もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

日本のいちばん長い日

2007年12月15日 | 映画 TV・DVD
 監督:岡本喜八  脚本:橋本忍  原作:大宅荘一  1967年
怖い映画でした。もしもクーデターが成功していたら日本という国はなかったでしょうか。千葉県の九十九里浜はノルマンジー上陸戦線のようになり、京都はドレスデンのように破壊されていたのでしょうか。
クーデターを起こした陸軍将校を「未練だ!」と一喝した上官は素晴らしかったです。
クーデター組の鬼気迫る演技、特に黒沢年男は恐かったです。

お気に入り度は少し時間をおいて、もっとカスミがかかってからでないととても付けられない怖い映画でした~。

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2 コメント

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もくさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2007-12-16 10:54:52
何時も映画のお話にお付き合いを頂き有難う御座います。
此の映画、私もBSの岡本喜八監督特集で、久し振りに再会しましたが、また新たな想いを得る心地でした。感動という単純な言葉では到底言い表せない衝撃といっていいのでしょうか。

もくさんも同じようなご感想を述べておられると思います。
リアルで少しなりとも当時を知る(といっても表面的な現象だけですが)私といたしまして、もくさんのようなお若い方に、当時を知って頂くということが嬉しくてなりません。
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>アスカパパさんへ (もく)
2007-12-16 20:27:44
こんばんは、アスカパパさんは若き日に玉音放送を聴かれたんですね。
私は終戦反対派が首相官邸を放火し皇居や放送局まで侵入した事実を全く知らなかったので、この映画は衝撃的でした。
以前、九十九里浜を見下ろす小高い山の上にある砲台跡を藪をかき分けて見に行ったことがあります。藪で半分埋もれていましたが、コンクリート製で非常に堅牢に出来ていて六十年も前のものとは思えませんでした。首都防衛の最後の砦なので堅牢に作られたことをあとで聞きました。
蔓草や落ち葉で埋もれているのに、出ている部分は綺麗で非常に緻密なコンクリートだったことが、妙に印象に残っています。

アスカパパさん、私は若くないですよ~。ただ無知なオバタリアンです(笑)
戦争のことはホントに若い人たちに知ってほしいと思いました。私の場合、先ず自分が知らないといけませんネ


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