ad

建築を旅する

弁当の法則

2005-08-31 09:03:30 | Weblog
「幕ノ内調理技師試験」
そんなものが実際存在するのか疑問だが、あるらしい。
幕の内に限っているところをみると、幕の内というものの、見た目以上の懐の深さを感じる。
しきたりというか、あるルールに則りつつも、ある意味自由に構成表現できるという事なんだろう。

これは、一級建築士のメルマガに在ったのだけれど、「幕ノ内調理技師試験」と「一級建築士製図試験」は非常に似ている、酷似しているとの事。


『この試験、味がよいかというのはあまり採点基準対象ではありません。
ポイントは以下の通り。』

1.規定のレシピどおりに作られているか?
2.ご飯の量やおかずの量に間違いはないか?
3.指定した位置に配置されているか?
4.指定した調理法でつくられているか?
5.食品衛生法上の違反はないか?

『ベテランだろうか、素人だろうが関係ありません。味ではなく、規定どおりの
モノが作られているかが採点対象なのです。
製図試験と酷似しているでしょう?』

うむ、なるほど。面白い。

『動線は、「幕の内調理技術師試験」でいうと、おかずの間仕切りを意味します。
ゾーニングは、おかずの配置計画でしょう。』

今からお弁当を詰めます。
「ハンバーグ」「漬物」「レタス」「卵焼き」「ウインナ-」「ご飯」
ハンバーグの中に漬物が混じっていたり、レタスの上にご飯が乗っていては
せっかく調理した料理が台無しになってしまいます。
また、間仕切り位置を間違えると、一方で入らなかったり、一方でスカスカになります。

『そういうことがないようにするためには、
とにかくレシピ(課題文)を読んで、そのとおりに作ることです。』

『創造性や感性は一切必要ありません。そういったことには一切加点されない試験です。
言われたとおりを再現する、それを読みきって、時間内に完成させる、
基本的にはそういう試験なのです。』


ふむふむ。まあ、解りやすいやね。
幕の内。力士じゃないよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿