Bar FU-TEN

もじっとの瘋癲的なブログ
メニューなんぞ、ございません
記事もお酒も、その日の気分次第でございます

バーテンダーの眼

2009年04月22日 | お酒
おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

★コトッ(カクテルグラスを用意します)

この前、お気に入りのダイニング・バーへ3杯()ほど飲みに行ってきました
(店長に許可をもらえたら、「グルメ」のカテゴリでも紹介したいなぁ

★コト コト コトッ(シェイカーを用意します)

まだ開店直後で、お客さんは誰もいませんでした。
「とりあえず…いつも通りジントニックで

他愛の無い世間話をしながら、当然ながら僕の視線は店長の手元に…
ん?

最初に出されたジントニックは、甘みが抑えられてスッキリとし、しかもライムの香りがよく効いてました

★トクトク(ラムを60ml入れます)

「じゃあ…2杯目は…う~ん、やっぱりジントニック

やはり当然ながら僕の視線は店長の手元に…
うん

2杯目のジントニックは、トニックの甘苦さが効いて、いわゆる普通のジントニック。
(といっても、『普通のジントニック』が、ものすごく難しいのですが…

★ツー(オレンジキュラソーを2mlほど入れます)

店長が『もじっとさん、1杯目と2杯目のジントニックの違い、わかりますか?
僕の回答は…
「作ってるときの手元、見ちゃいましたからw

★カランカラン カポ カポッ(シェイカーに氷を入れ、ストレーナーとトップをかぶせます)

1杯目と2杯目のジントニックの違い、それは1杯目はトニックウォーターの量を半分にし、代わりにソーダで満たすスタイルで作られたものです。
(2杯目は通常のジントニック)
これはトニックウォーターの甘みが強い場合に、スッキリさせるために使うテクニックのひとつです。

★シャカシャカ(シェイクします)

店長から『分かる人、そんなにいないですよ』と誉められましたが、とんでもない。
バーテンダーの実力を目の当たりにした瞬間でした

僕の入店した時間、様子、オーダーの仕方、普段の飲み方、僕の話、いろんなものを察し、
1杯目は甘さを抑えたほうがいい
と思ったそうです。
(実はこの後、食事の予定があったので、1杯目の甘さ控えめは、ありがたかった)

★カパッ トクトク(カクテルグラスに注ぎます)

僕のように『カクテルが趣味の人』とは違う、『バーテンダー』の眼、さすがでした。

★お待たせしました、スパニッシュタウンです。
ほとんどラムのカクテルです。
オレンジキュラソーで風味付けと、シェイクで空気が入っていますが、辛口に仕上がっています。
情熱の国「スペイン」にふさわしいですね
ほんと、ラムの香りがたまらない1杯です



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なお)
2009-04-22 23:21:30
バーテンダーさん、職人技ですね。

もじっとさん、文章が上手ですね。なんだか褒めてばかりで、申し訳ないんですが・・・。


返信する
さすが (けろろ)
2009-04-22 23:38:23
何か、ドラマのようやなぁ~。
それが、「プロフェッショナル」なのですね。
スゴイ観察力ですよね。
客からすればテレちゃいますが…
イヤよ、イヤよ、イヤよ見つめちゃいやぁ~ん♪
なぁんちゃって(笑)
返信する
ありがとうございます (もじっと)
2009-04-24 09:12:11
>なおさん
ほんと職人技ですね~
ほめていただき、ありがとうございます!
スゴイうれしいです
返信する
ありがとうございます (もじっと)
2009-04-24 09:13:08
>けろろさん
観察力、すごいですね
しかもさりげなくやるところがスゴイです。
返信する

コメントを投稿