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萌える眼鏡っ娘の描き方(描くBOOK no.1)

2013年12月28日 | ★★★★☆
『(眼鏡っ娘のしぐさの基本から眼鏡独特の表現まで徹底解説!)萌える眼鏡っ娘の描き方(描くBOOK no.1) 』
コミックス・ドロウイング編集部 (編著)


誠文堂新光社 (発行)
A5判、ソフトカバー、128ページ
2010/07/31 発行
ISBN-13 978-4-416-81042-2
NDC分類: 726.1

定価 :1,470円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
魅力的な眼鏡っ娘を描くために必要なノウハウと心得を基本からわかりやすく伝える指南書。眼鏡っ娘ポーズ集付き。

 内容(下記出版社の紹介ページより)
コミックアートの世界に欠かせないキャラクター、眼鏡っ娘。その特徴をとらえ、魅力的な眼鏡っ娘を描くために必要な技術と心得を、基本からわかりやすく伝える指南書


目次 p.02
Meganekko Special Gallery p.04
  森薫/TOBI/ふゆの春秋/秋風白雲 p.06
 Illustrator's Profile p.14
Column 01 眼鏡の歴史(1) ~眼鏡ができるまで~ p.16
【基本編】眼鏡と顔 p.17
 眼鏡の描き方 ~パーツと構造~ p.18
 眼鏡のバリエーション p.20
 眼鏡と顔の基本(1) ~正面 p.22
(中略)
 レンズの処理 p.34
 眼鏡っ娘のデフォルメ表現 p.35
【基本編】眼鏡っ娘のしぐさ p.37
 眼鏡と顔と手のバランス p.38
 眼鏡の扱い方の基本 p.40
 眼鏡のかけ方 p.42
(中略)
 眼鏡の種類による印象の変化 p.50
Column 02 眼鏡の歴史(2) ~眼鏡の発明と改良~ p.52
【基本編】眼鏡っ娘キャラの分類 p.53
 おとなしい図書委員 p.54
 真面目な委員長 p.56
 キュートな妹 p.58
(中略)
 ミステリアスな女怪盗 p.68
 ボーイッシュな整備士 p.69
Column 03 眼鏡の歴史(3) ~日本での眼鏡の歴史~ p.70
【実践編】眼鏡っ娘の演出術 p.71
 放課後のプール p.72
 仲良く入浴 p.76
 夜の寝室 p.80
(中略)
 戦場の兵士たち p.92
Column 04 眼鏡の歴史(4) ~眼鏡のファッション化~ p.96
【実践編】カラーイラストメイキング p.97
 眼鏡っ娘のカラーイラストを描く p.98
 眼鏡の色と形による印象の変化 (1)(2)(3) p.104
【資料編】眼鏡っ娘ポーズ集 p.109
  制服(1)ブレザー/制服(2)セーラー服/メイド服/私服 p.110
奥付け p.128


萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:なし。


カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は白の影つき赤に黒。庭園のベンチに腰かける眼鏡っ娘のイラスト。
中表紙:赤系ドット柄の背景にタイトルロゴを配する。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、二段組みが基本。イラスト解説の一部に一段組みもあり。
構成・設定: 巻頭16頁(イラストギャラリーからColumn 01まで)、および巻末の30頁(実践編:カラーイラストメイキングから巻末まで)はカラー、その間はモノクロ印刷。 全体は、巻頭のSpecial Gallery、3章の基本編、2章の実践編、資料編の4部に大別される。「ギャラリー」はイラストレーター4名のイラスト&インタビュー集と、本文担当のイラストレーター紹介(アイコン、関連リンク集、ショートインタビューつき)。【基本編】では、眼鏡の基本構造や種類、眼鏡と顔の基本関係、かけ方と外し方、眼鏡に関連した仕草、眼鏡っ娘キャラの類型などを紹介。各項目は見開き2頁を基本単位とし、イラストを主体に主に「描画法」を解説する。後半の【実践編】は4頁単位が基本で、様々なシチュエーションを想定した背景付きイラストの製作過程と描画のツボを、作業中の複数の下絵を活用して解説。「カラーイラストメイキング」では、巻頭の見開きカラーイラストの(Photoshop CS4を用いた)製作過程の解説と、同一キャラクター3名を用いた「眼鏡の色と形による印象の変化」集。 【資料編】は、実写のポーズ写真集である。 スタッフリストは奥付頁にあるが、索引は附属しない。


評価:
萌え絵度:  イラストレーターの総数はゲスト4名を含めて計8名。カバーイラストはCUTEGさんが担当(ちなみに本書ではGUTEG(キュートジー)と仮名がふられている)。絵柄の水準はそろっており萌え度もかなり高め。
テーマ萌え度: 単一アイテムの、しかも描画法をメインテーマに据えた大層ニッチな書籍。それだけに特に前半の基礎編での入れ込みぶりは相当なもので、各章末のコラムも「眼鏡の歴史」に統一されており読みやすい。後半のイラスト作業解説の方は下絵の掲載数が多いのがよい点。内容がイラスト作成の参考になるかどうかは、読者の画力次第といえる。
萌え本的意義: 誠文堂新光社発行の萌え本としては、
「漫画の教科書シリーズ 」として、
( -No.02) 萌えキャラの上手な描き方 』(08/10)、
『( -No.04) BLキャラの描き方 』(09/10)、
『( -No.08) 萌えミニキャラの上手な描き方 』(11/06)の3冊、
また「コミックドロウイングブック 」シリーズの、
『( -No.01)(萌えキャラのファッション作り)萌えスタイルの描き方』(10/01)、
『( -No.02)(ボーイズラブの受け攻めの極意)萌え男子キャラの描き方 』(10/05)、
に次ぐ6冊目で、「描くBook- 」シリーズの1冊目。続刊は『萌える戦国武将の描き方( -no.02) 』(10/07)。
ちなみに「コミックドロウイングブック」シリーズはその後、
『( -No.03)(魅力的で世界観のある絵作り)背景イラストの描き方(デジタル編) 』(12/05)
『( -No.04)(硬質なメカニックと美少女の融合)メカ少女の描き方 』(12/05)
『( -No.05)(様々な画材と技が産み出す、温かみのある風景)背景イラストの描き方(アナログ編) 』(12/11)
『( -No.06)(理想のアイドルを生み出すためのデザインとテクニック)アイドルイラストの描き方 』(13/10)
『( -No.07)(学園生活を描くポイントとシチュエーション)スクールガールの描き方 』(13/12)
と続く。

総合萌え度 :★★★★☆


紹介ブログ記事:
編集担当、丸本大輔さんのBlog:
maruの感想倉庫  2010年07月16日づけ記事、
萌える眼鏡っ娘の描き方
http://blog.goo.ne.jp/maru_kansou/e/4de8745bcc5f5f998b01fd950cd1c509
 7月16日発売、との記載あり。
「全体の文章制作と取材を中心に、企画構成や作例イラストレーターさん&ゲスト作家さんの人選のお手伝いなども担当しています。
人選に関しては、「●×さんに描いてもらえたら、素敵ですねー」とか言うだけですが。
最近の書店ではビニールでパッキングされて中身の確認ができないことも多いので、詳しい内容も紹介しておこうと思ったのですが、
現在出張取材中なので、続きはまた帰京後に……。 」

 07月21日づけ記事、
萌える眼鏡っ娘の描き方 その2
http://blog.goo.ne.jp/maru_kansou/e/ebb311d7112de721133a59fcd716dd9b
 掲載イラストレーターさんたちの紹介とか、
「 基本的には、イラストやマンガの描き手さんに向けてのハウツー的な内容の本ですが、バリエーションに富んだ眼鏡っ娘のイラストが大量に載っているので、僕と同じく、絵は描けないけど見るのは好きという人にも、楽しんでもらえるのではないかなーと思っています。
実は、僕はそんなに強度な眼鏡っ娘属性があるわけではないのですが、編集担当からラフや完成イラストがメールで転送されてくる度、ニヤニヤしてました(笑)。 」


カバーイラストなど担当、CUTEGさんのBlog:
*Strawberry Pink*  2010年07月15日づけ記事、
萌える眼鏡っ娘の描き方
http://cuteg.exblog.jp/14777099/
「 表紙と中身の3点、描かせて頂きました。
かわいい眼鏡っ娘がいっぱい描けて楽しかったんです! 」
 カバーイラストのキャラ顔部分アップを掲載。


誠文堂新光社紹介ページ
「『エマ』で大ブレイクの森薫先生の描きおろしイラストをはじめ、眼鏡っ娘好きの漫画家やイラストレーターの作品掲載。萌える眼鏡っ娘ポーズ集付きの充実の一冊。」
 ほぼ基礎情報のみ。


Amazon.co.jp         の紹介頁 (在庫些少)
honto(旧bk1)         の紹介頁 (版元取り寄せ)
楽天ブックス         の紹介頁
セブンネットショッピング   の紹介頁 (絶版重版未定)
紀伊国屋書店        の紹介頁 (注文不可)


付記:
上記Blogの記述によれば、実勢の発売日は07月16日だったらしい。
出版社公式サイトを含めた上記の各サイト上では、発売日は07月との記載が主。


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