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建築を旅する

檀一雄の能古島の家

2006-02-06 08:31:07 | Weblog
先日購入した中村好文の「意中の建築」。
その中に、檀一雄の能古島の家というのがあった。
檀一雄、著名な小説家であり、料理などの本も書いており、檀ふみは長女。

私の上司のディレクターは、若かりし頃に檀一雄氏のお宅に居候のような感じでお世話になっていた方で、能古島の話は以前から聞いた事があった。
檀一雄氏が亡くなった後、仕事の関係で博多に数ヶ月居た間、上司は能古島の家にも住まわせてもらっていたとの事。
確認すると、やはりその家で、懐かしそうであった。
ただ、「こんなシャレた椅子は無かったぞ(笑)」とか「今は綺麗に苅ってあるけど、草ぼうぼうだった」とか言ってた。
テレビを勝手に持ち込んだら、「せっかく静かで都会を離れた所なのに、なんでテレビなんかもってくるの!」と檀さんのご長男の奥さんに叱られたらしい。
あと、外にある風呂場がちょっと大変で、巨大ムカデとか、ヤモリとかが出現して大騒ぎだったとか。
夜には海で漁をして、美味い魚を食ってたなどなど。
わはは。

なかなか思いがけず楽しいエピソードだった。
一度能古島、行ってみたいものだ。

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