MOBU'S MUSIC MAZE

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音楽写真家 木之下 晃(きのした あきら)写真展2024年2月23日~3月3日

2024-02-28 09:49:15 | 音楽夜話(音楽一般)
音楽写真家 木之下 晃(きのした あきら)写真展2024年2月23日~3月3日


神奈川県大和市文化創造拠点シリウス1階芸術文化ホールギャラリー




音楽の友とかクラシックの音楽雑誌にその写真は多く使われ、
目にする機会も多かった。先般の小澤氏の写真もあるという
ことで観に行った。


公共機関の無料展示なので、作品点数などもどのくらいあるのか
わからなかったけれど、2つのシリーズからの展示だったので、
割合多くの作品を拝見することができた。
作品はモノクロームでとられたものに限られていた。
オリジナルプリント(Original Print 写真家が自分の作品として
認めたプリントのこと。 写真家自身が認めたものであれば、
本人以外がプリントしたものでもオリジナル・プリントと呼ぶ。)
亡くなられてからプリントされたものを展示しているとのことだった。


小澤さんのものは、1974年12月25日NHKホールでとられた演奏中の1枚。
瞬間を切り取る芸術に昇華する瞬間。この時期はN響とは共演していない。
1973年にボストン交響楽団の音楽監督になっている。ボストンと来日?
したのか、クリスマス時期だから、日本の例えば新日本フィルとか。
当時の演目とかわかるといいのだけれど。年末だから第9だったのだろうか。
指揮した団体が気になる。


木之下晃 小澤征爾紹介
https://www.youtube.com/watch?v=rfuUrB19rcg







TOKYO FM 小澤征爾追悼特別番組 セイジ、フォーエバー

2024-02-28 08:10:18 | 音楽夜話(クラシック)

2.26

TOKYO FM 小澤征爾追悼特別番組 セイジ、フォーエバー


オンエア曲番組内で放送した楽曲


マーラー:日本フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾指揮
交響曲第2番『復活』第5楽章より
日本フィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾指揮
日本フィルハーモニー1972年6月16日LIVE
日本フィル分裂前最後の定期公演の録音。熱狂的な触ると火傷しそうな
感じの演奏。この当時は、ガスの火でなく焚火の火のようなイメージが
個人的にある。
当時、FM東京でディレクターをしていた、東条碩夫(とうじょうひろお)氏が解説されていた。東条氏は、神奈川新聞2月23日5面エンタメに
「世界に愛された才能」という追悼記事を載せている。(現在は音楽評論家)


武満 徹 カトレーン(芸術祭参加作品 大賞受賞)練習風景
1975年8月31日船の科学館にてリハーサル。新日本フィルハーモニー交響楽団


アンサンブル・タッシ
ピーター・ゼルキン(ピアノ)
アイダ・カヴァフィアン(ヴァイオリン)
フレッド・シェリー(チェロ)
リチャード・ストルツマン(クラリネット)


譜面を読み込んで、暗譜で演奏していると当時の武満氏は
述べている。現代曲を暗譜で。勉強の時間と小澤氏は
良く表現していたが、本当に勉強しているのだなと思わせる
一面。


シュトラウス:ラデツキー行進曲
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、小澤征爾指揮
頂点に上り詰めた一つの演奏。ニューイヤーの定番。


BGM:武満徹:ノベンヴァー・ステップス
訃報を聞いた当日の山田氏のプロに武満氏のものと
ベートーヴェンの2番があった。


「僕は一人でやってきましたから・・・」。という芯の強さ。
昔、カラヤンのインタビュー番組で、俺なんかこれ1本で(指揮棒を指して)
やってきたから、という発言があった。それに似ている。


「巻き込んでいく求引力がすごかった。音楽を昇華させる力、
圧倒的な勉強量と努力が生んだ奇跡。
「明日じゃいけない、今なんだ。今日しかない」
「今日変われなかったら、あなたの音楽家としての人生はない」と
いうような厳しさを持つ。(山田)「




ホルスト:組曲『惑星』より木星
ボストン交響楽団、小澤征爾指揮
小澤さんの録音の中に、「人の声が聞こえる」
オーケストラがいい音しているとき、
歌が入っているわけでもないのに人の声に
聞こえることがある。例えば木星の曲想が
歌っているところ。(山田)
ほかのオケではなかなかない。




小澤征爾 音楽塾
若手を育てる、教育プログラム。
自分が肌で感じた音楽体験を若手に
つないでほしいという感じ。
オペラを振るのとオケ曲を振る違い。
総合芸術のオペラ。
聴くことの大切さ。音楽の基礎を教えていく
大切さ。若手のエネルギーの強さ。


ワルチング・マチルダ
小澤征爾音楽塾ストリングカルテット
早稲田大学国際文学館村上春樹ライブラリー収録


モ―ツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤征爾指揮


宮本文昭氏談。
サイトウキネン。やる気過剰のオケ、指揮者のオーラ表情が
リハでも本番。毎回本番になる。
真剣勝負で挑む。丁々発止。遠くを見据えたものがある。
スコアを暗譜する。奏者の動きをみとるため。
「音楽を体に叩き込め」。指揮でも楽器でも同じ。
飽きるまでやる。そこにたどり着くまでやる。
頭でなく音楽が体に入っているか聞かれる。
信じる道はそれしかない。受け取ってもらいやすい。
誠実さしか伝わらない。小澤さんのよさ。


BGMマーラー:交響曲第9番ニ長調 第4楽章 
アダージョ:非常にゆっくり、
サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤征爾指揮
お棺での対面。号泣。「静」のオーラを出している。
この人の生き方に置いてきぼりを食った感じ。
小澤氏にもうちょっと経ったら行きますので、一緒に
遊んでください・・・。


ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》 第4楽章:Pre
サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤征爾指揮


FM東京には以前TDKオリジナルコンサートという番組が確かにあった。
多分、何度か聞いたことがあった。その音源が局にあるという。
貴重な音源提供をありがとうございます。合掌。



小澤征爾指揮コンセルトヘボウ管弦楽団(1971)

2024-02-28 08:05:43 | 音楽夜話(クラシック)
2 nporadio4コンサート 小澤征爾指揮コンセルトヘボウ管弦楽団(1971)


2・25


nporadio4コンサート 小澤征爾指揮コンセルトヘボウ管弦楽団(1971)




小澤征爾指揮コンセルトヘボウ管弦楽団
1971年、日本の指揮者小澤征爾がコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮し、
武満徹、チャールズ・アイヴス、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
などの作品を絶妙に組み合わせた。(番組解説より)


ヨハン・クリスチャン・バッハ:交響曲ニ長調 op.18-4

武満 徹:弦楽オーケストラのためのレクイエム

チャールズ・アイヴス:暗闇の中のセントラルパーク

ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92

小澤征爾(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
1971年10月21日(木)コンセルトヘボウ(アムステルダム)

小澤征爾指揮コンセルトヘボウ管弦楽団(↓で2024年2月現在聴けます)
https://www.nporadio4.nl/concerten/cd2e52ef-c80f-4c0c-84ee-de8aee65d3c1/symfonie-nr-7-op-92-in-a-gr-t-compleet

1970年にはタングルウッド音楽祭の音楽監督に就任。
同年サンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任

200年後に演奏されるJ.C バッハの交響曲は、シンプルで見通しのよい
管弦楽曲だった。今聞いてもそうそう新しい音楽ではないのだけれど
当時にしてみれば結構テンションの高いものだったかもしれない。
二長調の調性が心地よい。


武満とアイヴス似て非になる曲だけれど、当時の雰囲気が良く出ている
感じがする。ヨーロッパの楽団からこのような響きを創出するのも
意外に新鮮な感じを受ける。

7番は丁寧に歌われている感じで弾き飛ばすことがない。
コクさえ感じられる。若いころはこんな演奏していたのだと
ある意味ボストンやサイトウキネンあたりの音源と聴き比べも
面白いかもしれない。終楽章の追い込みは楽団をあおり盛り上げ仕上げた。

小澤さんの追悼番組の落穂ひろいをしている感じもするけれど、温故知新。



1ニッポン放送特別番組『ありがとう、小澤征爾さん』2月23日(金・祝)19時30分~

2024-02-28 07:59:43 | 音楽夜話(クラシック)
1ニッポン放送特別番組『ありがとう、小澤征爾さん』2月23日(金・祝)19時30分~
2・23
2月6日に逝去した世界的指揮者・小澤征爾さんへの感謝の想いを込めて、
ニッポン放送で追悼特別番組が放送されることが決定した。
ナビゲーターを務めるのは、フリーアナウンサーの有働由美子。
長年にわたり小澤さんと交遊があった有働のナビゲートで、
小澤さんの挑戦と情熱の音楽人生をリスナーへ届けていく。
ありがとう、小澤征爾さん
出演者 :有働由美子
2月23日(金) 19:30-21:00
ニッポン放送特別番組『ありがとう、小澤征爾さん』2月23日(金・祝)19時30分~
この追悼特別番組では、楽曲や過去放送音源をオンエアしながら、
新たに構成していく。
開局以来、ニッポン放送と小澤征爾さんの縁は古く、
・「新日鉄コンサート」(1955年~2005年)、
・ラジオドキュメンタリー『先生、小澤です…齋藤秀雄の遺したもの』(2002年)、
・オーディオドラマ「ボクの音楽武者修行」(2020年)など、
長きに亘り音楽番組を牽引、様々なシーンでご尽力いただいてきた。
中でも、2020年にニッポン放送開局65周年企画として放送された
オーディオドラマ「ボクの音楽武者修行」は、小澤さんが20代の頃に
経験した欧米での奮闘記を綴った大ベストセラーエッセイを
オーディオ・ドラマ化したもので、俳優・本木雅弘が
ナレーションを務めて話題を呼んだ名作。
55分を超えるこのオーディオ・ドラマも今回の特別番組でノーカットで
オンエアされる。
M1
アンダーソン:フィドル・ファドル(1963年音源)新日鉄(富士製鉄)コンサートより。
小澤征爾指揮 東京ロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラ


今ではたぶん現存していないオーケストラだと思う。
ロイヤルがつくイギリスの団体はある。ロイヤルフィルとかあり、
日本でも東京フィルというのもある。
しかしながら東京ロイヤルフィルハーモニーというのはちょっと胡散臭い。
当時のスポンサーなどの関係で、放送に乗せるときは
仮面オーケストラでというように実態を表さないこともあったのでは
ないか、または、60年代にはこのようなオーケストラはあったものの、
その後解散しているとか、少なくとも私は知らなかった。
放送のために呼び集められた団体ということもある。
正体は個人的に謎に満ちている。

「ボクの音楽武者修行」は痛快。音声で聴くのも、また雰囲気があって
良かった。
これは当時、ラジオで聴いた覚えがある。文庫本になったものを読んだ
記憶がある。やはり、音楽家を目指すには、当時涙ぐましい努力が
必要だけれど、それを自力で飄々とやり遂げてしまう彼は、若さと
行動力と音楽に対する思いがあり、やはり見初められた人だったのだろうと
思う。



2月23日生まれのジャズマン ホール・オーバートン

2024-02-24 09:04:08 | 音楽夜話(ジャズ)
Hall Overton (Arranger, Composer) was born in Bangor, MI, 1920–1972.生誕104周年 没後52年


モンクのドキュメンタリー映画に出ていた。煙草をくわえてスコアを見て、
モンクと話している。なんかかっこいいアレンジャーが出ていると
思ったらオーバートンだった。なぜ、存じ上げているかというと、
デューク・ジョーダンのアルバムを集めていた時に、ジャズ・ラボラトリー
シリーズという教育的アルバムがあって、レコードのA面に模範演奏、
B面にリード楽器が抜けているトリオ演奏が収録されていて、
学習者はA面の模範演奏を聞いて、B面のトリオ演奏に合わせて演奏を
試み学習するというもの。
オーバートンもシリーズの1枚に名前があり、4曲ほど録音していた。
今はマイナス1物はCDになってからは新しい企画の中ではやってる人
見たことないけど、1950年代はこういう発想も無きにしも非ず
だったようだ。


Jazz Laboratory Series Vol. 1 & 2 (Only Music Tracks)
Duke Jordan / Hall Overton(4-8)
このアルバムにはマイナス1は収録されていない。


https://www.youtube.com/watch?v=1pjf6PJAYMc&list=OLAK5uy_lerovrPVOHX7mWA8Ymc_z9FHzHRo8Smok&index=4