goo blog サービス終了のお知らせ 

モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

貝母のつぼみは下を向き始め、紅梅は満開。白梅が咲き始め、アオイスミレとスイセンが開花(妻女山里山通信)

2025-04-07 | アウトドア・ネイチャーフォト
 昨年は8日に開花したのでどうかなと妻女山陣場平の貝母(ばいも)を見に行きました。やはりまだつぼみでした。3月の冷え込みのためです。それでも下を向き始めたので週末には咲き始めるでしょう。昨年より一週間ほど遅めです。また、麓近くのソメイヨシノも咲き始めました。
 今年の春の進み具合は2019年と似ています。12日頃から咲き始め、15、16日頃から見頃に。25、26日まで見頃が続きました。おそらく同じ様になると思います。昨年より一週間ほど遅れています。

 下を向き始めたつぼみ。草丈は10〜50センチ。母子のニホンカモシカが貝母を食べた痕があちこちにありました。天然記念物ですし、追い払うわけにもいかないので仕方がありません。毒草なのによく平気だなと感心します。

 順調に成長しています。やはり見頃は、15〜25日頃でしょう。貝母は桜と違い雨では散りません。しかし、最高気温が25度以上になるとしぼみ散り始めます。天気予報を確認しておいでください。20日頃にはヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラが咲き賑やかになります。

 林の中の貝母はまだ小さめ。その分咲くのも遅いので全体では長く楽しめます。万葉集にも一首詠まれていますが、満開になったら紹介します。

 上の入り口のベンチのあたりから。強風で落枝がたくさん出て貝母を潰していたので30分ぐらいかけて片付けました。一番左奥は、一昨年、去年と球根を植えたところです。無事に芽吹きました。

 堂平大塚古墳へ。紅梅も満開になりました。

 艶やかです。セイヨウミツバチが吸蜜に訪れていました。

 スイセンとムシカリも咲いています。

 白梅も咲き始めました。

 陣場平下のギャップでは天然のサンシュユ(山茱萸)が満開です。

 アオイスミレ(葵菫)。もう少しするとヒナスミレ(雛菫)も。その後はタチツボスミレ(立坪菫)が咲きます。スミレは地方により変異が大きく、変種や交雑種もあるのでスミレの同定は大変です。アリ散布植物です。

 カンスゲ(寒菅)の花。カヤツリグサ科スゲ属。妻女山では、林道ののり面や日当たりの良い尾根筋で見られます。

 妻女山中腹のソメイヨシノ。一番咲いている樹です。ほとんどはまだつぼみ。

 妻女山展望台の下。高速ののり面に咲いているのは、黄花はレンギョウ、シロバナはユキヤナギです。

 花曇りの飯縄山。気温は15度ですが、時折吹く北風が冷たい。明日は暖かくなりそうです。春掘りの長芋の収穫も終盤です。水分が抜けて粘度が高く味も濃厚で美味です。

モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 千曲市森のあんずが見頃。禅... | トップ | 満開のあんずの里。樹齢300年... »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しま)
2025-04-08 10:10:11
昨日、陣場平から下りているところでお話しを伺った者です。ありがとうございました。
さっそく拝見しております。
貝母が咲くのを楽しみにしながら、また訪れたいと思います。
返信する
ぜひおいでください (モリモリキッズ)
2025-04-08 17:08:03
開花情報はブログでアップしていきます。例年より満開は遅れそうです。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アウトドア・ネイチャーフォト」カテゴリの最新記事