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シモーネ・ヤング(指揮)バイエルン放送交響楽団デビュー。

2018-11-11 22:49:35 | 音楽夜話(クラシック)
Am 9. November gibt Simone Young ihr Debut beim BRSO mit
Mozarts ?Jupiter-Symphonie“ und Strauss‘ ?Ein Heldenleben“.
Sie vertritt damit den erkrankten Mariss Jansons.

11月9日シモーネ・ヤング(指揮)はバイエルン放送交響楽団で
モーツァルトの「ジュピター」とリヒャルト・シュトラウスの
「英雄の生涯」で病気のマリス・ヤンソンス(指揮)に変わって
指揮デビューします。(HPより意訳)

夜間パソコンで録音して聴いた。都合により、モーツァルトのみ。
女性指揮者の数はピアノやヴァイオリン奏者に比べれば少ないものの少数いる。

ヤングはオーストラリア出身で若いうちにドイツに留学しており、2005年5月から
10年間ハンブルク州立歌劇場総支配人、ハンブルク・フィルハーモニカー首席指揮者を
兼任。その前後も色々な要職についたりしている。来日もしており、N響との共演記録もある。

今回はバイエルン放送交響楽団のマリス・ヤンソンスの代役として指揮台に上がった。
このように、代役からその実力を買われてステップ・アップするケースもある。
シュトラウスとかオペラ作品なども結構演奏経験があり、ヨーロッパでの修行活動が
実を結んでいる。レパートリーも古典・ロマン派からそれ以降まである様子。
最近ではブルックナーの交響曲全集を版違いのものを取り上げており、話題になっていた。
今回は上記2作品での指揮依頼は、ハンブルク・フィルの実績を買われての物だろう。

モーツァルトは、はつらつとして、ヴィブラートも少なめで、早めのテンポで闊達に
進むような印象があり、大家のようなどっしりしたテンポでのモーツァルトではない。
41番ジュピターというと、交響曲では最終ナンバーで、「CDFE」のモーツァルトの
旋律が使われ、締めくくりに相応しい作品となる。交響曲第一番もこの「CDFE」の
旋律が使われているところから、モーツァルトの中でも印象的な旋律になっている。

シュトラウスの前振りとしては、いいプログラミングなのではないかとおもった。
終演後もブラボーが飛んでいたし、いい意味で歓迎されたのではないかと思われた。