MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ジョージ・ウインストン 「あこがれ・愛」か?。

2018-11-02 15:42:26 | 音楽夜話(音楽一般)
ある日どこかで聴いたフレーズ。印象に残るが、
誰の何という曲かわからない。それが知りたいけど
わからなくてもどかしい。

曲名が喉まで出かかってるのに(笑)。

それを口伝えでやってもらってリスナーに当ててもらう番組さえあった。
今はそれはやってない。イントロ当てクイズでもないのだが・・・。

カイロプラクティックにうちの夫婦でお世話になってた時に、
担当の先生が患者さんに歌って聞かせ、何という曲か折に触れて
聞いていたそうだ。いつどこかで聴いて印象に残ったが、誰の何という曲かが
わからない。知りえる手段も数あるが、それも使いこなせるわけでも
なく、正解は闇の中。

この曲は、何回かCMや、番組のBGMや効果音で使われ、割と色々な人が耳にしている
曲だと思う。しかしわからない。


そんなわからな経験をしている人も数多くいると思う。

ある日なっつがそのフレーズを聞いてきて何という曲かわかるか?と聞いてきた。
ピアノのソロの曲でアルペジオで短調の印象的な旋律。というおおよその骨格が
わかった。メロディーからすると、今まで聴いてきた中ではこれがあたりなのでは
ないかと思ったのがこの曲だった。

「ウインダムヒル」レーベルと言えば、私的には創始者のウイリアム・アッカーマンとか、
マイケル・ヘッジスとかアレックス・デ・グラッシとかギタリストが出てきてしまうが、
その前にジョージ・ウインストンというピアニストがいた。

このピアニストの前に、キース・ジャレットというJAZZピアニストがいるのだけれど、
キースは当時、ECMレーベルでソロ・アルバムを何枚かだしていてヒット作になった。

ウインストンの作品はウインダム・ヒルのレーベルから、ジャンル的にはジャズでなく、
ヒーリング・ミュージックとかニューエイジ・ミユージックとか呼ばれていた。

当時、比較されたこともあったが、ソロ・ピアノということはあっても、いい悪いは
別としてある種の伝わりやすさはウインストンの方に分があったのではないかと思う。
jazzのアドリブというより、譜面に書かれたものを演奏している音楽のようだった。

この曲「AUTUMN」というアルバムに収められた1曲。秋の風景写真をジャケットにした
ある意味印象的なアルバムで、ジャケットの作りも良く、輸入盤のレコードも安くなかった。

このアルバムと「ディセンバー」というアルバムが当時あった。ヒーリングとかニューエイジ
というジャンルがあるとしたら、聴きやすい上質なイージーリスニングミュージックとしては
市民権は得られるのでないかと思った。当時、ピアノの発表会(中級程度)などでも披露される
ことがあり、この譜面を入手するのが難しかったようだ。

個人的にはJAZZのキースに軍配はあがってしまったが、ウインストンの作品もそれだけで聴けば
聴きとおせるいいものがあると思った。

体調が割合よくカイロのメンテに通う事がなくなってしまったので、回答を伝えることが
出来ないでいる。正解かどうかは依然闇の中だ(笑)。

George Winston / Longing/Love
https://www.youtube.com/watch?v=BiDZeo017Gs






 ベストオブクラシック(選)クラシカル・プレイヤーズ東京  NHK-FM

2018-11-02 14:51:07 | 音楽夜話(クラシック)
東京芸術劇場Presents

クラシカル・プレイヤーズ東京 演奏会 最終公演
オリジナル楽器オケの名門・有田&CPT解散公演! 前身の東京バッハ結成以来、
四半世紀の歴史に終止符を打つ最終公演!

CPTの前身である東京バッハ・モーツァルト・オーケストラは日本における
オリジナル楽器オーケストラの先駆けとして、1989年に結成された。
以来2009年CPTへの改編まで20年間にわたり活動を断続的に続け、
その年を境にロマン派までのレパートリーを網羅する日本初の
オリジナル楽器オーケストラとしてクラシカル・プレイヤーズ東京が誕生した。
以後、芸劇が主催する年間2回の公演を定期的に開催している。

最終公演は有田が最も得意とするオールモーツァルトプログラムで、
2010年以来定期的に共演を続け相互の信頼関係が最も深いピアニスト、
仲道郁代が、モーツァルト最後のピアノ協奏曲でソリストを務める。
メインには89年の結成公演でも取り上げ、以降幾度も公演で取り上げた他、
レコーディングも行った交響曲第41番を最後のメインプログラムとして
解散公演を行う。

曲目
モーツァルト/
交響曲第39番 変ホ長調 K.543
ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」 出演指揮:有田正広
フォルテピアノ:仲道郁代
管弦楽:クラシカル・プレイヤーズ東京

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芸劇・・・。久しく行ってないな。

NHK-FMのベスト・オブ・クラシック(選)で放送されたものを聴いた。
1年前くらいに解散している団体だった。有田さんと言えば。フラウト・トラヴェルソ
を演奏されていたが、いつもまにか、この様な団体を率いて活動されていたとは。

仲道さんも、色々な方面に活躍されているが、温故知新ではないが、自分で古楽器
(レプリカではあるが)それを所蔵して、自分の演奏研究やコンサートにも使うという
熱の入れよう。おのずとその結果は出てくると思う。
当日のピッチは430HZ。普段のモダンオケのチューニングより随分低い。
その分響きも違ってくる。
シュタインのフォルテピアノの複製(ツッカーマン社(米)が1900年代半ばに
複製したレプリカ)音も現代のコンサートで使うようなグランドピアノではなく、
モーツァルト当時のホールで鳴っていたようなモデルなので、音量は大きくはない。

音色もピアノに近いがそれよりもレトロというか、独特な音色を得ているところもある。
オケに埋もれてしまうところも時折あるが、レプリカではあるが、低域などは弦の精度も
当時とは違うので、ちょっとダイナミックさはあるかもしれない。

モーツァルトの交響曲2曲は後期の素晴らしい作品であり、当時の様相で演奏しようという
想像力を掻き立てるものだ。当時は馬車の時代、着るものも食べるものも今とは違う。
楽器とてホールとて違う中で、当時の様式を夢想し歴史を紐解き、楽器を探し出し
それを使い音楽にする。今の楽器を習得するのだって大変なのに・・・。

出てくる音楽は当時のモーツァルトに近いものなのかは聴いてのお楽しみなのかもしれない。
チャレンジするクラシック。温故知新。ノンヴィブラートで短めに刈りそろえられた音符たち。
モダン楽器で演奏されるそれとはちょっとニュアンスがちがうものの、この様なモーツァルトも
あるんだと改めて想像力をたくましくして聴いた。