魚はともだち、エサじゃない？

おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

★コトッ（カクテルグラスを用意します）

「魚はともだち、エサじゃない」
映画「ファインディング・ニモ」で、ホオジロサメのブルースをはじめとする３匹のサメが、サメのイメージアップのために掲げたスローガンですね

★コト コト コトッ（シェイカーを用意します）

ただドリーの鼻血のせいで、あっさり本能が目覚めちゃったわけですが…

★トクトク（ラムを20ml入れます）

さて、今日の注目記事はこれ
「『かわいそう』と魚を食べられない子供が増加…『それは動物愛護とは違う』と諭す教育も大切」…愛媛新聞（痛いニュース）

ただ単に、魚を食べたくない言い訳じゃないの？
（記事に挙げられた例はかなり特殊な事例だと思うし…）

★トクトク（ホワイトキュラソーを20ml入れます）

「魚の目がこわい」というのも、時代の変化を感じます
僕の小さいときは、鰯、鯵、鮎（地元の名産なんです）、イサキの塩焼きなんかは、必ずと言っていいほど頭が付いてきたし、ちょっと高級なお店の魚の煮付けもだいたい頭が付いてますよね？
ししゃもだって、メザシだって（あっメザシには目がないか）

★トクトク（生クリームを20ml入れます）

魚の頭を見る機会が少なくなったのかなぁ…
まぁ頭を取れば食べてくれるのであれば、まだいいのかもしれないけど…

★カランカラン カポ カポッ（氷を入れ、ストレーナとトップをかぶせます）

かく言う僕も、昔は魚のみをはがすのが苦手で大名食いでした。
（今はすっかり「猫泣かせ」ですけどね）

だから大きなことは言えないのですが、若い世代も魚を好きになってくれることを願っています

★シャカシャカシャカシャカ（強くシェイクします）

魚を食べることは「かわいそう」ではありません。
おいしく調理されたのに「かわいそう」と言って食べないほうが、もっと「かわいそう」です。

★カパッ トクトク（カクテルグラスに注ぎます）

今日も元気に、調理してくれた人、野菜やお肉やお魚を作ってくれたり、獲ってくれた人、そして僕たちが生きるためにもらった命に
「いただきます」って言いたいですね

★お待たせしました、プラチナブロンドです。
プラチナブロンドはほとんど白に近いブロンドのことで、この髪色の大人はごく稀にしかいないそうです。
飲んでみるとオレンジババロアのようで、オレンジの爽やかな香りと、生クリームのコクが印象的な一杯です
大事なのは力強いシェイク！
たっぷり空気を含ませれば、唇でふわふわな感触を楽しめます
普通のバーではメニューにないかもしれませんが、生クリームのあるお店（メニューにグラスホッパーやホワイトルシアンのあるお店）で、リクエストを聞いてくれるお店なら、やってくれると思います。