あらこんなところに久慈琥珀♪

2006-10-02 21:43:44 | イベント

朝はどしゃ降りの中、早目に家を出てバスに乗りました。
今日のバスは何かな~、乗り降り楽なノーステップがいいかな、車内が比較的フラットなワンステップがいいかな。

が。やってきたのは普通のツーステップバス…そして超満員&体調不良&雨による不快感により速攻やっつけられて、瀕死の牛はヨレヨレになって会社にたどり着きました。
席に座る前から「顔色悪い」とご指摘くださったアナタ、大霊界!じゃなくて大正解。(今更ですが丹波哲郎さんのご冥福をお祈りします。)
商品はカリカリ梅1コです。(あ、それは牛がもらったのか;)
くっそ~、明日からいんぷれっさwで通勤してやればいいのか?!

ってなワケで、月曜日だし早々に職場を脱出した牛は、入り用な物があったので帰宅途中にお買い物へ。
気に入ったものが見つからず、なんとなくたどり着いたのは、仙台が誇るローカルデパート、藤崎。屋号は得可主屋(エビスヤ)だそうで。

ふと見ると催事の案内が。
「宮沢賢治誕生110周年特別記念-賢治と琥珀の世界-」
へぇぇ。琥珀ってもしかして、と思い。
行って見ると案の定、商品には全て「久慈琥珀」のタグが。
そうです、牛が大好きなw久慈琥珀の製品ですよ。

琥珀博物館の奥にあったレストランが改装のため休業するという話は聞いてたんですが、そこに飾ってあったはずの人魚のレリーフがあるではないですか。
そのほか、パネル展示や、「銀河鉄道の夜」をモチーフにした、琥珀細工の作品が何点か。そのほかの琥珀製の美術品も。
もちろん商品は、博物館内にあったショップの商品に見劣りしない品揃え。
思わず眺め回してたら、当然店員さんに話しかけられ「こちらもご覧ください」ってw

当然琥珀はクソ高いので、買えるはずもないのは店員さんがよぅくわかっているはずだから、こんな時は仲良く談笑するのみです(笑)
今年2回も博物館を訪ねた事を態良く話して、「レストラン改装中なんですよね?いつオープンするの?」「半年後くらいって聞いてますね。」「久慈あたりの紅葉はいつ見ごろ?」「今月末くらいですかねぇ」なんて。
調子に乗って牛も商品を隅々見渡して、ふと目に付いたのが、べっ甲と琥珀のかんざし。
かんざしねぇ、本当は欲しいんですよ。
でも、べっ甲と琥珀の組み合わせなので、とてもアダルトな雰囲気で、とても牛が普段に使えるようなデザインではないのですよ。

つまり地味。渋すぎ。
そんなかんざしなんて持ってた日にゃ、「回船問屋とお奉行のご禁制の品ごっこ」ができますよ。
「お奉行、本日はこちらをご用意してございます」
「ホホウ、これはべっ甲の…」
「ご禁制の品でございます故、くれぐれもご内密に…して、このたびの抜け荷の件は何卒お目こぼしいただけますよう」
「はっはっは。お主、これでいくら儲けるのだ?このような品だけで済むとは思っておるまい?」
「もちろんでございます、こちらにこれなるものもご用意致しました…お口に合えばよいのですが」
「おお!これはうまそうな黄金色のまんじゅうだのぅ!うっひっひっひ…」

それはさておき。

最近は、琥珀製品も若いヒト向けのデザインが増えたものの、やはり大粒だったり濃い色のは若いヒトが身につけるとただのオモチャに見えがちなんですよねぇ。
何気なく「これってオーダーだといくらくらいかかるの?」と聞くと、久慈琥珀の技術者さんと思われる若いおにーさんがわざわざ電話で確認してくれて、「柄のべっ甲の部分だけで1万8千円するんで…あとは琥珀のほうの料金によりますねぇ」だそうで。高っ!

「柄は他の素材はないの?」
「うーん、ウチで作ってるのは今のところべっ甲だけですけど…もし自分で好きなかんざしの柄だけ見つけて、加工して付けられるようなものだったら、琥珀だけ加工して作れますよ。」
「ホント?それっていきなり博物館のとこに持って行ってオネガイ!って言ってもいいの?」
「ハイもちろん。加工が難しいものだと技術料かかっちゃうかもしれないけど、言っていただければ。…『仙台で聞いたときできるって言ってた!』って言ってもらえればやりますんで(笑)」
「わかりましたっ!気合入れてお金貯めときますわ!w」
…いいヤツだな兄ちゃんw 牛、欲しいんだよ、琥珀のかんざし。
すぐには無理だし行けないけど、埼玉にいる伯母が久慈に行きたいって行ってたし。
来年の春、暖かくなったらまた行きたいなぁ。
その時までに琥珀貯金でもしておこうかなぁ。

さて、この展示は10月5日(木)までだそうです。
しかも最終日の5日は、17時で終わってしまうそうなので、興味がある方は明日にでもGo!
ブースとしては狭いですが、ブルーアンバーも置いてあったので一見の価値アリ。
買う気が無くても店員さんに話しかけられたら「けっこう高いですね」「地味ですね」「ちょっと身につけるのは早いかな~」で乗り切れます(笑)

ちなみにその後、さくら野に寄ったらやはり「琥珀とべっ甲」の展示販売を1階でやってて、こちらも久慈琥珀さんの製品が。
どうやら久慈琥珀の系列会社であるベオルナ東京って、べっ甲を扱ってるらしく。
だからかんざしの柄もべっ甲なのね。なるほど。

牛、本来の買い物を忘れてどんだけ歩き回ってるのかって?
だって少しでもバスに乗る距離を短くしたかったんだもん。仙台駅前まで歩きましたさ。

そして乗ったのはワンステップバスでしたよん。