。昨夜と違って台風の影響でしょうか、空は曇って月も星も見えません。この夜は近くでタヌキの鳴き声が数回聞こえました

 最終日の朝、昨日の車がかなり去って新しいクルマが増えています。5時起床で、エスビーのサバ缶のパスタソースでスパゲッティ。これ馬鹿旨でおすすめです。その後、テントを撤収して息子達とは別れて帰路につきました。

 マルバダケブキ(丸葉岳蕗)キク科メタカラコウ属の多年草。 蝶は吸蜜に訪れますが、鹿が食べないので山によっては大きな群生地を作ります。もちろん人間も食べられませんが薬草になります。他には、コバノギボウシやシシウドも咲いていました。キベリタテハが舞っていました。

 八滝(やたき)。山田温泉の10分ほど上流にあります。八段になって流れ落ち、総合落差は180mで、長野県一位。滝に日が当たるのは正午前後。この下には超有名な雷滝があります。2002年には家族で訪れました。それより以前に訪れた時は、手すりがなくスリリングな滝でした。滝の真裏を通れるのが人気です。帰って地元の温泉へ、昼はあんず店で大きな紅ズワイガニがなんと990円。マリンドリーム能では2000円はするものです。一番重いのをゲット、それと枝豆でランチを楽しみました。心配した台風は、北信はほとんど降雨も強風もなく平穏に済みました。旧盆は、信州丸茄子のおやきを作ります。

 信州は広いので各地でお盆の風習が異なります。旧埴科郡では、13日には夏野菜の天ぷらに塩イカの天ぷらが定番。加えてキュウリの粕もみなどを。ご先祖様に内緒で刺し身を食べたりします。明けて14日は信州丸茄子のお焼きを作るのが習わし。くっつかないようにミョウガの葉で包むのが定番ですが、写真の様に紫蘇の葉で包むのを考案したのは祖母でした。我が家ではそれが定番となり、母から妻まで継承され、子供達もこの味で育ちました。これは市販されていないと思います。また、ごま油、砂糖、塩を練り込んだ渦巻きかりん糖を作るのですが、これは中国の麻花兒(まーふぁーる)が元になっていると考えられます。ナスのおやきは、できたても美味しいのですが、余ったものを冷蔵庫に入れて翌日に冷え冷えのものも馬鹿旨なのです。付け合せは刻んだミョウガ。じつはミョウガは、ワラビ、ゼンマイ、フキと共に発ガン物質を含んでいます。薬味程度なら問題ありませんが、過食常食は問題です。漬物にするときはアク抜きをしましょう。
信州の夏の郷土料理。丸茄子(小森ナス)のおやき。伝統野菜を守れ!(妻女山里山通信) :ナスのおやきのレシピ

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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「幸せを呼ぶ青い蜂」ブルービー(Blue Bee)を求めて再び茶臼山へ。白粉の匂いのクサギの花(妻女山里山通信)

2022-08-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
 9日ぶりにに茶臼山へ。最高気温が36度の予報でしたが、実際は37.5度。まさに酷暑。10時過ぎの現場は31度でしたが、前回とは暑さが段違い。湿度は低めですが発汗が凄い。またまた厳しい状況での撮影となりました。前回のアザミは残花に。これは無理かなとあちこち探して、やっと満開のノアザミを発見。しかしいません。仕方なく、他を探して再び戻ると!

 いました。でも花が小さく蜜も少ないのでしょうか、動きが速く追いきれないほど。連写モードに切り替えて撮影しました。カメラマン泣かせの蜂です。

 ナミルリモンハナバチについて、もう少し記しておこうと思います。ナミルリモンハナバチ(波瑠璃紋花蜂)は、学名をThyreus decorusといい、ハチ目ミツバチ科の昆虫です。成虫の体長は雄10~13mm、雌11~14mm。分布は、日本(本州・四国・九州・大隅諸島)・台湾・東南アジア・中国・朝鮮半島・極東ロシアということなんですが、本州でも確認されているところはごく僅かです。ルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂)ともいいます。

 前回も書きましたが、「労働寄生」をする蜂として知られています。他の巣に卵を産み付けて子育てを任せてしまうという実に要領のいい蜂なのです。寄生された蜂は、自分達の子供ではないと気づかずに餌をやり育てます。労働寄生の対象となる花蜂は、コシブトハナバチ類(スジボソコシブトハナバチ)やケブカハナバチ類と言われていますが詳細は不明です。

 生息地の消滅や減少、宿主の生息や蜜源の減少により個体数が著しく減少しており、絶滅危惧II類に指定されています。昆虫が大好きという人も、ほとんど邂逅した人はいないと思います。環境省のレッドデータブックでは、長野県は情報不足となっています。これは大発見かもしれません。秋まで見られるそうなので、追いかけたいと思います。

 キアゲハ(黄揚羽、黄鳳蝶)が草に引っかかってバタバタしていました。イギリスからユーラシア大陸を経て、アラスカまで広く分布する蝶です。アゲハは森林性、キアゲハは草地を好むので、妻女山や茶臼山の里山で見られるのはほとんどキアゲハです。幼虫はセリ科の植物を好むので、農家にとっては害虫ですけれどね。

 クモガタヒョウモン(雲形豹紋)。翅の裏がこんな風にモヤモヤしているのはクモガタヒョウモンだけなので間違いないと思います。ノアザミの残花で吸蜜中。

 ナキイナゴ(鳴稲子)バッタ目 バッタ科 ヒナバッタ亜科。今止まっている草が餌です。シャカシャカと鳴きますが、YouTubeにいくつかアップされています。

 オオアオイトトンボ(Lestes temporalis)。水面に覆いかぶさった枝の樹皮に産卵し、羽化した幼虫は水面に落下します。なので溜池の多い茶臼山で見られますが、妻女山では見られません。妻女山ではハグロトンボが見られ、撮影したことがあります。

 それよりやや小型のアオイトトンボ(Lestes sponsa )。やや小型で眼が青いので見分けが付きます。ただ細いので見失うと見つけられないこともしばしば。第9,10腹節が白く、胸にも白い粉がふくのが特徴。

 ジョロウグモ(女郎蜘蛛)。女郎蜘蛛はメスが大きくオスは驚くほど小さいのです。
オスがメスより小さい理由:クモの研究

 キボシアシナガバチ(黄星脚長蜂)スズメバチ科。巣の幼虫がいる部屋の蓋が鮮やかな黄色なので見分けが付きます。青虫を団子にして幼虫に与えます。ハチに刺された時のために、ポイズンリムーバー(毒抜き)は買って携帯しましょう。

 キンミズヒキ(金水引)の花が咲き始めました。下痢止めや胃腸の民間薬です。小さな果実は円錐形は棘があり、引っ付き虫のひとつです。

(左)ヒメヤブラン(姫薮蘭)。(右)なんのきなしに撮影したのですが、ウツボグサの葉でしょうか。花はほぼ咲き終わっています。

 ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、吾妹紅)バラ科ワレモコウ属。別名には酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根などたくさんあります。上から咲き始めています。キンミズヒキと共に、初秋を感じさせる植物です。
「老いを忘るる菊に、おとろへゆく藤袴、ものげなきわれもこうなどは・・・」源氏物語 42『匂宮(匂兵部卿)『吾亦紅・ワレモコウ』

 ワラビ(蕨)。根茎を使ったわらび餅は、高給和菓子ですね。ワラビは発がん物質を含むので動物は食べません。ワラビ、ゼンマイ、フキ、ミョウガは発がん物質を含むので、ちゃんとアク抜きを。また過食は禁物です。

 クサギ(臭木)クマツヅラ科 クサギ属。果実は染料、若芽は食用、根は薬用となります。花は昔の白粉の様な匂いがします。臭木といいますが、葉を千切るとピーナッツバターの様な匂いがします。秋になると紺色の実を付け、羽つきの羽の様な形になります。

 まだ蕾も多いので満開はこれからです。満開になると、芸者さんの休憩室のような匂いになると思います。行ったことありませんが。昔、戸倉上山田での新年会で芸妓さんを呼んだことがありました。

 帰りに茶臼山自然植物園に寄ってみました。眼下は篠ノ井市街。奥は千曲川の向こうに松代の城下町。根子岳や四阿山が霞んでいます。あまりの暑さに頭がクラクラしてきました。とりあえず温泉へ向かいます。
 前の記事で書いた様に、妻女山山系でアカボシゴマダラが発見されたことは、非常に深刻な問題です。私は捕虫網を持たないので捕獲処分ができませんが、考えなければならない重大な要件ととらえています。更に、千曲市の猛毒ネオニコチノイド系空中散布が中止されたにも関わらず、ここ数年昆虫全般が減少し続けていることが、原因が分からず非常に深刻な問題なのです。昆虫が絶滅したら農業は不可能です。昆虫の絶滅の次に訪れるのは、人類の絶滅です。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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妻女山と茶臼山。アカボシゴマダラ、オオアオイトトンボ、アオイトトンボ、オツネントンボ、モノサシトンボ、ナミルリモンハナバチ、ルリチュウレンジ(妻女山里山通信)

2022-08-01 | アウトドア・ネイチャーフォト
 週末は、前週と同じく土曜日に妻女山へ。日曜日に茶臼山へ。両日とも最高気温が35度と、非常に厳しい撮影環境になりました。山上は、4〜5度低いのですが、森の中は湿度が100%近く。クロメマトイ、ヤブ蚊やアブも取り付きます。集中して撮影するには非常に厳しい環境ですが、絶滅危惧種に指定されているところもある、幸せの青い蜂・ブルービーに出会うという奇跡。素晴らしい発見もありました。

 妻女山へは前回と同じく歩きで登ると、長坂峠のクヌギの樹液バーでとんでもないものを発見してしまいました。特定外来生物のアカボシゴマダラ。国立環境研究所のサイトによると、「“放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている。」とあります。タテハチョウ科は、植物防疫法で検疫有害動物に指定されています。ゴマダラチョウやオオムラサキと競合するので、それらの減少を招く危険性があります。90年代に誰かが中国から持ち込んだと考えられますが、生態系を破壊する犯罪行為です。左はコガタスズメバチ。

 ハルジオンで吸蜜するのは、もしかしてニホンミツバチでしょうか。複眼が面白く写っています。茶臼山の山村では、ニホンミツバチを飼っている方を知っていますが、妻女山山系では、千曲市のネオニコチノイド系農薬の空中散布で絶滅したと思っていました。復活したのなら非常に嬉しいのですが。

 ウワミズザクラ(上溝桜)のサクランボ。黄色から熟すと朱色、赤紫。黒と変化します。ほろ苦甘く、果実酒ができますが、樹も高く実が小さいのでたくさん集めるのが大変です。

 翌日の茶臼山での撮影です。第10腹節だけが白いので、オオアオイトトンボでしょうか。イトトンボの仲間はけっこう見分けが難しいのです。アオイトトンボより少し大型です。水面におおいかぶさった木の樹皮に産卵する習性があるため、茶臼山では溜池の周辺で見られます。

 第9,10腹節が白く胸側も白いので、アオイトトンボでしょう。アオイトトンボ科アオイトトンボ属。

 これは難しい。アオイトトンボ科オツネントンボ属に属するイトトンボの一種、オツネントンボ。産卵期以外は水辺ではなく森にいるそうです。そのためなかなか目にすることがないトンボだとか。成虫のまま越冬する数少ないトンボ。そのため「越年(おつねん)トンボ」と呼ばれます。

 モノサシトンボ。モノサシトンボ科モノサシトンボ属。文房具の物差しの様にメモリが入っているトンボ。細くて黒い部分が多いので目立たなく、見つけにくいイトトンボです。

 ノアザミ(野薊)に青いハナバチが。ナミルリモンハナバチ(波瑠璃紋花蜂)ミツバチ科ルリモンハナバチ属。以前下にある茶臼山自然植物園で見かけたのですが、すぐに飛び去ってしまい撮影できませんでした。「幸せを呼ぶ青い蜂」といわれ、ブルービー(Blue Bee)」の愛称を持ち、非常に希少な種で絶滅危惧種に指定されているところもあります。

 特徴の一つに「労働寄生」があります。 他の花蜂の巣に侵入して卵を産み付け、幼虫は宿主が保存する餌を横取りして成長するもので、労働寄生の対象となる花蜂は、コシブトハナバチ類やケブカハナバチ類と言われていますが詳細は不明です。

 とにかく吸蜜の時間が短く頻繁に位置を変えるので撮影が大変でした。

 たった数十秒の非常に短い邂逅でしたが、やっと出会えて撮影できて、非常にラッキーでした。画像検索してもほとんど出てこないので本当に貴重な出会いでした。

 近くにナミルリモンハナバチより小さなラピスラズリの様に輝く昆虫がいました。ルリチュウレンジ(瑠璃鐫花娘子)というハバチ(葉蜂)です。これも初めて撮影しました。瑠璃色をした雌の成虫が花の茎を彫って卵を産み付けることからの命名とか。幼虫の食草はツツジ類。撮影中に腕にヤブ蚊が止まるのです。でも撮影のために我慢します。ヤブ蚊に献血です。

 サキグロムシヒキのメス。捕らえたのは小さな蛾。体液を吸います。時には自分より大きな昆虫も捕まえます。

 ノアザミの花を巡って小さなハナアブ二匹が場所取りの戦いをしていました。結局左の個体が右のを排除しました。左は不明ですが、右はヒラタアブの仲間だと思います。

 胸の横の模様と腹部の色から、未成熟のアキアカネだと思います。秋には里山だけでなく里でも群舞が見られます。

 撮影は、20分ごとに車に戻ってエアコンを入れルイボスティーを飲んで小休止の繰り返し。2時間ほどで信里小の上の駐車場に戻りました。そこから南の風景。千曲市や坂城町、上田市の塩田平方面です。

 今回もチチタケ(チタケ)を採りました。この後にもう1本。前回同様にナスと炒めて汁に。前回は鰹と昆布出汁でしたが、今回はアゴ出汁とダシ粉で。こちらの方がチチタケに合ってますね。冷やして素麺でいただきました。やや薄味にしたので、汁まで飲み干す旨さでした。汁がもう一回分あったので翌日は冷たい蕎麦に冷たい汁をぶっかけて。馬鹿旨。チチタケは本当に美味しい出汁が出ます。

 世界三大猛毒キノコのひとつドクツルタケ。小さめですが、2,3人分の致死量の毒があります。最近話題の触っても駄目なカエンタケと違い触るのは問題ありません。触ったら手を洗って。

 下って茶臼山自然植物園へ。展望台下の斜面の花もほとんど終わりました。よって昆虫もあまりいません。かわりにコウロギやキリギリスが鳴き出しましたが、草むらの中で見えません。セミは鳴いていますが、ヒグラシとツクツクボウシぐらいで数も少なめ。アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声は聞こえません。今年はカッコウやホトトギスも鳴かなかったし、ツバメの飛来もほとんど見られません。

 探すとコミスジが葉の上で休憩中。そうっと撮影しました。暑すぎて昆虫もいないので温泉へ向かいます。オオムラサキやスミナガシはどこかでお休み中。

 茶臼山動物園の出口付近から妻女山方面の眺め。妻女山や象山から鏡台山までの峰を戸神山脈といいます。その大嵐山の右を森の平といい、川中島の戦いの時に、向こう側の西条から武田別働隊が越えたという言い伝えがあります。一旦、倉科に下りて兵馬(ひょんば)で隊を整え、天城山の向こうの二本松峠から陣場平、斎場山、妻女山(当時は赤坂山)へ攻め込んだということです。上杉軍は既に山を降りて雨宮の渡しへ。すでにもぬけの殻でしたが霧が晴れて、お互い本当は望まない大合戦になりました。菅平高原の大松山山頂付近からはこちら側がよく見えます。同定している山は、すべて拙書で紹介しています。眼下は篠ノ井の市街地。15分に1回は水分を補給しないと脱水症状になります。塩分やミネラルの補給も必要です。味噌きゅうりがおすすめ。 

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湿度100%の茶臼山。シオカラトンボ、ナツアカネ、ミヤマフキバッタ、ハンミョウ。ツノホコリとチチタケ、ヤマドリタケモドキ(妻女山里山通信)

2022-07-25 | アウトドア・ネイチャーフォト
 土曜日に妻女山に登ったのですが、風も強く何もいませんでした。翌日曜日に茶臼山へ。最高気温は34度の予報。午前中は26度でしたが湿度が100%ぐらい。2時間弱の山行でしたが、バテました。それでも少ないとはいえそれなりに収穫がありました。

 ノアザミ(野薊)。総苞が粘るのでこの後に咲き出すノハラアザミと区別ができます。この総苞によくザトウムシの脚や小さな昆虫が捕らえられているのを見ます。食虫植物ではないのになぜ粘るのでしょう。

 ジャノメチョウ(蛇目蝶)。ノアザミで吸蜜後に止まりました。この下にある茶臼山自然植物園にもたくさんいます。

 伐採された丸太にセンボンイチメガサ。毒ではありませんが猛毒のコレラタケに似ているので普通は採りません。美味しくもないと思います。

 足元の草むらに暴れるヒグラシ。羽化したばかりなのでしょう。簡単に手で捕まえられます。もちろん撮影後は逃してあげました。
「黙もあらむ時も 鳴かなむ ひぐらしの 物思ふ時に 鳴きつつもとな」詠人知らず
(のんびりと気持ちがくつろいでいる時にでも鳴いてほしいひぐらしが、考え事をしている時にやたらと鳴いてくれます。)要するに喧しいと言っているのでしょうか。

 登山道のあちこちに地面から発生していた謎の物体。なんでしょう。いわゆる菌糸束とも違う感じ。粘菌とも違います。これは左右が4センチぐらい。画像検索したらOligoporusという真菌とでたのですが。シロカイメンタケなら朽木から発生するので違います。

 粘菌のツノホコリ(角埃)。もっとも一般的なよく見られる粘菌です。あちこちに発生していました。

 拙書の茶臼山のページにも載せている北アルプス展望台。北アルプスは雲の中。右奥にこれも載せている虫倉山。眼下に里山の原風景。水田の稲も育っています。鶯が鳴いています。ヒグラシの合唱も。ここは長野市で市街地への通勤圏です。虫倉山までが松代藩の領地。左は小川村で松本藩の領地でした。虫倉山の向こうは鬼無里。

 尾根道を歩いて見つけたイグチ科のキノコ。ヤマドリタケモドキ(日本のポルチーニ)かなと思って匂いをかぐと非常に甘い。しかし、傘の裏が虫に食べられていけません。これでパスタにすると極上の料理ができます。夏はアカヤマドリとかアカジコウ、ハナビラタケも出るのですが見られませんでした。夏キノコは出ていないかと思ったら帰りにきれいなチチタケを発見しました。うどんにします。

 少し歩いて反対側の善光寺平が見える展望台へ。蒸し暑いです。クロメマトイがまとわりつきます。眼下にはお見合い風呂で有名な中尾山温泉があります。しかし、何もいない。そうだ、虫倉山が見える棚田に下りてみよう。まあ下りるのはいいのですが、急登を戻らなければならないので、少しためらいます。

 棚田の風景。獣害避けのために電線で囲まれています。遠くに虫倉山。

 棚田のあぜ道に咲くシロツメクサで吸蜜するツバメシジミのメス。

 獲物を捕まえたシオヤアブのメス。細い脚の様なものが見えますがなんでしょう。これはカメムシの触覚ですね。獲物はカメムシの一種で間違いないでしょう。

 翅が退化したミヤマフキバッタの仲間。茶臼山には検索でも出てこない非常に珍しい焦げ茶色のものがいます。もしかしたら新種でしょうか。大発見かも。しかし変だなとツイートしたらヒメギスの類ですとリプライがありました。調べると、成虫になっても翅が小さいコバネヒメギスと判明しました。

 シオカラトンボのオス。たくさん舞っていました。トンボの翅は、細いパイプ状の翅脈(しみゃく)と、透明な薄い膜でできていますが、全体重の2パーセントほどしかありません。その昔トンボは不退転の勝ち虫と呼ばれ、武士の兜の前立によく使われました。他にも昆虫を使った兜は多く、蝶、百足(ムカデ)、スズメバチなどもあります。

 トンボの翅は4枚が複雑な動きをしてホバリングや少しなら横移動、後退もできます。筋肉が4枚の翅の基部につながっていて、それぞれを別々に動かせるからです。これを直接飛翔筋型昆虫といいます。蜂のように、筋肉が翅ではなく外骨格につながっていて、筋肉を交互に収縮させて、外骨格全体を変形させて飛ぶのを間接飛翔筋型昆虫といいます。外骨格の反動を使うので1秒間に1000回以上の羽ばたきができるのです。

 胸の横の黒い模様と7月ということからナツアカネではないかと思います。

 アオイトトンボかと思いましたが、色が違います。モノサシトンボかもしれません。細くてよく見ないと存在すら気が付かないほどです。カメラの操作で目を離したら見失いました。必死に探してやっと止まっているのを見つけました。繊細で美しいトンボです。

 ミヤマフキバッタ。妻女山山系でもよく見られる種類です。メスは真夏に、胴を砂地に差し込んで産卵します。茶臼山には他に、後ろ脚に赤いラインがあるミカドフキバッタがいます。

 帰ろうと戻ると目の前を逃げる昆虫がいました。なんとハンミョウです。すぐに逃げるので撮影が本当に難しい昆虫です。特に前から撮影するのは不可能に近いほど。気配を殺してなんとか撮影できました。タマムシ、ルリボシカミキリと共に、日本で最も美しい甲虫の一種です。

 栃木県民絶賛の郷土料理。チチタケ(チタケ)とナスのうどん。チチタケとナスは油でしっかり炒めます。こっくりとしたいい出汁が出ます。鰹と昆布を加えて味醂と友人の手作り醤油で。塩麹に漬けた鶏肉も。うどんは前回と同じく伊賀筑後オレゴン(いがちく)とゆめちから、ゆめせいきの手打ちうどん。食後にブログの画像加工をしていたら、長男がまったく同じチチタケ手打ちうどんを食べて写真と共にツイートしたので笑いました。

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世界でも大人気の80年代日本のシティポップ。大滝詠一、竹内まりや、松原みき、Yellow Magic Orchestra(妻女山里山通信)

2022-07-22 | ジャズ・BABYMETAL・JuiceJuice・宮本佳林・クラシック
 現在オーストラリアとか世界中で、日本の80年代のシティポップが大ブームなんです。懐かしきあの時代。

Eiichi Ohtaki - A Long Vacation (1981) [Full Album]

 LPもCDも持っている。今は社会人の息子達も小さい時から車の中で聴いていた。一緒にでかけた湘南の海や信州の高原のワインディングロードを思い出す。隣にはいつも笑顔の妻がいた。

日本の80年代シティポップ - 80'S Japanese City Pop Vol.2

 80年代のシティポップは、なぜこんなに心地いいのだろう。オイルショックもあったけれど、バブル前夜で国民には精神的な余裕があった。

Best Medley of 80's Japanese City Pop - 80年代シティポップメドレー

 私は、拡大主義とポストモダンに疑問を覚え、南米アマゾン、アンデスへ200日余りの放浪の旅に出た。世界の果てから日本を見つめた。

きらめく夜の都会で聴きたいCityPop

 ブラジルで聴く日本のポップスは本当に魅力的だった。間にマイケル・ジャクソンとかブラジルのポップスが流れる。パラレルな価値観で世界のポップミュージックを聴けたのは大きかった。ブラジルのポップスやカントリーミュージックにもはまった。

日本の70年代 80年代シティポップ 🎵 J-Pop 80 メドレー 🎧 80年代を代表する邦楽ヒット曲。おすすめの名曲#2

 アマゾンのカラオケスナックで、ブラジルの女の子があみんの「私待つわ」を上手に歌った時は鳥肌が立った。
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80年代 シティ・ポップ・メガミックス ♪ City Pop Non-Stop Mix

 杉山清貴とか荻野目洋子とか八神純子とか杏里とか。山下達郎や竹内まりやはもちろん。懐かしすぎる。そして、200日余りの南米放浪の旅から帰国した私は、原宿のあるアダルト編集デザインプロダクションに就職しました。アダルトというのはAVのことではなく、雑誌やムックなどプロジェクトごとに編集者やラーター、スタイリスト、カメラマン、ヘアメイクなどを使って仕事をする事務所で、アートディレクターをしていました。若い頃は、アイドル雑誌のデザインやアイドルやタレントやモデルの撮影のディレクションも。女子大生がオーナーの企画会社で女子高生を集めて企画を企業に売り込んだり、レコード会社やレコーディングスタジオも仕事でよく行きました。そんなで、シティー・ポップは好きでしたし、アイドルも応援していました。若い子の相談にのってあげたことも。家ではジャズやQUEENなどを聴いていましたが、アルバムは視聴盤が送られて来るので必ず聴いていました。中でも中森明菜だけは自腹で買っていました。

Yellow Magic Orchestra (YMO) - Solid State Survivor (1979, full album)

 テクノポップといえば元祖クラフトワークですが、日本ならYMOですね。ヒットの頃、参宮橋で友人とデザイナーしながらカフェレストランをやっていたことがある。流行っていた。店でもかけまくっていた。

YMO「君に、胸キュン。(MUSIC VIDEO・HD Remaster)」 MUSIC VIDEO

 いいおっさんがなにやってるんだ感が凄いが、何気に凄い。シティポップというか歌謡曲?

荻野目洋子 / ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)MV [New Dance Ver.]

 もうね日本のユーロビートといえば彼女でしょ。カラオケで歌うと友人のタイの女性やフィリピーナが踊ってくれます。在京時代彼女が坂下に住んでいて息子の友人のお母さんがハウスキーパーしていましたとさ。ただこの時期。バブルで浮かれている日本を見て、どう略奪してやろうかと虎視眈々と策略を練っていたのがアメリカ。JAL123便撃墜プラザ合意を経て円高誘導小泉竹中の売国奴によってまんまとハメられ日本は30年余りの不況に向かうのです。カルト犯罪宗教集団と結託した岸安倍一族にとどめを刺されました。全てアメリカCIAの思う通り。絞り尽くされて今の日本があるのです。いい加減気づかないと日本は滅びます。

夏に似合うジャズアルバム。「ピーター・キャット」の気怠い夏:村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック

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戻り梅雨の晴れ間に妻女山陣場平へ。ヒグラシ、オオムラサキ、粘菌、アラゲキクラゲ。夏の郷土料理(妻女山里山通信)

2022-07-18 | アウトドア・ネイチャーフォト
 三連休は戻り梅雨で信州もスカッとは晴れませんでした。それでも日曜日は県外からも妻女山に歴史マニアが訪れてくれました。最終日、曇り空ですが一部青空も見える天気。妻女山の陣場平まで歩いて登りました。前日にもの凄い雷雨があったから車で登れるか分からなかったからです。山仕事もしないので道具もないし。ただ、気温は25度ぐらいでしたが湿度が100%。けっこう過酷な山歩きでした。

 葉の上におそらく羽化したばかりのヒグラシ。ジッとしています。羽化したてのセミの羽は、白っぽい薄青緑色です。人間や動物の血は、鉄分を含む赤血球中のヘモグロビンで赤く見えますが、それ以外の生物では薄青色の血(体液)の方が多いのです。これは銅成分を含むヘモシアニンのためです。

「ひぐらしは 時と鳴けども 恋ふらくに たわやめ我(あれ)は 定まらず泣く」〔詠人不知 万葉集 第10 1982〕
(ひぐらしは時を決めて鳴くけれども、恋のせいでか、弱い私は時を定めず泣いてばかりいます。)

 セミの中でもヒグラシは、漢字で書くと「蜩」「茅蜩」「秋蜩」「晩蝉」「日晩」「日暮」と色々あるように、その物悲しい鳴き声からか万葉の昔から日本人好みの昆虫でした。

 朽ちた倒木に苔。胞子嚢も育っています。苔は北八ヶ岳が有名ですが、500種類もあるそうです。

 キンポウゲ科というのは分かります。ただ、キンポウゲ、タガラシ、キツネノボタン、ウマノアシガタなど似たものが多く同定が困難です。ケキツネノボタンかとも思うのですが、確信が持てません。毒草です。

 林下の薄暗い丸太に粘菌。丸いのでタマツノホコリでしょうか。まだ子実体が形成されていないゼリー状のものも見られます。小さな甲虫が食べに来ています。

 これも粘菌のクダホコリ。もっと大きくなりそうですが、明日豪雨になったら溶けてしまうでしょう。マクロレンズに替えたかったのですが、なにせもの凄い湿度。ボディ内部に湿気が入ることを恐れて交換しませんでした。画像解像度があまり良くないのはそのためです。

 樹液バーに行きました。オオムラサキのオスが一頭吸汁しているだけです。カブトムシもアオカナブンもオオスズメバチもいません。

 度重なる雷雨で、アラゲキクラゲが大きくなりました。次の機会に採りましょう。キクラゲとトマトの中華風卵炒めは夏の定番です。

 川中島の戦いで上杉謙信が本陣とした陣場平。私が仲間と貝母(編笠百合)の保護活動をしているところです。満開の様子は、4月のアーカイブをご覧ください。日本の里山で見られるのはここだけです。今年はヒカゲイノコヅチを何回か刈っているので、草丈が例年の三分の一ぐらいです。川中島の戦いの記事の検索は、右上の検索窓に「川中島の戦い」と入れて、プルダウンでこのブログ内でを選び、検索ボタンをクリックしてください。

 貝母の現在の状況。すでに溶けて消えたものもあります。カラスアゲハが一頭舞っていました。他にはなにもいないので下ります。

 エンジュ(槐)に絡みつくナツヅタ(夏蔦)。湿度が高く暑くても汗が吹き出ることがなく、逆に熱がこもるので熱中症になりやすいのです。クロメマトイが纏わりつくのでタオルを半分に折って振り回しながら歩きます。

 林道に飛び出てきたのはカマドウマ。素早いのでなかなか撮影させてくれません。昔は民家の台所に出たので竈馬の名前が。厠にいたので便所コウロギというかわいそうな名称も。

 梅雨明けでしなびたヤマアジサイも復活しました。

 ネムノキも復活。アリが吸蜜に訪れていました。

 残土捨場にあるオオブタクサ。高さが3m以上、茎は根本で5センチもあります。陣場平のは毎回抜いています。今年も通算で500本以上は抜いていると思います。絶滅は困難ですが、かなり減りました。

 松代方面の眺め。かろうじて四阿山は見えます。暑くても三連休なので観光客や歴史マニアが訪れます。しかし、さすがにバテました。温泉へ向かいます。

 北の飯縄山、長野市街地方面の眺め。連日の雷雨で千曲川は泥の色に増水しています。戻り梅雨はいつ明けるのでしょう。24日(日)ぐらいでしょうか。撮影に出られないのでストレスがたまります。しかも明けたら猛暑とか。人間だけでなく里山の生物にとっても厳しい夏になりそうです。

 この夏初めての信州丸茄子のおやき。青紫蘇の葉で挟むのは、祖母が考えた我が家オリジナル。今回の粉は、伊賀筑後オレゴン、ゆめちから、ゆめせいきを同量づつ。手作り信州味噌にごま油、唐辛子を醤油麹に漬けたものを混ぜてピリ辛に。市販品とはひと味もふた味も違う旨さです。

 これも郷土料理。塩漬けの皮付き鯨の脂で出汁をとった汁で手打ちうどんを。具には丸茄子、モロッコインゲンを炒めて、昨秋採って冷凍しておいたクリタケを加えて煮ます。父が昔作った七味唐辛子で。うどんは、おやきの皮と同じです。こねて半日寝かせて何度も折り返して踏んで仕上げます。茹であげたら冷水でしめます。塩皮鯨はこの時期、スーパーで普通に並んでいます。丸茄子、南瓜、青唐辛子の煮物も夏の定番料理。冷やしていただきます。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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気温34度の茶臼山自然植物園へ。ベニシジミ、ジャノメチョウ、オオムラサキ、コクワガタ、フランスギク、エゾカワラナデシコ(妻女山里山通信)

2022-07-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 最高気温が34度の予報の中、妻女山陣場平へ行きましたが、前回いたゼフィルスがまったく見られません。これでは撮影にならないと茶臼山へ。まず昨年撮影したハンミョウの生息地へ。なにもいません。茶臼山動物園南口の脇の道路を進んで茶臼山自然植物園の駐車場の最上部へ。梅雨が早く明けて、台風4号も当地ではほとんど降雨がなかったのでカラカラです。

 ベニシジミ(紅小灰蝶)。地面スレスレをせわしなく飛んでいます。三頭ほどがクルクルと回ったり、吸蜜したり。幼虫の食草は、スイバ、ギシギシなど。止まっているのはフランスギクの葉です。

 英国風のガーデン。雨が少ないせいか昨年より昆虫が少ないのが残念です。

 フランスギク(仏蘭西菊)で吸蜜するベニシジミ。

 フランスギクは蜜が多いのでしょうか、同じところで長い時間吸蜜していました。なくなると隣へ。

 アカツメクサで吸蜜中のルリシジミ(瑠璃小灰蝶)。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科など、様々な植物の花やつぼみを食べます。庭にもよく舞ってきます。

 アジサイ(紫陽花)も昨年より花の数が少なめ。例年ならここでたくさん見られるクマバチも少ない。遠くに松代東条の奇妙山が霞んでいます。

 おそらくタヌキの糞で吸汁するオオムラサキ(大紫)のオス。タテハチョウ科の蝶は、樹液や山桑の実の果汁以外に、猪やタヌキの糞も吸います。汗をかいていると塩分を求めて手や指にとまることもあります。

 もう一頭がやってきました。場所取りのバトルが始まります。

 しばらく揉めましたが、結局それぞれの場所で吸汁。

 お腹がいっぱいになったのか、近くの樹木で休憩中。

 近づいても逃げないので最接近。口吻は使わないときは丸めています。昆虫なのに脚が4本に見えるのは、前の二本がほぼ退化して胸に折りたたまれているからです。黒く瞳に見えるのは偽瞳孔。

 ジャノメチョウ(蛇目蝶)も糞に吸汁に来ました。昨年はこの近くのシモツケの垣根に大発生していたのですが、今年はほとんどいません。糞で吸汁するのは初めて撮影しました。幼虫の食草は、ススキ、コメススキ、ショウジョウスゲなど。

 コクワガタのオス。東京の公園や森でもよく見られました。カブトムシやミヤマクワガタなどと比べると小さいので、少年たちの垂涎の的ではありませんが、可愛い。口に見えるオレンジのブラシで樹液をなめます。

 アカツメクサで吸蜜するジャノメチョウ。人の気配に敏感で近づくとすぐ逃げるのですが、それどころではないほど空腹かのどが渇いているのでしょう。

 相当お腹が空いているのか、長い時間吸蜜していました。暑さで頭がクラクラしてきました。自然植物園の中ほどにある展望台で休憩。他にはコミスジ、イチモンジチョウ、ミドリヒョウモンが舞っていました。

 展望台の下から東の眺め。松代方面です。奇妙山の後ろには雲に隠れた根子岳と四阿山。

 バナナではないですよ。ニッコウキスゲに似たユリの残花にキスゲフクレアブラムシ。別名はゴンズイフクレアブラムシ。橙黄色でロウ質の白い粉で覆われています。

 北米原産のルドベキアの一種。草丈が150センチぐらいあります。別名は松笠菊。

 クガイソウに似ていますが、ヒメルリトラノオ。ヨーロッパ~北アジア原産のベロニカ・スピカータの小型品種。

 エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)。北海道、本州(中部地方以北)の山地の日当たりの良いところに自生している多年草です。苞が2対で、花弁の先が細かく別れています。低山ではカワラナデシコ、高原に行くとタカネナデシコが見られます。

 オドリコソウの仲間だとは推測できるのですが外来種ですね。草丈がかなりあります。私の背丈よりあります。画像検索すると、Lamium orvalaやHedge woundwortと出ます。いずれもシソ科でオドリコソウの仲間ですが。こんなに草丈の高い種はありません。なんでしょう。引き続き調べます。記事は、誤りや不明な点が解明できたとかの場合に加筆修正することがあります。特に通知はしませんが、できるだけツイッターに載せるようにします。

 昆虫が少ないので、動物園北口下に行ってみました。恐竜公園があります。小学生が昆虫採取していました。何か捕れたと聞くとオオムラサキのオスが二頭。餌なにをやればいいか分かる?と聞いたら樹液といいうので、シロップや果汁でもいいよと言いました。そして撮影した写真を見せてあげました。昆虫採取を通じて命と触れ合うということは重要です。
 この恐竜はお腹の横に穴があって、小さな子なら入って口から頭を出して「ギャー!恐竜に食べられたぁ」という動画や写真を撮ることができます。きっとバズります。

 目ぼしい昆虫がいないので帰ることに。公園から望む妻女山山系。なだらかな丘陵地帯で山村がある西山と、険しい妻女山山系は地形も土質も異なります。そこが面白い。

 妻女山展望台からの茶臼山。自然植物園や動物園、恐竜公園の傾斜地は、上の崩壊した茶臼山南峰から続く地滑り地帯です。茶臼山の地層は、浅いところに亜炭や泥炭の層があり地中深くまで水を通さないため、大雨が降ると表層部が地滑りを起こしやすいのです。そのため山中に水を抜くための施設がたくさんあります。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。

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