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相乗効果と相加効果

2008年06月18日 | 自然科学
おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

シナジーという言葉があります。
辞典で引くと、こんな感じの意味です。

シナジー  [synergy] (goo辞書)

シナジー効果 【シナジーこうか】(goo辞書)

★コトッ(よく冷えたタンブラーを用意します)

そこで、(ヒマなので)自分なりに相乗効果を科学してみました。
相乗効果の「乗」には算数では「×(掛ける)」の意味があります。
ですから、単に足し算だけの「相加効果」があっても不思議ではありません(というより、実際にその言葉はあるようです)。

相乗効果は「1+1が3にも4にもなる」と例えられるように、足し算(つまり相加効果)ではなく、掛け算だと考えられます。

★トクトク(カンパリを45ml入れます)

ただし、相乗効果はいつも相加効果に勝るとは限りません。
Xさんの実力をx、Yさんの実力をyとすると
XさんもYさんも半人前の実力(x,y=0.5)しかないとすると…
相加効果:0.5+0.5=1
相乗効果:0.5×0.5=0.25
たまに日常生活で「あの人と仕事をすると、自分の実力が出し切れない」という相手、いませんか?
下手に連携する(相乗効果を狙う)と、分担して仕事する(相加効果)より、効率が悪いってことですね。

シナジーを求めるのであれば
x+y<x×y
(相加効果より相乗効果のほうが大きい)
でないといけません。

★シュポン トクトク シュワー(ビールを注ぎます)

では、XさんとYさんの実力が一緒だとして、一体どれだけの実力があれば相乗効果が生まれるのでしょう?
計算してみると、それはXさんの実力とYさんの実力が共に「2」より大きい場合です。

確かにテレビなどでたまに見る職人師弟や職人夫婦って、ご自身の技術はもとより、相手のことを考え、呼吸を合わせる技術にも長けているように感じます。

★カラン(ごく軽く混ぜます)
(混ぜなくてもいいくらいです)


僕は相手のことを考え、呼吸を合わせるどころか、自分の技術にも難アリの人間です。
今のところはお手伝いが精一杯の「相加効果」人間です。

でも、がんばってシナジーを生み出せる「相乗効果」人間になれたらいいなぁと思います。

(今回は思いつくままに書いたので、まったく理論的には考えちゃいませんあしからず)

★お待たせしました、カンパリ・ビアです。
緋色がキレイなビールを使ったほろ苦いオトナのカクテルです。
ビールばかりで飽きてしまいがちなこれからの季節にオススメ!
カンパリは食欲を増進する効果もあるので、ぜひお試しください。
何より、作るのがすごく簡単です。


about CAMPARI BEER(Liqueur & Cocktail サントリー)