Bar FU-TEN

もじっとの瘋癲的なブログ
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記事もお酒も、その日の気分次第でございます

物理でロマンを

2014年03月24日 | 自然科学
おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

★コトッ(カクテルグラスを用意します)

この時期に自然科学ネタといえば、普通は世間を騒がせているあの件なのですが、今回はNHKの回し者です
MIT白熱教室(NHK)
マシャチューセッチュ…
ゴホン!
マサチューセッツ工科大学の名物教授、ウォルター・ルーウィン先生の一般市民にも開放した全8回の特別講義の番組です

★コト コト コトッ(シェイカーを用意します)

2013年2月7日からアンコールの再放送がされていたのですが、ものの見事に見逃し、僕が観たのは2月21日の第3回「電気はどうやって作るのか?」からでした

★トクトク(ジンを45ml入れます)

この講義のスゴイところは特別にハイレベルな実験をするわけではないのですが、その実験が身の回りの実体験と高度な理論がしっかり結びついているところです
事前にルーウィン先生からちゃんと理論の説明(ちょっと…というよりしばしば高度な時もあるのですが)が為されるのですが、さすがは教育番組だけあって必要な補足がちゃんと付きます

★トクトク(レモンジュースを15ml入れます)

だから物理初心者の人でも安心してみてもらえます
(あっ、でも前回の量子学や不確定性原理は何度も見直す必要があるかも)

★ツー(マラスキーノをティースプーン1杯入れます)

この番組を見て思うんです。
もし高校時代に、こんな先生がいたのなら物理への興味がまた違うものになっていたんじゃないのかと…

★カランカラン カポカポッ(シェイカーに氷を入れストレーナとトップをかぶせます)

この先生の好きなところは常々…
科学には犠牲がつきもの
とおっしゃるところです。
ご自身はもちろんのこと、講義の参加者も巻き込み、時には愛娘のエマの顔を涙で濡らすところです


先生が科学ために犠牲になっておられるお姿です

★シャカシャカ(シェイクします)

そして僕の物理学の恩師も同様でしたが、物理学にロマンを求めているところです
僕が思うに物理を学ぶ人、教える人って、ロマンチストの割合が異常に高い気がします

★カパットクトク(カクテルグラスに注ぎます)

今週の金曜日が最終回になりますが、それにふさわしい講義「星はどう生まれ どう死ぬのか?」という胸躍る内容になっております。
3月28日(金)23時からです。
さてさてルーウィン先生は、講義室の中でどんなロマンを語ってくれるのでしょうか

★お待たせしました、アビエイションです。
キリッとしたジンにレモンの酸味とサクランボの甘口リキュールのマラスキーノのほのかな甘みが一体になったカクテルです。
ジンの代表的なカクテルにホワイトレディがありますが、それよりもさらに味が引き締まって、さらに爽快感が増しています。
もう春はすぐそこです。
今の時期にぴったりのカクテルです