MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択(菅原昭二)

2018-11-10 22:07:08 | 音楽夜話(ジャズ)
「人生は選択の連続である」。先人の言葉。

JAZZを聴き、JAZZ喫茶に興味があり、レコード集めや
それをいい音で聴こうと思い立ったりすることがあったり、
オーディオにも片足突っ込んだりしていると、知らずと
この「ベイシー」という名前がどこからともなく聞こえて来る。

聞こえて来るだけならいいけど、しまいに行ってその音を聴いて
みたくなったりする。周りで聴いた人がいたり記事を読んだりすると
いてもたってもいられなくなり・・・。岩手県一関市にあるその店の
ドアを押すことになる。

行ってしまったのは私です(>_<)。まだ若い頃ですけど。
私は行ってその音を聴くことを選択しました。

まぁ、次元の違う音でしたし、きちんと調整してレコード演奏するという
ポリシーを持って店をやっていらっしゃるのだから、リスペクトされるのも
わかります。

女性ボーカルのアルバムが流れ、ホログラムのように、ヴォーカリストが
中央に立ち上がり、口の大きさまでイメージ出来たときには・・・。
ここではこれが当たり前のように毎日起こるのだ。
恐れ入りました。音楽再生に対する情熱と真摯な姿勢に。


改めて「JAZZ喫茶ベイシーの選択」を読んでいました。
文庫本にもなったんですね。

電車の中はスマホが多い中、ハードカバーを広げて、
下車時間まで読みふけってました。このようなJAZZ喫茶は
どこにでもあるというものではありませんが、亡くなった
菅野沖彦氏も言われていたようにレコード演奏家の一人ですね。

ジャズ喫茶「ベイシー」の選択(菅原昭二)
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4062064308/ref=acr_offerlistingpage_text?ie=UTF8&showViewpoints=1


音珠(おんじゅ)・ ゆしま &・・・(静岡県熱海市)

2018-11-10 21:29:34 | 音楽が流れる喫茶&BAR
音珠(おんじゅ)

「珈琲と共にJAZZの世界と時間を楽しんでください」

店のコピ-は上記のようなもの。
ビルの2階に上がっていくと木製のドアがあり、
そこを開けると、中は暗い。ちょっと目が慣れるまで
立ち止まってしまう。お客さんはいないようだ。
目が慣れてくると、あいてる席を探す。
どうもいないらしい。座り放題・・・。
新しい店。開店はいつだったのだろう。

スピーカー左側のソファーに座る。
ママさんが、お冷を持ってきてオーダーを取る。
ソフト・ドリンクとビールと焼酎。食べ物はなさそう。
アイス・コーヒーをお願いする。

カウンターにJBLの4306ブックシェルフ型の
2WAYスピーカーがのっている。

カウンターから席に向けて置いてあり、カウンター内のオーナー
の居る方には直接音はない。客側に音は飛んでくる。
CDプレーヤーやアンプは何を使われているかわからない。
CDジャケットはカウンター内の奥に出されている。

鑑賞店でないことは確かで、私語禁止とも張り紙はない。
音量は結構ありBGMではない。
コーヒーを飲みながら気軽にジャズを試聴するスタンスなのかもしれない。

オーナーとママさんはカウンター内におり、客はソファーなり椅子に
座ってしまうと基本会話はなくなる。複数で座っているとその限りで
ないかもしれないが、今日は貸し切りみたいなものだから、JAZZを聴いている。

コーヒーを飲みながら、JBLサウンドというかブルーノート・レーベルの音を聴く。
スピーカーからはきれいなサウンドが展開している。磨かれてつるつるしている
デジタルサウンドだ。ある意味今時のデジタルサウンドなのかもしれない。
LPのようなスクラッチ・ノイズもないし、アルバムの入れ替えも頻繁でない。

今日はそんなアルバムなのか、CDプレーヤー自体がオートチェンジャーなのか、
曲目がランダム選曲なのか、ちょっとわからないでいた。オーナーに聞くにも
距離がある(笑)。

たぶんアルバムはブルーノート・バイ・リクエスト(2枚組)だと思うが、ランダムで
2枚のアルバムを行ったり来たりしないと、今の選曲順が成り立たない。

アルバム入れ替えてとっかえひっかえ曲を流している様には見えないが・・・。
不思議な時間が流れたが、選曲はブルーノート・レーベルの名曲名演集。

『ブルーノート・バイ・リクエスト』/CD
[Disc1]
1.枯葉/(キャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィス)[10:56]
2.クレオパトラの夢/(バド・パウエル)[4:22]
3.モーニン/(アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)[9:31]
4.ブルー・トレイン/(ジョン・コルトレーン)[10:41]
5.クール・ストラッティン/(ソニー・クラーク)[9:19]
6.処女航海/(ハービー・ハンコック)[7:53]
7.チュニジアの夜/(アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)[11:13]
8.ラウンド・ミッドナイト (モノーラル録音)/(セロニアス・モンク)[3:10]
9.リカード・ボサ・ノヴァ/(ハンク・モブレー)[8:10]

[Disc2]
1.クリフォードの想い出 (モノーラル録音)/(リー・モーガン)[7:05]
2.朝日のようにさわやかに/(ソニー・クラーク)[6:30]
3.朝日のようにさわやかに (モノーラル録音)/(ソニー・ロリンズ)[7:36]
4.ソング・フォー・マイ・ファーザー/(ホレス・シルヴァー)[7:13]
5.ザ・サイドワインダー/(リー・モーガン)[10:20]
6.黒いオルフェ/(デクスター・ゴードン)[8:21]
7.サムシン・エルス/(キャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィス)[8:10]
8.ウォーターメロン・マン/(ハービー・ハンコック)[7:04]
9.カンタロープ・アイランド/(ハービー・ハンコック)[5:29]
10.スピーク・ライク・ア・チャイルド/(ハービー・ハンコック)[7:46]
11.イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド (モノーラル録音)/(マイルス・デイヴィス)[4:01]

わかるだけでも、
入店時
ソング・フォー・マイ・ファーザー
クール・ストラッティン
処女航海
クレオパトラの夢
枯葉
ここで退席。1時間弱。

音珠
https://travel.biglobe.ne.jp/restaurant/detail/7511822/



ゆしま。

前回からちょっと時間が経った。
前の店から少しインターバルをとって2軒目へ。

ママさんはカウンターに座っていた。
息子さんがカウンターに立ち、手際よくコーヒーを入れてくれた。

流れてるテナーのワン・ホーン・アルバム。どこかで聴いた音色。
ピアノのパラパラした独特な和音と運び・・・。
今日は土曜だからか、カップルのお客が多い。グラビア雑誌をみて
きたのか、ジャズ聴いてる感じのキャラでないことは飲み物を飲み干すと
出ていくから、そのあたりでわかる。
「ゆっくりしていって」と言われるが、音量も上がってるので、
ゆっくりは出来ないかも。
CDになってフルにかけるから、4~60分くらいはそれにかかる。
今日はテナーが続く。アルバム当てクイズになってきていた。
うーん。タレンタインかな・・・。この、ホンカーさは・・・。
ピアノも独特だしな・・・。
結局1枚分くらい聴いてしまった。1時間程度か。

正解は、スタンレイ・タレンティンの「ルック・アウト」ブルーノートでした。
アーティストまでは当たったが、このアルバムは持っていない。
3サウンズとのものは集めたことはあったけれど、ホレス・パーランのピアノも
独特だけどいいものだ。スタンレイも彼の音を持っている。聴いていると、たぶん
スタンレイだと思った。

2店掛け持ちで行ったけど、今日はブルーノート・レーベルオンリーだった。
店にいる間、ベルマーレ戦が気になって時折携帯覗いたけど、今日は残念でした。
アルバムが変わってニーナ・シモンを常連さんがリクエストしたところで、席を
立った。

ゆしま
https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220502/22013835/dtlrvwlst/B93691339/?lid=unpickup_review


OTHERS
今日行ってみたが、中休みなのか、18時からの営業になっていた、熱海でフリー・ジャズを流す
ところがあった。「ゆしま」とそうはなれてないその店は、ビルの地下に存在している。
以前都内で営業していたが、オーナーが熱海に移り住んだようだ。その店は「JAZZ少々」という。
いずれ機会があった時に・・・。