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建築を旅する

fu do ki

2006-05-28 08:21:34 | Weblog
昨日は一度行ってみたかったgallery fudokiにお邪魔した。
当日はあいにくの雨であったけれど、fudokiはしっとりとした風情が似合う。
場所は板橋の住宅街。黒い木のファサードはシンプルで、周りに馴染みながらも、フッと空気を変えるセンスを放っていた。
建物は中村好文氏。今、旬の、自分も大好きな建築家。

入口からちょっと感動。
綺麗なノンサッシュのガラス、ギャラリーらしく開放的なエントランスには、小さな敷石の様にスチール枠の洗い出し床が浮く。
テンパーガラス扉の把手は木製で、感触も形もいい感じ。
入ると、一階、二階共ギャラリーで、二階へは白い華奢な螺旋階段が続く。
これまた、細い白パイプの手すりには茶色の革がまかれていて、踏面もオークのオイルステン仕上。
そうだ、手や足の直接触れる所にはなるべく天然素材を使おうという事なんだろうな。

ああ、いい感じ。壁面の白い壁は自分も好きなテクスチャーがあり、ギャラリーだけど、単純なホワイトボックスではなく、落ち着いた雰囲気。

その日は、今開催中の『ZIBA+DESIGN』展ーF/styleの提案ーというのをやっていた。
ZIBAとは地場のこと。
日本の生活を支えて来た優秀な「地場産業」。
自然回帰というか、そんな、天然素材を使った伝統ある職人方とコラボレートして新たなデザイン提案をしていた。

せっかく優秀な技術をもっているのに、時代の波に押されコストなどの面もあると思うが、産業として成り立ちづらくなっている為に、やむなく消えそうになっている地場産業を復興させるという素晴らしい思いもあるようである。

F/styleは二人の若い女性のユニットで、当日はじっくりお話を伺えた。

お茶を頂きつつ話しながら、彼女たちが意図しているとおり、いろんなものがちょうどいい風に繋がって行く感じがして好ましかった。
女性らしい生活にちなんだ目線と、良い物を守り育て拡げたいという母性にも似たものに学ぶ所が多かった。

作品は非常に健康的でアーティスティックな感じ。女性なら誰もが好きになりそうな可愛らしいものであった。


色々あるうちの、犬の柄が入った、『月山緞通の麻とウールのマット(山形)』というのを購入。


あと、はき心地のいいゴムの入っていない靴下も。
帰りには更に一足プレゼントも頂きありがたかった。

ともかく、中村好文氏の空間もあいまって、癒され、刺激的なひとときであった。
http://www.fudoki.co.jp/gallery/index.html

ギャラリーのオーナーの方も実は先日MINIを購入されたらしく、見せてもらった。
なんと、パークレーン!。はあ、素敵。目の毒だなあ。
二台欲しくなってしまった。
まあ、自分のは男仕様のボーイズレーサーってことで。

ゆくゆくはパークレーンみたいに革張りにしたいって結末。



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