MOBU'S MUSIC MAZE

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金善旭(ピアノ) ナタリー・シュトゥッツマン指揮アトランタ交響楽団 モーツァルトピアノ協奏曲第22番 ブルックナー交響曲第7番ホ長調

2024-05-20 21:52:40 | 音楽夜話(クラシック)
5月20日

モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482

ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調

金善旭(ピアノ)

ナタリー・シュトゥッツマン指揮アトランタ交響楽団
2024年1月25,27日 アトランタ、ウッドラフ・アーツ・センター内
シンフォニー・ホール


金善旭 (キム・ソヌク1988年韓国生まれ、ピアノ)氏は、
2006年にリーズ国際ピアノコンクールで優勝している
(当時18歳で当時最年少優勝者だった)。
(イギリス、イングランド北部の都市リーズで開催される国際的な
ピアノコンクール)。
今年36歳になるピアニスト。時々、名前を放送の中に見ることもあるけれど、
WIKIやHPは探してやっと出てきた。こういう方もいるのだ。
はつらつとした22番。23番とセットのものだけれど、23番ひいきの
個人的なものとしては聞いてる回数がやはり少ないけれど、彼の演奏は
なかなか響いてきた。いい演奏だと思う。
ナタリーは着実につけている感じがした。


後半ブルックナー7番。この人気曲を任されるのは、アトランタ響の
音楽監督であり、22-23、24-25シーズンを任されているから、
ブルックナー生誕200年という節目であるので、やらざるを得ない
プログラムなのかもしれない。このような曲も手の内なのかどうか、
勉強されたのかもしれないけれど、ダイナミックレンジを広くとったような
演奏で、彼女の歌も熱も含まれてバランスよく明るく鳴っていた。
こういう7番もなかなか聴けるものではないけれどユニークな感じもした。


アダム・ヒコックス指揮  ベルリン・ドイツ交響楽団 イベールフルート協奏曲 ドビュッシー「海」他

2024-05-20 21:48:59 | 音楽夜話(クラシック)
5月18日   22:00ー24:00 15:00ー17:00 BR-KLASSIK   


ベルリン・ドイツ交響楽団 指揮:アダム・ヒコックス


ソリスト:マリオ・ブルーノ(フルート)
ヴァネッサ・ポーター、パーカッション


1エセル・スミス:「ザ・レッカーズ」、コーンウォールの断崖で。


2ジャック・イベール: フルート協奏曲;


ソリスト・アンコール
テレマン:12のファンタジアより第9番ホ長調TWV40-10


3フェラン・クルイクセント:パーカッションコンサート - "Focs d'artifici"


4クロード・ドビュッシー:「ラ・メール  海」


ソリスト:マリオ・ブルーノ(フルート)
ヴァネッサ・ポーター、パーカッション


アダム・ヒコックス:指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団


2024年2月28日、ベルリン・フィルハーモニー




管弦楽団にて録音モーツァルト:ピアノソナタ第6番「デュルニッツ」ニ長調 K.284(藤田真央)


1は現代曲・3はパーカスの入る現代曲。


2のイベールのフルート協奏曲は有名かも。20世紀に入って
書かれたフルート協奏曲の中でも名曲と言われているらしい。
なかなか聴かせる演奏のように思う。調性は感じられるし
フレーズも近代風だし、これは見つけものかもしれない。
ソリストにブラヴォが飛んで会場も沸いた。


「海」は若干ゆっくりしたテンポで歌いこんでいく。
こういう海のイントロダクションも珍しい。
嫌いではないかも。


海のゆったり感というか、雄大なものがバックにありつつも
細かいところの表現もなかなか堂に入っている感じがした。
聴かせる何かがあった。


本当は、番組表の藤田真央氏のクレジットを見て、録音しよう
とおもった。 アルバムでオン・エアしている感じではないようで、
別に、バイエルン放送協会で録音したのかもしれないし、そうなると
レア・テイクになるのかもしれないけれど、音の立つ、はっきりした
表現の聴きやすいものだった。どんどん変化していく藤田氏を聴ける
のはある意味幸せ。


鄭明勲指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団  マーラー交響曲第5番嬰ハ短調

2024-05-20 21:46:18 | 音楽夜話(クラシック)
5月18日


03:00-05:00 20.00-22.00 FranceMusique


 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調


鄭明勲指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
2024年5月17日 パリ、フランス放送オーディトリアムから生中継


鄭明勲氏はフランス放送フィルハーモニー管弦楽団とは、2000年から
2015年まで音楽監督として在団してその後名誉音楽監督になった。
この団体との相性はいいのかもしれない。趣のあるマーラーというか、
気の乗っている、細部まで手の行き届いているような演奏に思えた。
彼独自の表現というか、温感のある時折熱っぽく語るような指揮ぶりは
ダイナミックさも手伝って、入りやすい表現だったりするのかもしれない。
個人的には好きなタイプの5番だったかもしれない。

ルカ・ドゥバルギュー(ピアノ) ロベルト・ゴンザレス・モンハス指揮 スウェーデン放送交響楽団 ラヴェルピアノ協奏曲ト長調 ムソルグスキー展覧会の絵 他

2024-05-20 21:40:40 | 音楽夜話(クラシック)
5月18日


02:03-04:15 19.03-21.15 SRP2


ヒルボリ:11の門
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
ルカ・ドゥバルギュー(ピアノ)
ロベルト・ゴンザレス・モンハス指揮スウェーデン放送交響楽団
2024年5月17日 ストックホルム、ベルワルド・ホールから生中継

1曲目は現代曲。
ラヴェルを弾くピアニストは1990年フランス生まれの34歳。
第15回チャイコフスキー国際コンクールで4位入賞。
割とかっちりとした演奏をしていた。隙ないけどテンション高く、
緊張感もあるという。緩徐楽章も十分歌っているし、作品の
作りもよく考えられている。ダレることなく最後まで走る。
聴衆の反応も良かった。
アンコールは自作のトッカータ。作曲も手掛けているということでの
お披露目かもしれない。


後半は、「展覧会の絵」割とプログラムには後半に乗るヘビーな
もの。最後まで30分程度の付き合いになるが、なかなか面白く聴くには
骨が折れる。演奏家も大変なのかもしれない。
いろいろいじりたくなるのかもしれないけれど今日の指揮者は、割と
テンポを守って進めていく。金管も鳴らすけどバランス内。
ロシア・オケのような面白みはないけれど、放送響の実力を聴かせるのは
このような方が効果的なのかもしれない。ロシア的には薄いけど、
聴く分には問題ないような気もした。

イーサン・ロッチ Ethan Loch(ピアノ) ミヒャエル・ザンデルリンク指揮BBCスコティッシュ交響楽団 ショパンピアノ協奏曲第2番 ドヴォルザーク新世界他

2024-05-20 21:34:42 | 音楽夜話(クラシック)
5・17
03:30-05:45 19.30-21.45 BBC3


コープランド:庶民のためのファンファーレ


ショパン:ピアノ協奏曲第2番 へ短調 op.21
ソリスト・アンコール ロッチ:感謝のメロディー


ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」


イーサン・ロッチ Ethan Loch(ピアノ)
ミヒャエル・ザンデルリンク指揮BBCスコティッシュ交響楽団
2024年5月16日 グラスゴー、市公会堂から生中継


掴みはなかなか。コープランドの曲は、ある意味親しみやすかったり
するけれど、これのイメージはアメリカ庶民のためのものだけに、
どうなのだろうというのは懸念としてあるけれど、会場はあまり
関係なかった様子。


ショパンの2番もなかなかいいと思う。確かに、コンクールなどでは
1番推しのようなところはあるけれど、2番もなかなかどうして
よかったりする。イーサン・ロッチは2004年スコットランド生まれの
20歳になろうとしているピアニスト。生まれつき盲目であったが、
どのようなレッスンを受けたのかわからないけど、開眼の方と変わらないか
それ以上の演奏を展開している。
21世紀のピアニストとして伸びてほしい逸材。作曲活動もしているとか、
アンコールはオリジナルのバラード調の美しい曲。




イギリスのオケは割とクールに決めてくることがあり、ジェントル。
感情的になりすぎないところがよかったりすることもある。
ショパンなども違う見方をすればそれもありかと思う。
割とクールに決めてくるところも聴き方によってはいい感じだったりする。
ロッチのエネルギーと攻め方にも対応してくる、ミヒャエル・ザンデルリンクはクルト・ザンデルリンクの息子さん。息子3人とも指揮活動をしている
という逸材。


「新世界より」は時折聴くことがあるものの、やはり名曲であることには
疑いもなく、導入部分から久々わくわくして聴き始めた。
イギリスオケのクールな感じがまた、脚色の少ないところがよかったりして、
2-3度聞き返してしまった。