お気に入り度:鉄 秋元康脚本、井坂聡監督 2007年
主役の藤山という男が余りに身勝手な人間なので共感できませんでした。
肺がんと言われても煙草を止めないくらい頑固なくせに、捨て台詞を吐いて出てきた実家に、お金を無心に行きます。残された家族のためのお金が足りないから1400万融通してくれと小さな鉄工所を経営する兄に頼みます。自分は豪華ホスピスに入っておいて。
また、かつて自分が潰した会社の社長から蹴飛ばされて、それを許してくれたと受け取るし、生まれ変わっても奥さんにプロポーズすると言いつつ若い愛人に遺骨を分ける手配するし、、、。
それに奥さんも妙に悟ってしまっているチョット考えられない人でした。
あぁ、書ききれないくらいツッコミどころ満載の、筋が通らない映画でした~。
何故にランク:石でないのと問われれば、役所広司、岸部一徳等の俳優陣の演技の上手さに座布団一枚。
渡辺淳一の「失楽園」と同様に、男の甘い夢を描いたのかもしれません。
仕事ではある程度の立場に就き、お金で買ったのではない知的で美人の若い愛人がいて、夫を責めない奥さんを持ち、お金に不自由することはなく、最期は、失楽園では愛人からあなたが最高と言われながら、象の背中では妻子に暖かく見守られながら逝きます。失楽園はともかく、象の背中は死の宣告という重い設定に対して甘っちょろい男の話で、アホらしいと感じてしまった作品でした。
主役の藤山という男が余りに身勝手な人間なので共感できませんでした。
肺がんと言われても煙草を止めないくらい頑固なくせに、捨て台詞を吐いて出てきた実家に、お金を無心に行きます。残された家族のためのお金が足りないから1400万融通してくれと小さな鉄工所を経営する兄に頼みます。自分は豪華ホスピスに入っておいて。
また、かつて自分が潰した会社の社長から蹴飛ばされて、それを許してくれたと受け取るし、生まれ変わっても奥さんにプロポーズすると言いつつ若い愛人に遺骨を分ける手配するし、、、。
それに奥さんも妙に悟ってしまっているチョット考えられない人でした。
あぁ、書ききれないくらいツッコミどころ満載の、筋が通らない映画でした~。
何故にランク:石でないのと問われれば、役所広司、岸部一徳等の俳優陣の演技の上手さに座布団一枚。
渡辺淳一の「失楽園」と同様に、男の甘い夢を描いたのかもしれません。
仕事ではある程度の立場に就き、お金で買ったのではない知的で美人の若い愛人がいて、夫を責めない奥さんを持ち、お金に不自由することはなく、最期は、失楽園では愛人からあなたが最高と言われながら、象の背中では妻子に暖かく見守られながら逝きます。失楽園はともかく、象の背中は死の宣告という重い設定に対して甘っちょろい男の話で、アホらしいと感じてしまった作品でした。
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