■21年間(私は19年間)続いたこのgooブログが、11月18日に閉鎖されることになりました。過去記事含めて完全にアクセスが不可能になります。 早速、FC2にこれまでの記事をすべて移しました。アーカイブスとして利用してください。こちらをクリックで見られます。「モリモリキッズ」。写真をクリックで大きくなりレンズマークをクリックで最大に。
新しいブログをゼロから始めることになるかも知れません。新しいブログのURLはまだ決まっていませんが、決まりましたらこちらでお知らせします。
22日(土)は最高気温が27.8度。貝母は暑さに弱いので、下からしぼみ始めています。ただ明日からはそう気温が高くないのでなんとか持つかも知れません。

貝母の葉先が丸まっているのは、この時期に発生する爆弾低気圧の暴風から身を守るために互いに巻き付いてスクラムを組んでいなすためとお話しています。この写真でそれがよく分かると思います。今日も午後2時すぎから強風が吹き始めました。貝母の見学は、10時から午後2時までが最適です。

貝母は下から咲き始め、下からしぼみます。初めての方は凄いですね、もっと小さな群落かと思っていましたと。毎年来られている方は、今年は背が低いとか花がだれかに食べられていると。ニホンカモシカの母子の話をするとみなさん驚かれます。

昨年と一昨年前の記事を見ていただくと分かるのですが、今年は少し迫力に欠けます。それでもこれだけの群生地は日本でここだけですので、楽しんでいただけた様です。藪の中の四畳半ほどの貝母からここまでするのに16年かかりました。
初めて来られた方は、こんな近くにこんないいところがあるなんて知らなかったと。里山の魅力に気が付かれた様でなによりです。これから樹木では、ウワミズザクラ、ヤマツツジ、ヤマフジ、ツクバネウツギ、ガマズミ、ネジキなどが咲きます。草本では、ホタルカズラ、ヒレアザミ、クサノオウ、ギンランなどが咲きます。ウスバシロチョウや色々なシジミチョウも舞います。鞍骨山(鞍骨城跡)へもここから約60分で登れます。

貝母だけでなく今年はカスミザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラも花つきが悪く華やかさがありません。

カスミザクラ。花柄に微毛があります。ヤマザクラはありません。もうすぐウワミズザクラも咲き始めます。

オオヤマザクラ(ベニヤマザクラ)。山梨とかでは樹高30mの巨木も見られますが、妻女山山系では大木はありません。

東南の隅から見ると凄く旺盛な群落に見えます。成長した貝母をニホンカモシカは食べません。

鞍骨山(鞍骨城跡)への道。陣場平から60分ほどです。今日もひとグループが向かった様です。象山へ下りるループコースもお勧めです。

右下へ300m下ると堂平大塚古墳。GWはツツジが満開になります。

古墳脇の花桃が咲きました。

別の種類の花桃。何年か前に大鹿村へGWに行ったときは、村中が満開の花桃に包まれていました。

花桃の樹下にムスカリ。ツルボ亜科ムスカリ属の植物の総称で、別名はブドウヒアシンス(葡萄風信子)。花言葉は、「明るい未来」「夢にかける思い」。原産地は地中海沿岸。ムスカリとは麝香(じゃこう)のこと。

サンショウ(山椒)の若葉。山椒味噌を作ります。夏には青い実で縮緬山椒を。

妻女山山系では総苞が閉じているシナノタンポポ(信濃蒲公英)が見られます。最高では草丈80センチのものを発見したことがあります。花もミニひまわりぐらい大きなものでした。

ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)。夏になる赤い実は甘くて美味。子供の頃のおやつでした。

妻女山松代招魂社の八重桜も満開です。以前この花びらを集めて塩漬けにし、桜茶を作ったことがあります。

展望台下から見上げる長坂峠。ヤマザクラやカスミザクラが満開です。手前はケヤキの春紅葉。この時期は、樹種によって若葉の色が違うので色とりどりで美しい。

25日(金)、 短い時間ですが昼近く陣場平へ登ってみました。ちょうど下りてきた男性と邂逅。貝母の話や陣場平や堂平大塚古墳の歴史などを話しました。彼の話では佐久から来た女性たちが貝母を見てから鞍骨山へ向かったそうです。貝母は写真の様にかなりしぼみ始めました。今週末まででしょう。最適な見頃はだいたい4月10日〜20日です。

群生地の南側に種が飛んでたくさん芽生えています。数年後には見事に花咲くといいのですが。

陣場平や林道沿いにクサボケ(草木瓜)が満開です。足元に朱色の明かりが灯る様。イカリソウも咲き始めました。GWのツツジ(躑躅)が楽しみです。
●モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。
■「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!
■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。
●インスタグラムはこちらをクリック。ツイッターはこちらをクリック。YouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。。
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。
新しいブログをゼロから始めることになるかも知れません。新しいブログのURLはまだ決まっていませんが、決まりましたらこちらでお知らせします。
22日(土)は最高気温が27.8度。貝母は暑さに弱いので、下からしぼみ始めています。ただ明日からはそう気温が高くないのでなんとか持つかも知れません。

貝母の葉先が丸まっているのは、この時期に発生する爆弾低気圧の暴風から身を守るために互いに巻き付いてスクラムを組んでいなすためとお話しています。この写真でそれがよく分かると思います。今日も午後2時すぎから強風が吹き始めました。貝母の見学は、10時から午後2時までが最適です。

貝母は下から咲き始め、下からしぼみます。初めての方は凄いですね、もっと小さな群落かと思っていましたと。毎年来られている方は、今年は背が低いとか花がだれかに食べられていると。ニホンカモシカの母子の話をするとみなさん驚かれます。

昨年と一昨年前の記事を見ていただくと分かるのですが、今年は少し迫力に欠けます。それでもこれだけの群生地は日本でここだけですので、楽しんでいただけた様です。藪の中の四畳半ほどの貝母からここまでするのに16年かかりました。
初めて来られた方は、こんな近くにこんないいところがあるなんて知らなかったと。里山の魅力に気が付かれた様でなによりです。これから樹木では、ウワミズザクラ、ヤマツツジ、ヤマフジ、ツクバネウツギ、ガマズミ、ネジキなどが咲きます。草本では、ホタルカズラ、ヒレアザミ、クサノオウ、ギンランなどが咲きます。ウスバシロチョウや色々なシジミチョウも舞います。鞍骨山(鞍骨城跡)へもここから約60分で登れます。

貝母だけでなく今年はカスミザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラも花つきが悪く華やかさがありません。

カスミザクラ。花柄に微毛があります。ヤマザクラはありません。もうすぐウワミズザクラも咲き始めます。

オオヤマザクラ(ベニヤマザクラ)。山梨とかでは樹高30mの巨木も見られますが、妻女山山系では大木はありません。

東南の隅から見ると凄く旺盛な群落に見えます。成長した貝母をニホンカモシカは食べません。

鞍骨山(鞍骨城跡)への道。陣場平から60分ほどです。今日もひとグループが向かった様です。象山へ下りるループコースもお勧めです。

右下へ300m下ると堂平大塚古墳。GWはツツジが満開になります。

古墳脇の花桃が咲きました。

別の種類の花桃。何年か前に大鹿村へGWに行ったときは、村中が満開の花桃に包まれていました。

花桃の樹下にムスカリ。ツルボ亜科ムスカリ属の植物の総称で、別名はブドウヒアシンス(葡萄風信子)。花言葉は、「明るい未来」「夢にかける思い」。原産地は地中海沿岸。ムスカリとは麝香(じゃこう)のこと。

サンショウ(山椒)の若葉。山椒味噌を作ります。夏には青い実で縮緬山椒を。

妻女山山系では総苞が閉じているシナノタンポポ(信濃蒲公英)が見られます。最高では草丈80センチのものを発見したことがあります。花もミニひまわりぐらい大きなものでした。

ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)。夏になる赤い実は甘くて美味。子供の頃のおやつでした。

妻女山松代招魂社の八重桜も満開です。以前この花びらを集めて塩漬けにし、桜茶を作ったことがあります。

展望台下から見上げる長坂峠。ヤマザクラやカスミザクラが満開です。手前はケヤキの春紅葉。この時期は、樹種によって若葉の色が違うので色とりどりで美しい。

25日(金)、 短い時間ですが昼近く陣場平へ登ってみました。ちょうど下りてきた男性と邂逅。貝母の話や陣場平や堂平大塚古墳の歴史などを話しました。彼の話では佐久から来た女性たちが貝母を見てから鞍骨山へ向かったそうです。貝母は写真の様にかなりしぼみ始めました。今週末まででしょう。最適な見頃はだいたい4月10日〜20日です。

群生地の南側に種が飛んでたくさん芽生えています。数年後には見事に花咲くといいのですが。

陣場平や林道沿いにクサボケ(草木瓜)が満開です。足元に朱色の明かりが灯る様。イカリソウも咲き始めました。GWのツツジ(躑躅)が楽しみです。
●モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。
■「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!
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もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。