二幕は、いつもの井上ヴォルフに戻っていたのでホッとした様な、ちょっと残念な様な・・・
ここから先はhiroコンスタンツェが良かった
前回見た時は少しお疲れというか投げやりな感じがあったのですが、今日はコンスとして舞台で生きる覚悟を決めたかの様に入り込んでおられました。
特に、『借金の手紙』で、お金を借りに来たセシリア達に「彼に近寄らないで!」とブォルフを守るように立ちはだかったコンスの頼もしい事
ヴォルフを守る為に、今まで言いなりになっていた母や姉達から自立する事を選んだコンス。
健気だ。
『父への悔悟~モーツァルトの混乱』
「♪何処へ行けばいいのか 何を得られるというのか」
叫びに近い歌声、井上君の顔に一幕の怒りの表情が戻って来た
「このまま、暴走するか~!!」とワクワク(笑)したけれど、井上君は上手く感情をコントロールして「アマデとの対峙→混乱→怒り→自立への自覚」の芝居に繋げた。(もちろん、いつもより熱かったですよ)
さっきまで激しく暴れていたブォルフが、ベットの上で俯せに丸まったまま『星から降る金』を聴いている姿が痛々しい。
ようやく体を起こすも放心状態。
そんなブォルフにコンスはなかなか触れられない。
2回程触れようとした手を止め、3回目で意を決した様に一気にブォルフを抱きしめた。
ブォルフを母の様に包んで背中を優しくなでるコンス。
このシーン、今日が一番良かった
しかし、彼女が献身的な愛情を注ぐ相手としてはブォルフは余りにも幼すぎ、結局傷つき去る事になるコンス。
『モーツァルトの混乱』の時の芝居が良かったから、『ダンスはやめられない(リプライズ)』と『そのままのあなた』も感情移入して聴く事ができる。
「仕上げなきゃならないんだ・・・帰ってくれ・・・」とコンスを拒否する井上ブォルフ。
彼女が去った後、後悔の想いを込める様にピアノをバーンを鳴らすブォルフが切ない。
中川君も初演CDでは穏やかだったのに。
今期は「今は魔笛を仕上げなきゃならいんだ・・・」で間を取って、状況を察しないコンスに容赦なくピアノをバンと叩いて「帰れ!」と冷たい。
あっさりコンスの手を離した様に見える→それも天才故の行動に思える中川ブォルフ。
まだ未練がある様に見える→普通の男の子っぱい井上ブォルフ。
どちらも好き♪
『モーツァルトの死』
完全燃焼で、もう何も残っていないといった様な感じ。
自嘲的な笑みを浮かべる井上ブォルフは、違う意味で怖いです
「♪僕こそ ミュージック」は、やや泣きの入った声で切なさ倍増。
とにかく熱くて、今期最も印象に残る舞台でした
<今日の一言>
山口大司教様
悔しそうに「さっき行ったのに・・・」。
その後、バレリーナの様に可愛く(?)つま先歩き。
ウケまくってました
武岡アルコ伯爵
「蓋を閉めて、手を出して・・・、鍵掛けないと逃げちゃうぞ・・・なんちゃって」
お茶目さんだ(笑)
ここから先はhiroコンスタンツェが良かった
前回見た時は少しお疲れというか投げやりな感じがあったのですが、今日はコンスとして舞台で生きる覚悟を決めたかの様に入り込んでおられました。
特に、『借金の手紙』で、お金を借りに来たセシリア達に「彼に近寄らないで!」とブォルフを守るように立ちはだかったコンスの頼もしい事
ヴォルフを守る為に、今まで言いなりになっていた母や姉達から自立する事を選んだコンス。
健気だ。
『父への悔悟~モーツァルトの混乱』
「♪何処へ行けばいいのか 何を得られるというのか」
叫びに近い歌声、井上君の顔に一幕の怒りの表情が戻って来た
「このまま、暴走するか~!!」とワクワク(笑)したけれど、井上君は上手く感情をコントロールして「アマデとの対峙→混乱→怒り→自立への自覚」の芝居に繋げた。(もちろん、いつもより熱かったですよ)
さっきまで激しく暴れていたブォルフが、ベットの上で俯せに丸まったまま『星から降る金』を聴いている姿が痛々しい。
ようやく体を起こすも放心状態。
そんなブォルフにコンスはなかなか触れられない。
2回程触れようとした手を止め、3回目で意を決した様に一気にブォルフを抱きしめた。
ブォルフを母の様に包んで背中を優しくなでるコンス。
このシーン、今日が一番良かった
しかし、彼女が献身的な愛情を注ぐ相手としてはブォルフは余りにも幼すぎ、結局傷つき去る事になるコンス。
『モーツァルトの混乱』の時の芝居が良かったから、『ダンスはやめられない(リプライズ)』と『そのままのあなた』も感情移入して聴く事ができる。
「仕上げなきゃならないんだ・・・帰ってくれ・・・」とコンスを拒否する井上ブォルフ。
彼女が去った後、後悔の想いを込める様にピアノをバーンを鳴らすブォルフが切ない。
中川君も初演CDでは穏やかだったのに。
今期は「今は魔笛を仕上げなきゃならいんだ・・・」で間を取って、状況を察しないコンスに容赦なくピアノをバンと叩いて「帰れ!」と冷たい。
あっさりコンスの手を離した様に見える→それも天才故の行動に思える中川ブォルフ。
まだ未練がある様に見える→普通の男の子っぱい井上ブォルフ。
どちらも好き♪
『モーツァルトの死』
完全燃焼で、もう何も残っていないといった様な感じ。
自嘲的な笑みを浮かべる井上ブォルフは、違う意味で怖いです
「♪僕こそ ミュージック」は、やや泣きの入った声で切なさ倍増。
とにかく熱くて、今期最も印象に残る舞台でした
<今日の一言>
山口大司教様
悔しそうに「さっき行ったのに・・・」。
その後、バレリーナの様に可愛く(?)つま先歩き。
ウケまくってました
武岡アルコ伯爵
「蓋を閉めて、手を出して・・・、鍵掛けないと逃げちゃうぞ・・・なんちゃって」
お茶目さんだ(笑)
辛い時もあったと思いますが、舞台に立つ面白さを知って貰えたら嬉しいですね
CDでしか知りませんが、松たか子さん良いですよね
演技が進化した両ブォルフと、今こそ共演して欲しいと切実に思います