goo blog サービス終了のお知らせ 

モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ヤマエンゴサクが開花。ハナヤスリの芽吹き。スミレ、シュンラン、ミヤマウグイスカグラ、ニワトコ、タチツボスミレ。謎の石碑。白馬三山(妻女山里山通信)

2025-04-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
 9日は暖かく穏やかだった前日とは異なり晴れたのですが寒風が冷たい一日でした。山上は10度ぐらいですが体感気温は0度近く。貝母はまだつぼみですが、前回ヤマエンゴサクの群生地を訪れなかったので行ってみました。やはり咲いていました。途中で知り合いに出会ったのですが、驚いた、カタクリがまだ一輪しか咲いていないと言っていました。3月の寒さの影響が色んなところで出ています。貝母も遅れています。

 ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ケシ科キケマン属の多年草。別名、ヤブエンゴサク、ササバエンゴサク。

 上の様に同じ方向を向いているのもあれば、この様にとっ散らかって咲くものも。若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラル(春の妖精・春の儚い命)の一種です。

 ハナヤスリ。小さなミズバショウ(水芭蕉)の様に見えます。そうは見えませんが、シダ植物です。

 成長すると葉の真ん中から胞子嚢が出てきます。それがヤスリの形に似ているのでそう呼ばれます。

 貝母のつぼみは下を向き始めました。これが膨らむと下から咲き始めます。週末ぐらいでしょうか。今年は寒さのせいでしょうかつぼみの数が例年に比べて少ない。

 陣場平の北東の隅。菱形基線測点がある手前に2年前から球根を移植しました。それが芽生えています。

 寒さのためか今年の貝母は草丈が低いのです。見頃は、15日から25日頃でしょう。当ブログでお知らせします。

 上にタチツボとか何もつかないスミレ。スミレもカタクリやニリンソウなどと同じアリ散布植物です。種につくエライオソームを求めてアリが巣に運び、不要な種を巣の外に捨てることで増えます。

 咲き始めたばかりのシュンラン(春蘭)。単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭です。洋蘭として人気のシンビジウムの仲間。

 あちこちでミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)が咲き始めました。夏になる赤い実は甘くて美味しい。

 堂平大塚古墳の謎の石碑。ここの持ち主で山仲間で友人だった故人のKさんがログハウスを作るときに掘り出したもの。彼も不思議がっていました。勅命とか正一位とか天宮大穴郷堂平とか書いてあります。内容と風化具合から相当に古いものでしょう。彼は堂平という地名から、その昔にお堂があったのではと言っていました。
 天宮大穴郷堂平とありますが、天宮は雨宮の古名か。大穴郷(於保奈・多穴)とは、平安時代中期〔承平年間(931年 - 938年)〕に作られた辞書『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』に載る古代埴科郡七郷のひとつ。この石碑もその頃のものである可能性も。
 堂平大塚古墳の北に西へ伸びる斎場山から薬師山への尾根があり、その最西端の南の麓に古大穴神社が鎮座します。
◉古大穴神社御由緒
「創建年月不詳。江戸時代亨保12年4月(1727)諏訪大明神造立。往古は日ノ尾(南山)に鎮座という。明治3年9月(1870)拝殿再建。太古から塚穴が多く大穴郷(おおなごう・於保奈・多穴・大穴)と呼ばれていた。境内の石段の処に大きな古墳があった。よって明治13年12月(1880)社号を古大穴神社と改称。祭神は、建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)」
 なお、尾根の北側に鎮座する上杉謙信が庇護した会津比売神社の御由緒には、森将軍塚古墳に埋葬されているという初代科野國造の武五百建命(たけいおたつのみこと)の妻とされる会津比売命(あいづひめのみこと)夫婦が、この地に住んでいたという里俗伝があります。会津比売命は、建御名方命の孫になります。建御名方命は大国主命の子ですから、つまり出雲系です。彼女の夫は大和系。古代科野のクニは、出雲系と大和系が結婚してできたというわけです。大和族は先に入っていた出雲族を恐れていたという説もあります。政略結婚だったのでしょうか。

 前回撮影したサンシュユから100mほど離れた場所にそこそこ大きなサンシュユの樹がありました。

 サンシュユの花のアップ。直径2センチぐらい。

 ニワトコ(庭床・接骨木)レンプクソウ科ニワトコ属の落葉低木。若芽は山菜。接骨木という不思議な名前は、枝や幹を煎じて水あめ状になったものを、骨折の治療の際の湿布剤に用いたためといわれます。ニワトコの杖は「宿命の杖」といい、魔法の杖といわれ、『ハリー・ポッターと死の秘宝』に登場します。

 小さなアオイスミレ(葵菫)。ただ、葉の形が少し尖っているのと上の花びらがうさぎの耳状ではないので、タチツボスミレとの交雑でしょうか。

 タチツボスミレ(立坪菫)の群生地。スミレ科スミレ属の多年草です。もっともありふれたスミレでアオイスミレより花がずっと大きい。

 コケの胞子嚢。スギゴケの仲間だと思うのですが。先っぽの三角帽子がないものは、すでに胞子が飛んだものです。

 松代方面の眺め。中央の山の麓に満開のあんずの花がたくさん咲いているのが見えます。右奥に根子岳と四阿山。拙書にも載せています。

 北アルプスの白馬三山。右手前は茶臼山の南峰。中腹にはリンゴ畑が広がります。花が咲くのはゴールデンウィーク頃。

 白馬鑓ケ岳(2,903m)と杓子岳(2,812m)。手前の里山に信里小学校とJAの建物や民家が見えます。最近ワイナリーの建物ができました。周囲には葡萄畑が広がっています。
 
 白馬岳(2,932m)。白馬岳は元は代馬岳と白馬村が申請したのですが、明治の帝国陸軍陸地測量部の地図には白馬岳と表記されていました。それ以前は西山とか嶽山とか呼ばれ正式名称は無かったそうです。その面白い顛末は、以前記事で書きました。山名などの自然地名は現在の名前になるまで色々と変遷の歴史があるのが普通です。複数あるのも当たり前です。


モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開のあんずの里。樹齢300年を超えると伝わるあんずの大木。在来種の古樹、レンギョウ、満開の興正寺の枝垂れ桜(妻女山里山通信)

2025-04-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
 8日はあんず祭りの最終日。最高気温が20度。寒風もなく穏やかなお花見日和。昼過ぎから花曇りになりましたが、なんとか天気はもちました。平日ですが上平の駐車場はほぼ満車でした。

 樹齢300年を超えると伝わるあんずの古樹です。手前の栽培あんずと違って花の色もやや黄味がかったコーラルピンクです。

 前回トップに載せた在来種のあんずの花。

 その在来種の古樹。10年前に比べると樹勢が衰え花の数も少なくなりました。

 畑の斜面にこれも在来種。

 一番標高の高いあんずも満開になりました。麓とは100m以上の高低差があるので開花も遅れます。

 満開のレンギョウとあんずの花。鮮やかなコントラスト。

 禅透院の山門。山号は神龍山。在来種のあんずが何本か見られます。前回はサンシュユを紹介しました。

 興正寺の裏手からあんずの里を望む。1970年ぐらいまでは平屋の藁葺き屋根がほとんどで、屋敷に在来種のあんずの大木がたくさんあって家が見えないほどでした。集落内のあんずは本当に少なくなりました。

 興正寺山門と満開の枝垂れ桜。山門の諏訪立川流の子持ち龍については二つ前の記事をご覧ください。

 興正寺で出会った地元のおじさんは、高齢化であんずを止めてしまう家が増えていて困っていると言っていました。子供達はサラリーマンで週末にあんずをやるといっても、果樹は稲作と違って非常に手が掛かるのです。

 あんず畑から見る北アルプス。一番奥に見えているのは北アルプスの中腹です。あんず祭りが終わったら、あんずのスウィーツを買いに来ようかと思います。帰りに妻女山へ立ち寄ったら山歩きをしてきた植物の専門家の方と邂逅。面白い話ができました。


モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貝母のつぼみは下を向き始め、紅梅は満開。白梅が咲き始め、アオイスミレとスイセンが開花(妻女山里山通信)

2025-04-07 | アウトドア・ネイチャーフォト
 昨年は8日に開花したのでどうかなと妻女山陣場平の貝母(ばいも)を見に行きました。やはりまだつぼみでした。3月の冷え込みのためです。それでも下を向き始めたので週末には咲き始めるでしょう。昨年より一週間ほど遅めです。また、麓近くのソメイヨシノも咲き始めました。
 今年の春の進み具合は2019年と似ています。12日頃から咲き始め、15、16日頃から見頃に。25、26日まで見頃が続きました。おそらく同じ様になると思います。昨年より一週間ほど遅れています。

 下を向き始めたつぼみ。草丈は10〜50センチ。母子のニホンカモシカが貝母を食べた痕があちこちにありました。天然記念物ですし、追い払うわけにもいかないので仕方がありません。毒草なのによく平気だなと感心します。

 順調に成長しています。やはり見頃は、15〜25日頃でしょう。貝母は桜と違い雨では散りません。しかし、最高気温が25度以上になるとしぼみ散り始めます。天気予報を確認しておいでください。20日頃にはヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラが咲き賑やかになります。

 林の中の貝母はまだ小さめ。その分咲くのも遅いので全体では長く楽しめます。万葉集にも一首詠まれていますが、満開になったら紹介します。

 上の入り口のベンチのあたりから。強風で落枝がたくさん出て貝母を潰していたので30分ぐらいかけて片付けました。一番左奥は、一昨年、去年と球根を植えたところです。無事に芽吹きました。

 堂平大塚古墳へ。紅梅も満開になりました。

 艶やかです。セイヨウミツバチが吸蜜に訪れていました。

 スイセンとムシカリも咲いています。

 白梅も咲き始めました。

 陣場平下のギャップでは天然のサンシュユ(山茱萸)が満開です。

 アオイスミレ(葵菫)。もう少しするとヒナスミレ(雛菫)も。その後はタチツボスミレ(立坪菫)が咲きます。スミレは地方により変異が大きく、変種や交雑種もあるのでスミレの同定は大変です。アリ散布植物です。

 カンスゲ(寒菅)の花。カヤツリグサ科スゲ属。妻女山では、林道ののり面や日当たりの良い尾根筋で見られます。

 妻女山中腹のソメイヨシノ。一番咲いている樹です。ほとんどはまだつぼみ。

 妻女山展望台の下。高速ののり面に咲いているのは、黄花はレンギョウ、シロバナはユキヤナギです。

 花曇りの飯縄山。気温は15度ですが、時折吹く北風が冷たい。明日は暖かくなりそうです。春掘りの長芋の収穫も終盤です。水分が抜けて粘度が高く味も濃厚で美味です。

モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千曲市森のあんずが見頃。禅透院の在来種とサンシュユ。興正寺山門の枝垂れ桜と子持ち龍(妻女山里山通信)

2025-04-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 千曲市森のあんずが見頃というので温泉の帰りに寄りました。気温は10度で北風が強く花冷えの日でしたが、週末の明日からは春の陽気ということで絶好の花見日和となるでしょう。一番標高の高いあんずは三分咲きで満開は週明けになるでしょう。おすすめは、週明けの3日間です(あんず祭りは8日まで)。桜(ソメイヨシノ)も咲き始め最上部のあんずと枝垂れ桜も満開になるでしょう。
 妻女山の貝母(ばいも)とカスミザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラは15日以降満開になるでしょう。当ブログでアップします。今日は長野県の小中高大の入学式。途中で入学式を終えた可愛い小学生とすれ違いました。

 毎年撮影する在来種のあんずの花。樹全体ではまだ三分咲きでした。

 在来種は集落の中や畑の角にあります。樹高が高いので分かります。

 右奥に見える大木は、樹齢300年を超えると伝わる古樹です。森のアンズは、天和年間(1681~1683年)元禄時代、伊予宇和島藩主伊達宗利侯の息女豊姫が、松代藩主真田幸道侯に興し入れの際、故郷の春を忘れじとして国許よりアンズの苗木を取り寄せ、松代東条地区に植え付けたのが始まりとされるのですが、それ以前にも少しはあった可能性はあります。安永年間(1772~1780年)松代藩は、森村・倉科村・生萱村・石川村などへ苗木を配布し、栽培を奨励しました。

 栽培用のあんずの樹。花の蜜を吸うためにヒヨドリが集まっていました。

 これも在来種のあんずの樹。

 この畑は五分咲きぐらい。あんずの種類や標高、日当たりなどで開花のスピードが異なります。

 禅透院の鐘楼と在来種の杏の花。右奥はやはり満開のサンシュユ(山茱萸)。禅透院は、曹洞宗佐久郡前山村貞祥寺末派で、弘治元年(1555)創建。

 サンシュユの花のアップ。

 在来種のあんず。

 在来種の花のアップ。

 あんずの花は、枝に沿うようにくっついて咲くので梅や桜と区別できます。

 禅透院の山門と向こうにはあんずの畑。レンギョウとユキヤナギも咲き始めました。コブシやモクレンももうすぐ咲きます。

 興正寺山門と枝垂れ桜。まだ三分咲きです。

 諏訪立川流の天才、和四郎富昌作の「子持ち竜」の木彫。和四郎富昌は八幡の武水別神社の再建中でした。そこで、森出身の弟子・宮尾八百重を案内役に住職、世話人、名主らが建築現場に赴き建築を依頼。引き受けた富昌は三月頃から、父富棟が寛政二年(1789)に建築した善光寺大勧進の表御門形式を参考に絵図面を制作。四月には八百重の家に投宿し近くの薬師山に登って酒宴を催し、満開の杏花を愛でたといわれています。夜は篝火の下で鼓を鳴らし謡曲の「鞍馬天狗」を吟じ、見事な龍を描き上げ、村人や近郷近在の話題をさらい、村では日本一の宮大工が来たと喜んだそうです。興正寺は、浄土宗西京大谷知恩院の末派で、創立年は不詳。

 山門脇の石仏と「旧阿吽(あうん)獅子」嘉永四年 尾張なんとかと書いてある瓦。4つあります。これも見事なものです。

 山門から見上げる左に三峯山。右奥は山頂は見えませんが鏡台山。両山とも拙書でコースを載せています。

 わりと古い栽培種のあんず。最近は作業しやすい様に横に伸ばすのが主流。

 最上部のあんずはまだ三分咲き。満開は日曜か週明けでしょう。

 左に戸隠連峰、右に飯縄山。麓は春ですがまだまだ冬山です。

 在来種の大きなあんずの樹と長屋門のあるお屋敷。風が冷たいので帰ります。来週また来ましょう。
 最近、詐欺電話やスパムメールが多くて閉口しています。ご連絡はできるだけパソコンメールでお願いします。なお、サイドバーにあった直接私にメールが届くメッセージは、昨年末でサービスを終了しました。

モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄でお願い致します。コメント非公開希望の方はその旨を書いてください。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。お問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妻女山陣場平の貝母(編笠百合)はつぼみになりました。紅梅は三分咲き、ダンコウバイは満開です(妻女山里山通信)

2025-03-27 | アウトドア・ネイチャーフォト
 二日続けて飛びまくった黄砂がやっと落ち着いたので久しぶりに貝母の群生地がある妻女山陣場平へ登りました。貝母はつぼみになっていました。例年より五日ぐらい遅いでしょうか。山のあちこちでダンコウバイが満開。堂平大塚古墳の紅梅は三分咲きです。鞍骨山への途中に寄る方も増えてきます。当地は午後2時ごろから強風が吹き荒れることが多いので、それまでに下山することをおすすめします。危険な倒木や落枝が起きます。 3月に寒の戻りがあったので貝母の開花は少し遅れそうです。10日過ぎになるでしょう。

 貝母(ばいも)のつぼみ。奈良時代に入ったといわれる薬草(毒草)です。万葉集にも一首詠まれています。4月の茶花です。江戸時代は薬草として今よりも一般的で知られていたのでしょう。

 昨年より一週間ほど遅れているでしょうか。それでもこの暑さ(麓は28.2度)。貝母は暑さに弱いので心配ですが、週末から平年並みに戻るので大丈夫でしょう。山上は20度でした。

 一番成長が早い場所は40センチぐらいになっています。あと10日ぐらいで咲き始めるでしょう。貝母は下から上へ咲いていきます。つぼみが下を向き始めたら咲く合図です。

 上の入り口のベンチから。貝母は最終的には、70〜80センチになります。それは壮観です。山上の群生地は日本でここだけです。この陣場平は第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣とした場所です。我が家の祖先は武田と真田の家臣でしたが。林源次郎寛高は真田幸村の影武者のひとりでした。
偽造の感状書。真田幸村の影武者として討ち死にした先祖。保科正之に仕えた先祖。林采女(妻女山里山通信)

 山蕗も出始めました。これは雌花。右下は雄花。ビタミン竹輪とかき揚げにします。

 一角にあるセリバオウレン。もう残花に近く結実しているものもありました。

 山のあちこちでダンコウバイが満開です。妻女山山系で最も早く咲く樹木の花です。

 花柄(かへい)が無いのがダンコウバイ。あるのがアブラチャンです。アブラチャンは鞍骨山まで登ると見られます。

 堂平大塚古墳の紅梅が咲き始めました。

 三分咲きです。例年より一週間ほど遅れています。

 陣場平入り口の貝母。ニホンカモシカによって食べられています。ここは彼らの通り道(獣道)なのです。ほかの草が芽吹き始めると食べなくなります。毒草ですが、少しならデトックスになるのでしょうか。筋肉弛緩剤と同じ成分なので食べてみようとか思わないでください。

 カワラタケ。右上は以前採ったコフキサルノコシカケとマンネンタケ。三つとも制癌作用があるといわれています。煮出して飲用します。

 妻女山展望台から善光寺平。飯縄山と戸隠連峰は前日は黄砂で見えませんでした。麓の畑では長芋の収穫が終わろうとしています。春掘りの長芋は水分が抜けて濃厚で美味です。とろろはもちろん、海老真薯とかお好み焼きにすると美味です。
 千曲市森のあんずの里で「あんず祭り」が始まりました。咲き始めた様です。来週中頃から週末にかけて満開になるでしょう。信州の春は駆け足で通り過ぎていくので花時のチェックを。

 昨年4月19日の満開の貝母。昨年の見頃は4月10日から23日でした。開花状況は当ブログで掲載して行きます。


モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。南米関係の書籍を紹介中。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

咲き始めたというセツブンソウを見に倉科の杉山の群生地へ。積雪で見られるのはわずか、見頃は来週(妻女山里山通信)

2025-03-21 | アウトドア・ネイチャーフォト
 千曲市のサイトで咲き始めたと出たので行ってみました。最高気温は17度。ただし、19日にかなりの名残雪が降ったので雪の下かまだ咲いていないかだろうと思いました。谷筋で杉林なので思った以上に雪が残っていました。見頃は来週でしょう。妻女山陣場平の貝母も雪で潰されてしまったのではと心配です。

 セツブンソウ(節分草)は、キンポウゲ科セツブンソウ属で、本州の関東地方以西に分布する高さ10センチほどの小さな多年生草本。花の直径は1から2センチ。花びらに見えるのは萼です。先が黄色く見えるのが退化して蜜腺になった花びら。千曲市が長野県の北限といわれています。

 節分草は早春に咲き、2、3ヵ月でその年の生活サイクルを終え消えてしまう植物で、スプリング・エフェメラル(Spring Ephemeral、春の妖精、春の儚い命)と呼ばれます。セツブンソウの種は、アリが巣に運んで発芽する虫媒花。アリ散布植物で、日本には200種以上あります。スミレやニリンソウなどもそうです。

 日当たりの良い雪が溶けた場所だけ咲いていました。

 逆光に光るセツブンソウ。ガクについた水滴が凍って光っています。

 アリ散布植物は、セツブンソウ属やカタクリ属以外にスミレ属、イチリンソウ属、フクジュソウ属、ミスミソウ属、キケマン属、クサノオウ属、エンレイソウ属などがあり、自然界におけるアリの働きの重要さが分かります。

 日本には、アリが絶滅すると絶えてしまう植物が200種以上あるのです。たとえばカタクリの胡麻より小さな種にはエライオソームというアリの餌となる物質がついていて、アリは種ごと巣に運びます。そして、エライオソームを取った後、種を巣の外に捨てるのですが、それが種蒔きになるのです。

 咲き始めた蕾(つぼみ)ですが、残雪で寒くて開くのを躊躇している様に見えます。

 群生地の入り口。日が差しても杉林なのでなかなか雪が消えません。セツブンソウの保全活動をされているSさん夫婦と男性二人、女性二人が訪れました。

 帰りに1キロほど離れた三滝に寄ってみました。今年はマイナス10度になる様な日はなかったので氷爆は見られませんでした。

 セリバオウレンがやっと咲きました。髻山(もとどりやま)の見頃は月末からでしょう。妻女山陣場平の貝母の見頃は、4月の10日から20日頃かと思います。

 6日後の上と同じ株。中央にかたまっていた雄しべが抜け落ちて退化した赤い雌しべが見える雄花。左下には雌しべのある両性花が見えます。元の中央の雄しべの役割はなんなのでしょう。なぜ抜け落ちたのでしょう。不思議です。しかし、よく見ると抜け落ちたのではなく開いた様です。開いている雄しべの数が増えています。花粉が露出すると開く様です。面白いシステムです。

モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貝母の成長を見に妻女山陣場平へ。続々芽吹いています。福寿草と北アルプス絶景(妻女山里山通信)

2025-03-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 3月3日ひなまつりの日に寒の戻りで雪が降りました。妻女山は消えましたが倉科のセツブンソウ群生地は残っています。まだ咲いていません。見頃は来週以降でしょう。今年は春が遅れています。豪雪の十日町から男性がひとり鞍骨山登山に訪れました。鏡台山から子連れの熊が下りてくる頃なので注意してくださいと伝えました。3月下旬すぎるとダンコウバイやキブシが咲きはじめます。花粉はやや多いの予報でしたがほとんど感じませんでした。杉の樹冠に花が少し見える程度なので今年は昨年同様少なめだと思います。

 15センチぐらいに成長した貝母。これが一番大きな株です。奈良時代に唐から入った薬草で万葉集にも一首詠まれています。

 落葉を押し上げて成長。日が当たっていなかったのでアントシアニンで赤茶色になっています。日が当たると光合成で緑色に。

 早いものは葉が開いてきました。ここはニホンカモシカの通り道なので新芽が食べられるおそれがあります。毒草なのに平気な様です。デトックスになるのでしょうか。

 ベンチの手前にも。陣場平全体で芽吹きが始まりました。踏むといけないので群生地には入りません。これだけの群生地は日本でここだけです。満開の様子は4月の記事を。

 堂平大塚古墳のフクジュソウ。たくさん咲き始めています。

 今日はセイヨウミツバチが訪れていませんでした。下界は12度まで上がりましたが、山上は6度です。

 妻女山展望台から鹿島槍ヶ岳。右に影になった深いカクネ里の谷が見えます。谷の下には平家の落人が隠れたとか。

 白馬鑓ヶ岳と杓子岳。手前の尾根の上には信里小学校の校舎が見えます。

 右に白馬岳。手前は崩れてしまった茶臼山の南峰。手前に茶臼山自然植物園や動物園があります。

 戸隠富士の異名をもつ高妻山。手前は戸隠連峰。 南面は急峻な崖で積雪がありません。

 飯縄山。晴れるとスノーシューで登る人もいるでしょう。ショートスキーで滑り下る人もいるかも。

 根子岳と四阿山。GWごろはまだ冬山装備が必要です。春の兆しを見つけたら写真を追加します。


モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妻女山陣場平で貝母の芽吹き。福寿草にセイヨウミツバチ。春の兆しの北信州(妻女山里山通信)

2025-02-26 | アウトドア・ネイチャーフォト
 2月は暖かいという気象庁の予報は大外れ。大寒波が2度も襲来したために、3連休までは最高気温が1度、2度と凍えるような毎日でした。明けていきなりの暖かさ。最高気温が10度の予報。貝母(ばいも)の芽吹きを求めて妻女山陣場平へ登りました。山の気温は6度。麓は11度まで上がりました。

 落ち葉をどけると貝母の芽吹きが始まっていました。日が当たっていないのでモヤシの様に黄色いものから寒さでアントシアニンの赤いものまで。大きな球根のものは太くなります。

 こちらは少し日が当たっていたもの。緑色のものもありました。ほとんどは枯れ葉の下で芽吹いています。

 奈良時代に入ったといわれる貝母は薬草として使われました。江戸時代は今より一般的だった様で、4月の茶花にもなっています。薬草ですがかなり強い毒草でもあります。一般の園芸店やホームセンターで売られていないのはそのためです。

 第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣を構えたという妻女山の陣場平。ここに日本の里山で唯一の貝母の群生地があります。ほとんどは枯れ葉の下なので見えませんが、もうすぐ枯れ葉を押しのけたり突き破って成長してきます。開花は4月初め、見頃は4月の10日から20日頃までです。当ブログの開花情報を見て、遠くは金沢、富山、新潟、東京などからわざわざ観に来てくれた人達もいます。

 次に堂平大塚古墳へ福寿草の撮影に。セイヨウミツバチが花粉を集めに訪れていました。

 福寿草は蜜はないのですが、多量の花粉を出すために昆虫が集まります。今年の啓蟄(けいちつ)は、3月5日(水)癸酉(先勝)。 期間は2025年3月5日(水)〜2025年3月19日(水)です。その頃にはもっと多くの昆虫たちが訪れることでしょう。まだ固いつぼみの紅梅も咲きだします。

 太陽に向かってパラボラアンテナを開くように咲いています。貝母や水仙と同じくこれも毒草です。

 古墳の南斜面と反対側の斜面に群生地があります。3月に入るともっと出てきます。

 戻って長坂峠から見る斎場山。枯れ葉がついているのはクヌギ。ヤマコウバシもまだ落葉していません。

 長坂峠から善光寺平。右に飯縄山、左に戸隠連峰と高妻山。千曲川は渇水期です。

 林道の北面は少し残雪が。凍結していますがこれぐらいならスタッドレスで大丈夫。この冬は積雪がほとんどなく雪かきも一度もしませんでした。長野駅に着いた外国人が、雪がないのに驚いていましたが、地獄谷や戸隠、白馬へ行けば山程あります。

 妻女山展望台から善光寺平。春掘りの長芋の収穫が始まっています。春の長芋は、水分が抜けて自然薯ぐらいの粘りがあるのでおすすめです。遠く飯綱山と戸隠連峰。

 飯縄山(1917.3m)。左が飯縄神社のある山頂。右が飯縄山山頂です。拙書では歴史や自然とともに3つのコースを載せています。

 高社山(1351.4m)。あの山の向こう側は、ロマンスの神様スキー場のある木島平。その向こうが飯山や野沢温泉で豪雪地帯です。高社山が盾となって、こちら側にはあまり雪が積もらないのです。麓の白い部分は、ブドウ畑やリンゴ畑。

 根子岳(2207m)と四阿山(2354m)。この3連休に息子たちがスキーで根子岳に登っていました。晴れて最高のスキー日よりだった様です。拙書ではいくつものコースを載せています。

 3日後の3月1日。最高気温は16度。貝母は1〜2センチぐらい 成長しています。芽吹き直後は透明で白っぽいのですが、寒さでアントシアニンで赤くなり、日光が当たると光合成が始まって黄色から緑になります。

 来週は寒の戻りで少し成長が止まるかも知れませんが、再来週からはぐんぐん伸びていくでしょう。

 1月19日以来の北アルプス鹿島槍ヶ岳。この冬は雪雲が多く、北アルプスがほとんど見られませんでした。豪雪地帯は大雪ですが、長野市の盆地は例年比60%ぐらいの降水量です。上田や松本はもっと降っていません。上田でも失火から山火事が起きました。この春は要注意です。

モリモリキッズ・スペシャルのブログで、ブラジル料理の本格的なレシピを4ページ、ブラジル音楽を2ページ紹介しています

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載します。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大寒波襲来で妻女山は積雪3センチ。雪中の福寿草。薄雪の陣場平。妻女山展望台からの眺め。(妻女山里山通信)

2025-02-05 | アウトドア・ネイチャーフォト
 大寒波襲来で北海道の帯広などは大豪雪になっています。当地も昨夜から降り始めましたが、朝見ると3センチでした。玄関先をホウキで掃いただけでした。昨年の今頃は25センチの積雪がありました。今年は一度も雪かきをしていません。明日は晴れ。小さな雪マークが金曜日だけ。その後は晴れ時々曇りか曇り時々晴れ。次に積雪があるとしたら2月下旬の上雪か、3月の名残雪でしょう。

 堂平大塚古墳の福寿草。

 雪中の福寿草。新潟県境の山脈を超えてくるので信州の雪はパウダースノーです。
 
 堂平大塚古墳。8輪ぐらい咲いているのですが、他はみな雪の下です。2月中旬をすぎるとどんどん咲き始めます。春が待ち遠しい信州です。

 古墳横のログハウス。登り口でシメと思われる鳥の群れを見た以外は、ほとんど見ていません。鳴き声もしません。静かです。新雪なので車で登ってきましたが、カーブではなんどか後輪が滑りました。下りの方が危険なので、時速10キロ以下で下ります。

 薄雪の陣場平。ニホンカモシカの足跡はありませんでした。気温はマイナス1度。一面に咲く貝母(ばいも)の発芽は2月中旬過ぎです。満開は4月中旬。

 陣場平西北の角にある高句麗人の積石塚古墳。ベンチが3つあって貝母の鑑賞ができます。

 長坂峠から斎場山。古代科野のクニの古墳で、第四次川中島の戦いで上杉謙信が最初に本陣とした場所です。後に陣場平に移った様です。

 林道の途中から善光寺平の眺め。朝は真っ白でしたが地温が高いのですぐに解け始めました。

 妻女山展望台から茶臼山や北アルプス方面の眺め。眼下の国道403は雪は無いのですが、濡れているので明朝のブラックアイスバーンに要注意。

 茶臼山は雪雲の中。おそらく粉雪が舞っているでしょう。

 薄日が差している高社山。あの向こうは木島平や飯山の豪雪地帯です。左奥は信越トレイルの山脈。戸狩スキー場が見えます。手前にホワイトリングとエムウェーブ。

 東に皆神山。手前に象山。

 左に奇妙山。右に保基谷岳。麓は松代の城下町。

 西の麓に岩野集落。千曲川の向こうは横田、御幣川。左奥に稲荷山。


モリモリキッズ・スペシャルのブログで、ブラジル料理の本格的なレシピを4ページ紹介しています

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を4回に渡って掲載中。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の兆しの福寿草が開花。黄色いパラボラアンテナの様な花びら。雪のない陣場平。妻女山展望台からの眺め。(妻女山里山通信)

2025-01-31 | アウトドア・ネイチャーフォト
 久しぶりの晴天。そろそろ堂平大塚古墳の福寿草が咲き始めただろうと妻女山へ登りました。昨年も今頃に開花しました。黄色いパラボラアンテナの様な花びらが、太陽を浴びて輝いています。

 今日開花したばかりの福寿草。雌しべがまるで和菓子みたいで美味しそうですが、毒草です。

 開花して2、3日経ったもの。花粉が飛散しています。福寿草は蜜は出しませんが大量の花粉を出すので虫たちが集まります。セイヨウミツバチやハナアブが訪れるのは啓蟄が過ぎてから。

 まだ咲き始めなので数は少ない。花期が長いので3月まで咲き続けます。

 妻女山陣場平。第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣を置いた場所。私達が保全活動を続けている貝母(ばいも・編笠百合)の群生地があります。積雪はなく地面はやや凍っていますが最低気温がそれほど低くないので霜柱もありません。週末に大雪の予報。来週には大寒波が来る予報です。おそらくそれが最後でしょう。
 貝母は2月中旬過ぎに芽吹くと予想しています。一面が満開の貝母で埋め尽くされるのは4月5〜20日頃になるでしょう。当ブログで開花状況をお知らせします。

 陣場平の北東部にある菱形基線測点。地球の歪みを計測するための測定器を乗せた土台です。この時期だけ樹間から善光寺平が見られます。

 戻って長坂峠手前から見る斎場山。古代科野のクニの古墳(円墳)で、上杉謙信が最初に本陣とした場所と伝わっています。右が長坂峠。

 長坂峠から南の眺め。すぐ向こうにエノキの木が何本かあります。根本の枯れ葉の下にオオムラサキの幼虫が越冬しているはずです。

 長坂峠から北の眺め。千曲川の向こうに長野パルセイロのホームスタジアム。今日は戸隠連峰も飯縄山も雲の中。千曲川はいつになく水量が少ない。このままだと春の水不足が心配です。

 林道を下って真冬でも青々としたリョウメンシダ。なにもない冬にはニホンカモシカが食べたりします。

 落葉松に巻き付くフユヅタ(冬蔦)。いわゆるアイビーです。ナツヅタは枯れています。

 妻女山展望台から北西の眺め。北アルプスは見えません。眼下の長芋畑は、すでに掘られた畑と春掘りのために残っている畑があります。春掘りの長芋は水分が抜けてねっとりしています。

 茶臼山と右奥に虫倉山(1378m)。あそこまでが松代藩の領地でした。拙書では不動滝に生息するハコネサンショウウオの写真も載せています。

 虫倉山の山頂は、4割が神城断層地震で崩落してしまいました。

 北北東にこれも拙書に載せている髻山(もとどりやま)。山頂は上杉謙信の山城です。春のセリバオウレンとカタクリは見事です。当ブログでも何度も紹介しています。5月のリンゴの花やコブシの花も絵になります。

 北東方面。ホワイトリング。右奥には高社山が霞んでいます。山の向こうは木島平や飯山の豪雪地帯。


モリモリキッズ・スペシャルのブログで、ブラジル料理の本格的なレシピを4ページ紹介しています
「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載します。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年初めて妻女山展望台へ。北アルプスには稜線に雲。さっそうと戸隠富士の高妻山。高社山と根子岳、四阿山。おやきと小田巻き蒸し(妻女山里山通信)

2025-01-11 | アウトドア・ネイチャーフォト

 1月19日の妻女山陣場平。第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣を置いた場所。私達が保全活動を続けている貝母(ばいも・編笠百合)の群生地があります。積雪はなく地面は凍っています。恐らく2月には上雪が降るでしょう。すると地面の凍結が解け貝母が芽吹く準備が整います。2月中旬ごろに芽吹くと予想しています。見頃は4月5〜20日頃になるでしょう。当ブログで開花状況をお知らせします。里山の群生地は日本でここだけです。満開の様子は左のバックナンバーから昨年の4月をクリックしてご覧ください。

「手羽元と大根の中華煮」。手羽元と大根は油で炒め焼き目をつけます。中華出汁、鶏がら出汁、牡蠣ソース、臭豆腐、本味醂、紹興酒、水で煮込みます。ニンニク、生姜、八角、干し椎茸を入れて。臭豆腐は、かなりの中華通でもあれは臭くて駄目という人も。しかし、調味料として使うと臭みもなく深い味が加わるのです。加えて希少な酪酸菌が含まれています。ラーメン、野菜炒め、麻婆豆腐などにもおすすめ。スープが非常に美味。これを使って炊き込みご飯も。
モリモリキッズ・スペシャルのブログで、ブラジル料理の本格的なレシピを紹介しています。ブラジル、ボリビアの旅行記も。
***************************************************************
 三が日以来の晴れ。今年初めて妻女山展望台へ。北アルプスには稜線に雲がかかっていました。ちょうど顔見知りの方が、桜の木の皮を求めて来ていたので、しばらく話し込みました。北アは展望台でもかなり待ってみたのですが、なかなか山頂を見せてくれません。この冬は日本海の水温が高いため雪雲の発生が多く、北陸に大量の雪を降らせた雪雲の残りが飛んでくるので、昨年の様などピーカンの晴天が一日もありません。

 山頂付近が雪雲に隠れている土豪の仁科氏に由来する仁科三山の爺ヶ岳(2670m)。爺ヶ岳は古くから里人に親しまれた山なので別名がたくさんあります。栂山・栂谷ノ峯・後立山・五六ヶ岳・爺岳・爺子岳など。南峰と本峰の間の白沢の上部には、春に種蒔きをする老爺の雪形が見られ、山名の由来となりました。

 左端が爺ヶ岳。鹿島槍ヶ岳や白馬三山は結局姿が見られませんでした。中央に茶臼山。その右奥に虫倉山。右へ陣場平山。右奥に戸隠西岳。

 拙書でも紹介の虫倉山(1378m)。そこで虫というのは古代は蛇(龍)のことであるとか、松代藩の領地で尊崇されていたということを記しています。本では不動滝に生息するハコネサンショウウオの写真も載せています。神城断層地震で山頂の4割が崩落してしまいました。手前は茶臼山。

 右に目をやると富士ノ塔山。山頂は滋野御三家の流れをくむ土豪小田切氏の砦だった様です。

 別名を戸隠富士と呼ばれる高妻山(2,353m)。奥には乙妻山。手前に戸隠連峰。一番手前は富士ノ塔山の尾根。

 戸隠連峰の西岳の山並み。手前は長野市の七二会。ここから西へ小川村までトラバースする見晴らしのいい道路があり、サイクリストに人気です。

 戸隠連峰と飯縄山。ご覧の通り善光寺平には積雪がありません。おそらく南岸低気圧で上雪が降るまで積雪はないかも知れません。ただ朝晩は道路は凍結しています。

 善光寺方面。駅前に100mのビルを建てる計画があるそうですが、長野にタワマンは不似合いです。善光寺さんが目障りだと怒るでしょう。信大の若者に意見を聞いたらいいと思います。

 西北に拙書でも紹介の高社山。親しみを込めてたかやしろと呼びます。その美しい山容から高井富士とも。麓にはブドウ畑やリンゴ畑が広がっています。

 右奥には苗場山や笠ヶ岳、志賀高原。右手前の崖がみえるのは金井山。金井山城跡があります。

 東方には根子岳(2207m)と四阿山(2354m)。真田の修験の山で、山頂には麓の山家神社の奥宮が二つあります。麓の神社には、真田幸隆が奉納した奥宮の漆塗りの扉が現存します。拙書では四阿山と真田の関係を詳細に記しています。菅平牧場から四阿山、根子岳をまわるループコースは拙書でも紹介していますが、大人気です。

 一番右手前は象山と左に離山。右奥に皆神山。奥に立石山。手前左の麓は松代の城下町。どピーカンになったら茶臼山へ北アルプスの撮影に行く予定です。

「野沢菜炒めのおやき」暖冬だったので野沢菜漬けの乳酸発酵が進みました。野沢菜漬け、大根、人参、鶏ひき肉を胡麻油で炒めて、鰹出汁顆粒、昆布出汁顆粒、本味醂、牡蠣ソース、臭豆腐、手作り信州糀味噌で味付け。皮は伊賀筑後オレゴンにとろろ、卵、炒り粉で。直径26センチの挟みおやき。

「牡蠣と松代一本葱のおやき」生地は伊賀筑後オレゴンにとろろ、卵、炒り粉、手作り信州糀味噌、牡蠣ソース、あご出汁と水。長ネギは輪切り。胡麻油を敷いて生地を流し入れたら葱と牡蠣をのせ、フタをして中弱火で6分焼く。ひっくり返して4分焼いたらできあがり。味はついているけど、お好み焼きソースやマヨネーズをつけても美味しい。

「小田巻き蒸し』大阪は船場の伝統料理。うどん入りの茶碗蒸しです。「苧環蒸し」とも。丼の底で渦を巻くうどんの様子が、紡いだ麻糸を玉のように巻いた苧環(おだまき)に似ていることから「おだまき蒸し」の名がついたといわれています。具は、モンゴイカ、小エビ、アサリ、カニカマ、小松菜、うどん。出汁は、アゴ、昆布、鰹、本味醂、薄口醤油。材料は丁寧に下ごしらえしておくのがコツ。具材が多いので空気の泡ができるのは愛嬌。卵は1個につき出汁汁1カップ。ズワイガニでやったら豪華。

「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
 引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を4回に渡って掲載中。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妻女山展望台からの北アルプス、戸隠連峰と飯縄山、根子岳と四阿山。苗場山(妻女山里山通信)

2024-12-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 5日ぶりの晴天、用事のついでに妻女山展望台に登り、望遠レンズで北アルプスなどを撮影しました。最低気温は−3度、最高気温は8度。湿度はわりと高めで55%ぐらい。ほぼ無風です。湿度40%以下だともっとクリアな画像になります。

 仁科三山の爺ヶ岳(2670m)。土豪の仁科氏に由来。栂山・栂谷ノ峯・後立山・五六ヶ岳・爺岳・爺子岳とたくさんの別称があります。南峰と本峰の間の白沢の上部には、春に種蒔きをする老爺の雪形が見られ、山名の由来となりました。天然記念物の雷鳥も生息します。ここからの直線距離は、約37キロです。

 鹿島槍ヶ岳(2889m)。山頂の右手の陰になっている谷には、平家の落人が隠れたというかくね里があり、上部の雪渓は2018年に長野県初の氷河であると認定されました。かくね里の人々は、やがて大川沢を下り鹿島川の辺りに住み、それが今の鹿島集落とか。ただ、鹿島神社には807年(大同2年)には集落があった記述があるそうで、平家追討以前にすでに集落があったことになります。戦国時代の天文年間の大地震で鹿島槍が大崩壊し、麓が大被害を受けたため、地震の神様である鹿島神社を勧請したといわれています。

 白馬三山は雪雲の中。手前は茶臼山南峰。

 爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳。手前は茶臼山などがある西山地域。西山大豆や野沢菜、リンゴが有名です。

 北方の戸隠連峰と右奥に戸隠富士の別名を持つ高妻山(2,353m)。左奥に乙妻山。

 飯縄山(1917m)。山頂は右の頂きです。左の南峰には飯縄神社の奥宮があります。祭神の飯縄権現(飯綱大明神)は、管狐(くがきつね)を使って術を行う飯縄遣(いいづなつかい)の仏神。山岳信仰が発祥といわれる神仏習合の神です。その姿は白狐に乗った烏天狗で、大日如来の化身の不動明王のさらなる化身といわれています。

 手前に富士ノ塔山。裏の林道からはほぼ山頂まで車で登れます。麓の白い崖は裾花凝灰岩。手前のスタジアムがある南長野運動公園は、川中島の戦いの激戦地で勘助宮があります。

 東方の根子岳(2207m)と四阿山(2354m)。四阿山は真田の修験の山で、山頂には麓の山家神社の奥宮が二つあり、真ん中には最古の石の祠があります。麓の神社には、真田幸隆が奉納した奥宮の漆塗りの扉が現存します。拙書では四阿山と真田の関係を詳細に記しています。菅平牧場から四阿山、根子岳をまわるループコースは拙書でも紹介していますが、大人気です。

 左に奇妙山。本来は帰命山で、本名を仏師岳(仏師ガ岳)といい古代は修験の山で、戦国時代以前の山城の跡もあります。ハイカーに人気の里山で、拙書でも紹介しています。手前は松代の城下町。剪定した枝を燃やす煙があちこちに見られます。

 北東には苗場山。手前は金井山の尾根。金井山城跡があります。

 奇妙山と松代方面。ヤマザクラはほとんど落葉しました。クヌギとコナラは落葉したものとこれからのものも。ヤマコウバシは春まで落葉しません。

 妻女山展望台。410mと低いのですが、眺望は抜群です。

 展望台奥の駐車場。20台ぐらいは駐車できますが、上杉謙信槍尻之泉のカーブが凍結するとスタッドレスタイヤでは登れません。30センチ以上積雪があっても登れません。

 前日、9日の千曲川河川事務所のライブカメラ。上越地方は大雪でしたが、信濃町や飯山はあまり降っていません。湿雪で雪雲が県境の山脈を超えられないのです。日本海の水温が10度も高く雪雲が大量の水分を含んでいるからだそうです。この冬はパウダースノーは望めないのでしょうか。今週末また寒気が来る予報です。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。天空のラパス、神秘のチチカカ、湿原のトリニダード [Bolivia] 富士山の頂上とほぼ同じ高さの百万都市。リャマをつれた少女。美人が多い大湿原真っ只中の街。ピラニア釣り。成田で捕まる? アップ。

村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒波の前の妻女山陣場平と堂平大塚古墳。アラゲコベニチャワンタケ、カワラタケ。アケビとゴヨウアケビ。妻女山展望台からのパノラマ(妻女山里山通信)

2024-12-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 晴天で無風なので26日ぶりに妻女山へ。年末に妻女山里山デザイン・プロジェクトの作業と納会があるので下見に登りました。週末はこの冬一番の大寒波が来る予報です。つかの間の小春日和を楽しみました。

 苔むした倒木にアラゲコベニチャワンタケ。チャワンタケの仲間はよく見るのですが、これは初めて撮影しました。3〜10ミリで縁に茶色の毛があります。そこに小さな水滴がついて綺麗でした。

 ホダ木にドンコ。今年は猛暑で原木栽培の椎茸は不作でした。

 これは肉厚で8センチぐらいあります。バター醤油ソテーにします。

 カワラタケ(瓦茸)。木材腐朽菌で、タマチョレイタケ科 シロアミタケ属。制癌作用があるということで薬用に用いられます。私は煮出して飲んだり、焼酎漬けにして飲用しています。新陳代謝が促進され美肌効果もあるとか。

 堂平大塚古墳の紅葉も終わりです。ずいぶん落葉しました。

 作業では、二本の赤松や奥の杉、広葉樹などを伐採する予定です。眺望を良くするのもありますが、伐採して放置することで野生動物の侵入を防ぐねらいもあります。伐倒したヤブにはヤマドリが棲みつきます。

 落葉松のかなり落葉しました。落葉松の葉は油分を含むので、林道に積もった場所はスリップに注意が必要です。

 マムシグサの実。誤って食べると口中がただれます。薬草にもなります。花が美しいので観賞用にも。

 赤い南天の実。自然にはないのでログハウスのKさんが植えたものでしょう。完熟してシブが抜けると鳥が食べに来ます。

 鞍骨山方面へ男性がひとり登っていきました。これからの季節は落葉で見通しがよくなるのでトレッキングには最適です。

 陣場平へ。川中島の戦いで上杉謙信が本陣を置いたところ。妻女山SDPが貝母を保全している場所です。2月下旬には、雪を押しのけて芽吹きます。満開は4月10〜20日頃です。このブログで開花情報を載せます。

 山蕗が青々と。

 陣場平の北東の菱形基線測点から。天気がいいのであちこちで小蛾が舞っています。

(左)アケビ(木通)。(右)ゴヨウアケビ(五葉木通)。緑の少ない冬のニホンカモシカの餌になります。

 長坂峠から。落葉して千曲川や飯縄山が見えるようになりました。

 妻女山展望台の裏にある善光寺地震の慰霊碑と真田公のお手植えの松の石碑。大きな石が手前にありますが、ここには赤坂山古墳があって、その石を石碑に使ったのではと考えています。

 妻女山展望台から西方。茶臼山や虫倉山奥の北アルプスは雪雲の中です。

 北方の眺め。左に戸隠連峰と高妻山(2,353m)。右に飯縄山(1,917m)。南峰には飯縄神社の奥宮があります。祭神の飯縄権現(飯綱大明神)は、管狐(くがきつね)を使って術を行う飯縄遣(いいづなつかい)の仏神。山岳信仰が発祥といわれる神仏習合の神です。その姿は白狐に乗った烏天狗で、大日如来の化身の不動明王のさらなる化身といわれています。上杉謙信が兜の前立てに使っていることでも有名です。

 東方の松代方面。左に奇妙山。右奥に根子岳と四阿山。いずれも拙書に載せています。

 暖冬で畑一面にホトケノザが咲いていました。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■熱狂のカルナヴァルはサルバドールで [Salvador] 熱く、情熱的で、官能的で、暴力的なカルナヴァル。ボアッチに逃げ込む。マフィアや娼婦の溜まるバー。情熱のバイアーナ。大西洋でボディサーフィン。忘却は神の贈り物 アップ。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃える秋がようやく妻女山まで。紅葉に黄葉、風が吹くと落葉松の黄色い雨。大量のヒラタケ。野沢菜漬け(妻女山里山通信)

2024-11-21 | アウトドア・ネイチャーフォト
 暖秋で紅葉も遅れていましたが、やっと善光寺平の里山にも燃える季節が訪れました。この秋はなかなかスカッと晴れることがないのですが、晴れの好日に登りました。

 堂平大塚古墳の紅葉もやっと色づきました。昨年も遅かったのですが更に5日ほど遅れています。鮮やかさもそれなりに。

 日当たりのいいところにハウチワカエデ。葉が大きめなので艶やかです。

 落葉松もやっと黄葉しました。風が吹くとチリチリと音を立てて黄色い雨が降ります。

 古墳横のログハウス。来月には整備作業をした後で、妻女山里山デザイン・プロジェクトの納会をします。

 前々回の記事でたくさんムキタケが採れた倒木にヒラタケが。

 こちらもヒラタケ。

 これもヒラタケ。

 サイズ的にはこれぐらいが扱いやすくて美味。市販の栽培ものに比べると、味も香りも濃厚です。クセがないので、鍋や煮込みうどんの他に、中華炒めやクリームシチュー、グラタンなどにも向いています。

 ムキタケも出ていましたが、前回たくさん採ったので今回はパスしました。来年に向けて胞子を飛ばしてもらいましょう。

 長坂峠のエノキ(榎)の鮮やかな黄葉。根本の枯れ葉の下には、オオムラサキの幼虫が越冬しているはずです。

 長坂峠から陣場平へ向かう林道。クヌギの黄葉。

 逆光の黄葉。正午ぐらいなんですが、随分と日が傾きました。

 中腹の落葉松はまだ緑のものも。

 椎茸栽培のホダ木。今年は猛暑でまったく出なかったのですが、今頃出ていました。ただ雨が降らずに冷え込むと、これ以上大きくはなりません。今年は不作でした。

 東の松代方面。根子岳や四阿山にもまだ積雪はありません。左手前に大きな山容の奇妙山。

 その奇妙山の山頂南にある30mの崖。三段に分かれていてトラロープもあるので登れます。拙書でもこのコースを紹介しています。山頂の手前は写真のように30mの崖が続きます。尾根の上も非常に狭いので、高所恐怖症の人には向かないコースですが面白い。尾根の先端には御嶽山の方を向いて神官像が立っています。

 妻女山展望台から戸隠連峰と飯縄山。今週末23日の土曜日には、長野えびす講煙火大会が開かれます。冬掘りの長芋の収穫が最盛期です。近くの松代パーキングエリアでは、名物のとろろ蕎麦が人気です。国道403からも入れます。

 西方の茶臼山。北アルプスの白馬三山は手前の雲に隠れています。バスクチーズケーキで有名なロンディネッラは、茶臼山動物園へ登る道から左に別れて林檎畑の中にあります。積雪はありませんが、山間部や高原の道路は凍結するので冬タイヤが必須です。

 その南の仁科三山も雲に隠れています。

 その鹿島槍ヶ岳のアップ。積雪は少なめ。手前の西山は錦秋に染まっています。二つ前の記事で紹介した稲荷山の龍洞院や、以前紹介した若穂の清水寺(せいすいじ)も見頃は今週末まででしょう。

 初霜が降りて1週間経ったので野沢菜を漬けました。やはり霜が降りないと冬野菜は甘味がのりません。昨年より10日ほど遅い漬け込みです。今年の野沢菜は暖秋のため巨大です。荒塩、煮干し、鷹の爪とシンプルな内容。あとで呼び水(3%の塩水)と柿の皮を加えます。1ヶ月ちょっとで食べられますが、すぐに食べられる時漬け(醤油漬け)も作ります。店で買うときは、添加物のない「本漬け」と書いてあるものを。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。熱狂のカルナヴァルはサルバドールで [Salvador] 熱く、情熱的で、官能的で、暴力的なカルナヴァル。ボアッチに逃げ込む。マフィアや娼婦の溜まるバー。情熱のバイアーナ。大西洋でボディサーフィン。忘却は神の贈り物 アップ。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖秋でキノコが可怪しい。ムキタケ、クリタケ、シロシメジ、ヒラタケ。北アルプスも雪解け(妻女山里山通信)

2024-11-13 | アウトドア・ネイチャーフォト
 北アルプス白馬三山に初冠雪があったのですが、ここ数日の暖かさでずいぶんと解けてしまった様です。最高気温が19度の妻女山山系へキノコ狩り。例年ならムラサキシメジの季節ですが、10月のキノコばかり。

 立ち枯れのクヌギにムキタケ。かなり大ぶりで綺麗です。小さなものは残して採取しました。

 こちらは山桜に。けっこうな量が採れました。鍋や煮込みうどんなどに。ツキヨタケと間違えると危険ですが、標高1000m以上でないとないので、ここでは問題ありません。ツキヨタケは縦に裂くと根本に黒いシミがあります。

 倒木にクリタケ。数株出ていました。ヒラタケもかなり採ったのですが撮影し忘れました。

 こちらもクリタケ。ここまで茶色だと黄色っぽいニガクリタケとは区別できますが、似た色の場合もあるので、噛んで苦くないか確認することが大事です。ニガクリタケは死亡例がある要注意の毒キノコです。天然キノコは知らないものは採らない。人にあげないが原則。

 シロシメジ。やや灰色に見えたので、不食のシロノハイイロシメジかと思いましたが、匂いを嗅いでシロシメジと分かりました。数十本ありました。小さな虫が入っていないものだけを採りました。クリームシチューやドリアに入れようと思います。

 また天然舞茸の残骸を発見。30センチはあったでしょう。高温で出ないと思っていたのが間違いでした。10株ほど採り損ないました。来年はリベンジします。

 かなりの急斜面なので足首と膝が疲れます。少し段差ができているニホンカモシカの獣道を歩くと楽です。

 クヌギやコナラ、ケヤキの森になぜか1本だけ太いシラカバが。

 マルバフジバカマの種。9月にはアサギマダラが吸蜜に来ます。

 マムシグサの赤い実。誤って食べると口内がただれます。花が美しいので園芸用に育てる人もいます。

 帰りに陣場平へ。ベンチで休憩。山歩きをすると少し汗ばむほどの暖かさです。雨が多いので貝母(編笠百合)の球根が大きく育つのではと期待します。来春が楽しみです。

 インセクトホテルの後ろの山椒の木はまだ緑です。

 逆光に光るダンコウバイの黄葉。ただ冷え込みがゆるいので里山の紅葉に鮮やかさがありません。

 妻女山展望台。411mと低いのですが、北アルプスの仁科三山と白馬三山、戸隠連峰、信越トレイル、志賀高原の笠ヶ岳と横手山、菅平の根子岳と四阿山が一望できるのは、善光寺平でここしかありません。

 茶臼山から陣場平山、富士ノ塔山、戸隠連峰に飯縄山。畑では秋掘りの長芋の収穫が最盛期。

 初冠雪した北アルプスの雪はかなり解けました。来週からはまた冷え込みそうです。暖かいので野沢菜漬けは月末過ぎになりそうです。まだ冬野菜に甘味がのっていません。信濃町とか標高の高いところの道の駅ならもう美味しい冬野菜が手に入ると思います。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■大河アマゾン・哀愁のサンタレン [Santarem] 絶品ピラルクーのフライ。開高健や向田邦子も絶賛したトゥクナレのスープ。私のために牛一頭をつぶす。熱帯雨林破壊の現場 アップ。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする