すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

日韓JC意見交換会(質疑応答)

2006年10月04日 | 国際交流
韓国・昌原JCとの意見交換会の最後は、会場のメンバーからの質疑応答です。


松尾コーディネーター
ここからは会場の皆さんからもご意見を聞きたいと思います。
それでは司会者にマイクをお渡しします。


司会者・天野大志君
それではここからは質疑応答に入ります。


宗像JC・戸波副理事長
会員の拡大について質問します。
私達はJC活動を多くの地域の皆さんに伝えたいとの想いで会員の拡大をしています。
今、昌原JCさんが行っている会員の募集の方法と会員拡大のあり方を教えてください。


昌原JC・ジョン監事
現在、韓国・昌原市の経済状態があまり良くなく、会社経営に力を入れないといけない時期ですから、入会を勧めるのも難しいと感じています。
先ほど、田中直前理事長が紹介されました宗像JCの青少年育成事業(宗像少年会議所)について私はとても興味を持っております。
戸波副理事長の質問の答えにはなっていませんが、私は宗像JCのそういうところを学びたいと思っています。

昌原JC・ソン会長
今年、昌原JCは新入会員が7名入りました。
やはりOBや友人の紹介が一番多いです。

司会者・天野大志君
他にどなたかありませんか?

宗像JC・的場会務担当理事
来年の国際交流委員長予定者の的場英雄です。
来年もより踏み込んだ交流を行えるように、今後のスケジュールについても活発にこちらから連絡をさせていただきたいと思っています。
そこで、来年の方向性やスケジュールが決まる時期の目処が立っていましたら教えていただきたいと思います。

昌原JC・ソン会長
国内の交流にはそんなに気を遣わなくてもいいのですが、国際交流となるととても大事です。
この質問については、次年度監事予定者のリー財務理事からお願いします。

昌原JC・リー次年度監事
来年度の国際交流部は、的場委員長のようにとても意識が高いです。
ですから、とても優秀な委員長を選抜するように致します。
来年度は4月のスポーツ例会を始め、定期的な交流だけでなく、会員個人がプライベートで韓国を訪問される時でも、サポートできるよう会員の各自が日本語の勉強と一緒に日本の文化を理解しようと努力いたします。

宗像JC・的場次年度国際交流委員長
こちらも韓国の文化と伝統をより理解し、文化的・国際的そして両国家間の友好の架け橋となるよう、事業を展開するよう考えております。
そのために何度も連絡をさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

司会者・天野大志君
他にご質問ございませんか?
では、昌原JCの新入会員の方にお願いします。

昌原JC新入会員・シュ君
今日経験したこと(宗像大社秋季大祭・海上神幸「みあれ祭」体験)に対しては、神聖なことでしたし、新しい衝撃を受けました。
このような機会を設けてくれたことに本当に感謝したいと思います。
また今年、宗像JCの古賀室長が個人的に昌原を訪問されたように、今後は個人的な訪問を通じたお付き合いができるよう、連絡を取り合っていけることを望みます。

宗像JC・井上崇室長
私は総務情報委員会の担当室長をしています井上崇です。
テレビやインターネットは情報収集の重要なツールで、その殆どが正確なものですが、歴史問題等の報道では、日本でも偏った報道がされることもあります。
韓国においてもそのようなことがございますか?

昌原JC新入会員・シュ君
報道される事柄が事実かそうでないかは神様が決めることだと思います。
政治的な問題の捉え方は、視る人の感性によって全然違ってくると思いますし、どちらが正解なのかは分からないと思います。
一つの答えを導き出すには、全般的な事柄を視ないといけません。
韓国の場合は一つの事柄に対して、いろいろな意見を報道していますし、判断は個人の判断に委ねられます。
どの国もどの政治でも個人に一つの考えを強要することはできないと思います。
先ほどの質問に対しての答えですが、韓国ではいろんな意見が報道されているのであって、歪曲して報道されているということはありません。

宗像JC・新枦監事
宗像JCでは青少年育成に力を入れています。
昌原JCさんでは10月に青少年討論会を開催されるとお聞きしました。
どのような内容なのか教えてください。

昌原JC・ソン会長
10月17日に青少年討論会を昌原市主催・昌原JC共催で行います。
高校生を対象にスポーツ・文化・芸術・趣味などの各活動の発表が行われ、それぞれのサークル活動の発展方法等が討論会のテーマです。
また、昌原市の行政と教育関係者が青少年育成支援を議論し、未来を担う青少年達に、夢や希望を与える契機になるようにと願い、昌原JCが討論会を共催するようになりました。

宗像JC・新枦監事
まさしく子どもは世界の宝です。
これからお互いの国を背負っていく子ども達なので、大切に育てていかなければと思います。


約2時間にわたる意見交換会を締めくくる質疑応答では、会場のメンバーからも積極的に手が挙がりました。

最後は、今回の意見交換会を企画・運営した会員交流委員会の想いを込め、担当役員の古賀智己室長の言葉で閉会しました。

 
宗像JC・古賀室長
今回の昌原JCと宗像JCの交流事業では、この意見交換会が一番のメイン事業だと捉えております。
事業を担当した会員交流委員会のメンバーは、どのような議題・テーマを出していくのか、数多く議論を重ね最終的に三つに絞りました。
本当に良い意見交換会ができたと思います。
これからも世界平和と昌原JCとの交流をさらに発展させていきたいと願います。

 

会員交流委員会・井浦潤也委員長始めメンバーの皆さんの努力と熱意により、今年の国際交流事業の核となる「意見交換会」は、大きな成果を残しました。



この場を借りて皆さんに厚く御礼申し上げます。

日韓JC意見交換会「来年の交流について」

2006年10月04日 | 国際交流
1日(日)に開催した韓国の昌原JCとの意見交換会についての続きです。


松尾コーディネーター
最後のテーマは「来年の交流について」。
今年は新年の宗像JC祝賀会に、昌原JCから7名が来てくださいました。
そして昌原JCのスポーツ交流例会に宗像JCのメンバーが16名訪問させていただきました。
今年は今まで以上に親睦が深まったと思いますが、振り返ってどのようなお考えを持たれたか、そして来年からはどのような交流を行いたいかを聞かせてください。



昌原JC・ユウ常任副会長
今年、宗像JCのメンバーが韓国・昌原を訪問してくれた際に、家庭料理でおもてなしさせていただきました。
皆さん、食事は美味しかったでしょうか?
(会場から拍手)
ありがとうございます。
私達も昨夜、宗像JCメンバーの各家庭に行って、今まで食べたことがなかった日本の家庭料理を美味しく食べさせていただいて大変良かったと思います。
両国の交流は政治的な問題があったとしても持続してきました。
国際交流と両国間の関係については今回とても良い機会になったと思います。
私たちは形式的な交流から脱皮して、お互いの文化を経験しながら積極的に参加したり助けあったりしていければと思います。
来年4月の家族交流例会には、宗像JCの皆さんもご家族を連れて訪問していただければと思います。
そして、いろんな交流事業が広がっていくことを願っております。



宗像JC・立部次年度理事長
先程のテーマから皆さんの考えを聞いて、心から共感できるものばかりでした。
ますます昌原JCの皆さんのことが好きになりました。
来年の交流の方法としましては、今年がメンバーだけでなく、家族との交流へと広がりましたように、さらに輪を広げて地域の皆様との交流ができますように、いろんな方法を考えて交流を深めていきたいと思います。
明日の朝、宗像市の市長を訪問していただきますが、これもその第1歩だと思います。

松尾コーディネーター
これでテーマごとのお話は一通り終わりましたが、パネラーの皆さんで何か言い足りないことがあればお願いします。

宗像JC理事長・井上
先ほどのテーマ(日韓の外交的問題について)では、率直にお答えいただき感謝申し上げます。
私も昌原JCと同じ想いで韓国と日本の関係を考えています。
思いやりと譲歩の気持ちは、どういう立場であっても人間として大切なものであると考えます。
政治家が思いやりと譲歩の気持ちを形にできないのであれば、私達が国を変えていくということを、今後は考えてよいのではないかと私は感じました。
昌原JCの皆さん、本当にありがとうございました。

昌原JC・ソン会長
昌原JCの重要な活動の一つである国際交流事業が、どの年よりも活発になった1年だったと思います。
宗像JCの井上理事長は、私と同じ歳でもあり、昌原JCと宗像JCの活発な交流の基盤と目的を一層強くした、熱い気持ちをもっていらっしゃいます。
今年の両JCの交際交流委員長が最大の努力と気遣いで事業をしていることに対して、とても嬉しく思っています。
来年、私が直前会長になったとしても、今年以上に活発な交流ができるように、次年度の会長とよく相談したいと思います。
すべてが良かったのですが、ただ一つだけ残念なのは、
(ここからはソン会長が日本語でお話しされました)
私には子どもが二人いますが、井上理事長が未婚であることです。
(会場からは拍手喝采)
来年結婚の予定があれば是非知らせてほしいです(笑)。
皆さん、今回はどうもありがとうございました。

意見交換のテーマ三つめは、来年の交流についてでした。
今年は両JCの国際交流委員長の努力によって、さらに踏み込んだ交流が図れたと確信しています。
また、ソン会長もおっしゃられましたように、会長・理事長が同じ歳で、気が合い、プライベートでも友人関係を築けたことも素晴らしいことでした。
また、意見交換会は公式的な会議にふさわしく厳粛かつスムーズに進みましたが、お互いの表情は終始和やかで、時折拍手や笑いも出ておりました。
最後のソン会長の日本語での突っ込みにはやられましたが、いつも穏やかでユーモアの気持ちを持ったソン会長に心から敬意と親愛の気持ちを表します。

この後は、会場の皆さんからの質疑応答に入りました。
これについてはまた次回のブログで紹介することにします。