ＮＨＫBSでは2月12日深夜0時から「2016セイジ・オザワ 松本フェスティバル」

ＮＨＫBSでは2月12日深夜0時から「2016セイジ・オザワ　松本フェスティバル」


◇小澤征爾さんをしのんで
　２０１６セイジ・オザワ松本フェスティバル
　　オーケストラ コンサート 【５．１サラウンド】【再放送】
　（午前0時00分30秒～午前1時29分00秒）


＜曲目＞
　　交響曲 第３番「礼拝」　オネゲル作曲
　　交響曲 第７番 イ長調 作品92　ベートーベン作曲
＜出演＞
　　管弦楽：サイトウ・キネン・オーケストラ
　　指揮：ファビオ・ルイージ（オネゲル）
　　　　　小澤征爾（ベートーベン）


オーケストラの集中力はすごかった。

3番は聴いていて気分の良くなる曲ではない。
その中を紡いで仕上げていく。ルイージ氏の真摯な態度が音楽に出る。
複雑な不協和音も細かいリズムも逃さない様に掬い上げている感がある。
力演だった。


小澤氏の7番は、彼に私淑している団員が多くいると思われる。
指揮者と団員との意見交換が練習で行われ、共有した中での演奏で
あるので、落ちこぼれもなく、結局はいい意味で彼に弾かされているし、
それが強力な一体感を生む。初期のサイトウキネンよりより

一層強いものが感じられた。

12日小澤さんの追悼番組があった。ＢＲ－ＫＬＡＳＳＩＫ 13日午前2-3時

12日　ＢＲ－ＫＬＡＳＳＩＫ　13日午前2-3時


月曜日、12.02.2024　18:05〜19:00
BR-KLASSIK - クラシック音楽スター　追悼 小澤征爾(指揮)


・ベートーヴェン:「レオノーレ序曲第2番」(サイトウ・キネン・オーケストラ)
・チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」、
　第1幕のタチアナの手紙の場面(ミレッラ・フレーニ、ソプラノ;ウィーン国立歌劇場管弦楽団)
・レスピーギ:組曲第3番(ボストン交響楽団)




私がネットで見たラジオ番組で一番追悼番組が早かったのはＢＲだった。
ドイツ語だから話している内容はわからないけれど、アルバムから３曲
一時間弱のものだった。
それぞれのオーケストラからその曲に似合った音をだし仕上げていく様は、
三者三様の響きがした。


改めて実力のあった方だったのだなぁと認識した。
レスピーギなどの何気ない曲の作り方がまた良かったりする。
強面のボストンから、このような響きを出してくるのは
多分彼の真骨頂だろうと思う。