低温の恒星の周りをほどよい距離で回る、
地球と同等サイズの惑星が500光年彼方に見つかりました。
恒星からの距離がちょうどよく、
液体の水が存在できる範囲を“ハビタブルゾーン”と言います。
この“ハビタブルゾーン”にある地球サイズの惑星が、
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”の観測で初めて見つかりました。
“ハビタブルゾーン”にある系外惑星は、これまでも発見されているのですが、
いずれも地球の1.4倍以上の直径を持つものばかりだったんですねー
惑星が見つかったのは、
はくちょう座の方向500光年彼方にある恒星“ケプラー186”です。
太陽の半分ほどの質量を持つこの恒星の周りには、
これまで4つの地球サイズの惑星が見つかっているのですが、
いずれも恒星からの距離が近すぎたんですねー
今回見つかった惑星“ケプラー186f”は、
恒星からほどよく離れたところにあり、しかも地球の1.1倍という大きさです。
質量や組成ははっきりしていないのですが、
以前の研究からは岩石惑星らしいことは分かっています。
“ケプラー186f”は130日周期で恒星を回っていて、
“ハビタブルゾーン”内といってもかなり外側に位置しています。
なので、恒星から受けとるエネルギーは、
地球に降り注ぐ太陽エネルギーの3分の1しかなく、
真昼でも地球の日没前ぐらいの明るさしかないそうです。
また、大気の濃さや組成によって地表温度が著しく変わるので、
“ハビタブルゾーン”にあるからといって、
必ずしも生命に適した環境とは限らないんですねー
“ケプラー186”が分類される“赤色矮星”は軽い低温の天体で、
天の川銀河の恒星のおよそ7割を占める多数派です。
っということで、いつか生命の兆候らしきものが検出されるとしたら、
“赤色矮星”を回る惑星かもしれません。
地球そっくりの惑星探しの次のステップは、
太陽と同じタイプの恒星の“ハビタブルゾーン”にある、
地球サイズの惑星を見つけて、その組成を調べることだそうです。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 715個の系外惑星が一気に確定
地球と同等サイズの惑星が500光年彼方に見つかりました。
恒星からの距離がちょうどよく、
液体の水が存在できる範囲を“ハビタブルゾーン”と言います。
この“ハビタブルゾーン”にある地球サイズの惑星が、
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”の観測で初めて見つかりました。
“ハビタブルゾーン”にある系外惑星は、これまでも発見されているのですが、
いずれも地球の1.4倍以上の直径を持つものばかりだったんですねー
惑星が見つかったのは、
はくちょう座の方向500光年彼方にある恒星“ケプラー186”です。
太陽の半分ほどの質量を持つこの恒星の周りには、
これまで4つの地球サイズの惑星が見つかっているのですが、
いずれも恒星からの距離が近すぎたんですねー
“ケプラー186”の惑星系(上)と太陽系(下)を同スケールで並べた図。 赤色矮星“ケプラー186”は太陽に比べて放射が少ないので、 “ハビタブルゾーン”までの距離も短い。 |
今回見つかった惑星“ケプラー186f”は、
恒星からほどよく離れたところにあり、しかも地球の1.1倍という大きさです。
質量や組成ははっきりしていないのですが、
以前の研究からは岩石惑星らしいことは分かっています。
“ケプラー186f”は130日周期で恒星を回っていて、
“ハビタブルゾーン”内といってもかなり外側に位置しています。
なので、恒星から受けとるエネルギーは、
地球に降り注ぐ太陽エネルギーの3分の1しかなく、
真昼でも地球の日没前ぐらいの明るさしかないそうです。
また、大気の濃さや組成によって地表温度が著しく変わるので、
“ハビタブルゾーン”にあるからといって、
必ずしも生命に適した環境とは限らないんですねー
“ケプラー186”が分類される“赤色矮星”は軽い低温の天体で、
天の川銀河の恒星のおよそ7割を占める多数派です。
っということで、いつか生命の兆候らしきものが検出されるとしたら、
“赤色矮星”を回る惑星かもしれません。
地球そっくりの惑星探しの次のステップは、
太陽と同じタイプの恒星の“ハビタブルゾーン”にある、
地球サイズの惑星を見つけて、その組成を調べることだそうです。
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