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ブラッド・メルドー(p)クラーク・ランデル指揮 プラハ放送交響楽団 バッハ / メルドー作品集

2023-10-17 07:54:10 | 音楽夜話(クラシック)
10月16日


2:30-5:00 19:30-22:00  Vltava


ブラッド・メルドー(p) 各曲の合間に、ピアノで変奏旋律を入れている。


バッハ:(ストラヴィンスキー編):前奏曲とフーガ第10番ホ短調
                 BWV855
バッハ:(レーガー編)・おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆けBWV622
バッハ:(ヴェーベルン編):音楽の捧げものBWV1079~フーガ
バッハ:(クラーク・ランデル編)フーガの技法BWV1080~
     コントラプンクトゥス第19番


休憩時間(CD) SOLO
メルドー:エレジアック・サイクル
    :レシネイション
    :エレジーフォーウイリアム・ブロウス&アレン・ギンズバーグ
    :ヴァリエーション・オン・ア・メランコリー・テーマより
     オルフェウス室内管弦楽団)


ブラッド・メルドー:ピアノ協奏曲
ソリスト・アンコール:スタンダードナンバー?
          :ブラックバード(ビートルズ)
          :マザー・ネイチャーズ・サン(ビートルズ)
          :ドント・シンク・トワイス・イッツ・オールライト
           (くよくよするなよ ボブ・ディラン)


ブラッド・メルドー(p)
クラーク・ランデル指揮
プラハ放送交響楽団
2023年10月15日プラハ、ルドルフィヌム内ドヴォルザーク・ホールから生中継。


ブラッド・メルド―の最近の活動から、編曲物に自分のソロパートを
入れるというものから、自身作の協奏曲まで披露。
日本公演もあったが、その後の最近の公演が放送された。
指揮は多分このプロジェクトを担っている、クラーク・ランデルに
任されている様だ。
前半はバッハの作品を管弦楽Verにしたものの中に彼のピアノを
織り込んでいくというもの。
ピアノは自在に入り込んでいくので、アドリブなのか書き譜なのか
わからないけれど、一期一会の音がつづられていく。
バッハのフレーズを入れて展開されるそれは、ある時スリリングだったり、
癒されたり。変化があって面白かった。


後半の協奏曲は、現代版のピアノ協奏曲で、メロディー・リズム
・ハーモニーは聴きとれる。複雑なものであったり、クールなもので
あったりするけれども、今どきのもので、ジャズ寄りという事でなく、
クラシック畑の協奏曲に準じているような感じ。これも一つの挑戦なのかも。フュージョンというには、クラシックよりだし、かといって内容は、
クラシックの範疇よりはジャズっぽいし。今の彼の方向性が見て取れる。


アンコールは近年出されたアルバムより弾かれた。
協奏曲の緊張を解くような感じのものだったけれど、
クラシックだけでないものも聴いてきて、それもベースになっている
世代なので、このようなことができるのだろう。




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