すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

講師初体験

2006年11月30日 | 大会・対談・取材・講演・研修など
「皆さんこんにちは。本日の<郷育カレッジ>(広げよう郷育の心~まちづくりに活かそうボランティア~)を担当させていただきます、(社)宗像青年会議所理事長の井上正文と申します。若輩者で、大変恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願い致します」

という挨拶から始まる「福津市主催・郷育カレッジ」で今月7日(火)に講師初体験をしました。

今年春に福津市から講師のお話をいただきました。
「早く講演原稿を書いて準備しなければ」と思うものの、追いつめられないとやらない性分もあって、今回も前日徹夜して原稿を書き上げるという、暴挙に出てしまいました。

プレゼン用の映像は総務情報委員会の浜田修一委員長が作製。

講演用台本と資料が完成したらひと安心です(時間配分や話すペースなどは勘と運任せ)。

今回の講演では宗像JCの理事長として経験してきた事、そしてその経験から学んだことを1月から時系列に沿ってお話ししました。
JCの事業も様々ですが、JCメンバー向けの事業についてお話ししても意味がないので、社会性のある事業や今日的なテーマに絞って講演を進めました。

講演台本をキーワードで紹介すると、次のようなものです。

 1、挨拶
 2、お礼
 3、自己紹介
 4、JCとは
 5、宗像JCとは
 6、今日の講演のテーマ
 7、イントロダクション
 8、越本隆志君のボクシング世界戦支援
 9、公開例会・越本チャンピオントークショー
10、原田市長急逝
11、ローカル・マニフェスト型公開討論会
12、宗像・古賀エリア災害ボランティア連絡会
13、韓国の昌原JCとの交流
14、地域から求められること
15、JCとしての課題
16、民間ボランティアの使命
17、まとめ
18、質疑応答

講演原稿は文字にすると9600字くらいです。

理事長という役は人前でしゃべる機会が多く、それが仕事の一つでもあります。
そのため事前に原稿を準備し、話す練習をします。

それでも話している時に内容が飛んでしまったり、話すだけで精一杯、足が震えたりすることも多々あります。

しかしそんな場を経験していくことで、だいぶ慣れてくるようになり、話し方や話の構成にも気が回るようになります。

結婚披露宴などでスピーチをさせていただくことはあっても、講演は初めて。

ですが、今回の講演はやってみてとても楽しかったです。



約90分という時間を一人で話すのは初めてでしたが、時間で言えば5分(例会時)とか15分(所信演説)の方がずっと難しいのです(宗像JC恒例の一本締めも結構難しいですよね)。

講演は、また話が来ればやってみたいと思います(笑)が、それは今回の受講生の方々がとても素晴らしい方々だったからです。

講演後に、何かご質問はございませんか?とお尋ねしましたら5名ほどの方が手を挙げてくださいました。

その中で一番印象に残った質問は「JCは40歳までということですが、40歳以上の受け皿はありますか?」という問い。

私は「OBになればシニアクラブがあって、宗像JCシニアクラブは・・・」と説明しながら、先ほどのご質問の本当に意味に気づきました。

「JCは40歳までですが、40歳を越えた方でも、我々と同じ志を持ってまちのために活動することはできます。皆さん方がもし我々JCを必要としてくれるならば、いつでもおっしゃってください。それは私たちも同じです、共に頑張りましょう!!」

無事に講演を終えほっと安心しました。
サポートと応援に駆けつけてくれた総務情報委員会の浜田委員長・山下副委員長・井上室長にはこの場を借りて御礼申し上げます。

この日は11月例会の日でもありましたが、何故か、その日の理事長挨拶は今までで一番リラックスして行うことができました。

JCI World Congress/昌原公式訪問

2006年11月30日 | 国際交流
17日(金)、ソウルを発ち金海空港へ。
宗像JCと姉妹締結して22年目を迎える韓国の昌原(CHANGWON)JCの創立27周年記念式典に出席するためです。

昌原JCの○○周年記念式典というのは、宗像JCで言えば12月例会と1月新春祝賀会を合わせたような式典で、当該年度会長(韓国では理事長ではなく会長という呼称)から次年度会長へとプレジデンシャルリースとプレジデントバッチが授与され、新会長を中心とした執行部のお披露目がなされます。

宗像JCの新春祝賀会のように、近隣エリアの青年会議所や市長を始めとした来賓、OBの先輩方が招待されます。
宗像JCも国際姉妹JCとして当該年度理事長と次年度理事長予定者・国際交流担当役員が出席しております。

昨年は次年度理事長予定者として式典に出席させていただきましたが、ソン会長が日本語が大変お上手だったのも幸いし、様々な意見交換を行うことができました。

「5月に昌原JCの家族スポーツ例会で親睦を深め、10月は宗像のみあれ祭で伝統文化を体験していただき、両国家の友好と世界平和に向けた本音の議論をしましょう」そんなことを、式典の晩に熱く語り合ったのでした。

さて、金海空港には宗像JC次年度国際交流担当委員長の的場英雄君、昌原JCの文副会長・カン国際交流委員長ジョン監事とその息子さんがお出迎え。
ビートルでやってきた的場君は今日から我々に合流です。

私と田中直前・戸波副理事長の3人はジョン監事の車で昌原市へ。



昌原市は人口51万人の工業都市。
今から22年前、宗像JCと姉妹締結した当時は、人口も都市の規模も宗像市と同じくらいだったそうです。

金海空港から約1時間で昌原市に到着、少し遅めの昼食。

昼食はカムジャグという豚の背骨肉とジャガイモを辛いスープで煮込んだ鍋。
昨年初めて食べた時は、ちょっと苦手だなと感じましたが、今回はソウルでも食べましたし、あの独特の味に魅せられたようです。

 

韓国では注文しなくてもキムチが何種類も出されますが、氷の入った大根の酢漬けが宗像JCメンバーには好評。

普段小食の私もカムジャグは完食、ラーメンとご飯まで平らげてしまうのでした。

食事後、ビジネスホテルにチェックイン、私は風呂に入って部屋で一休み。
他のメンバーは市内観光に出かけたようです。

18時、ホテルのロビーにジョン監事の奥様が迎えに来てくださいました。
宗像JC一行は奥様の車で昌原JC式典会場に。

会場でソン会長と久々の再会。
ソン会長とは普段も電話で近況なんかを話しています。

式典会場で席を確認し、開会まで時間もあったので一服しようと外に出たら、昌原JC歴代会長のコンさんに再会。
コンさんに誘われホテル内の中華料理店に。

コン先輩は宗像JCの安永先輩と同期に昌原JCの会長をされ、宗像JCの夢未来アート(海岸に子ども達が絵を描く事業)にお子様と一緒に参加されたそうです。
日本語がお上手でビジネスで日本にもよく来られています。

お会いするといつも「(宗像JCOBの)安永さん・井土さん・高島さん・上田さんはお元気ですか?会いたいですね」と当時を懐かしみながらそうおっしゃられます。

宗像JCの先輩方の近況などを報告し、コン先輩からはラーメン(名古屋味噌煮込み風)を御馳走になりました。



ラーメンも完食し、再び式典会場へ。

 

式典は大変豪華で演出も派手です。
まさか祝辞の挨拶とか急に言われないだろうな・・と不安でしたが、大丈夫でした。

創立記念誌には私の祝辞も載っております。
また本年度の活動紹介のトップに5月の訪韓での意見交換会・ファミリースポーツ例会と訪日時の宗像市長表敬訪問の写真と記事が大きく掲載されておりました。

式典後は昌原JCメンバーとOBの皆さんと一緒に昌原JCメンバーが経営しているビアホールへ。
メンバーの奥様もお見えになり、和気あいあいの2次会でした。

3次会はホテルのカラオケ。
公式訪問はあくまで「公式(オフィシャル)」ですから、飲み会の場でも、決して酔いつぶれるなどの醜態をさらしてはなりません(日本で言う「無礼講」は韓国にはないのです)。

今回は3次会まではオフィシャル扱い。
宗像JCメンバーは「絶対に酔いつぶれてはならぬ」という掟を守って、過酷な3次会も全員乗り切りました。

私とソン会長は次年度への引き継ぎができたこともあって、リラックスした時間を過ごしました。

宗像JC・昌原JCの次年度の皆さん、頑張ってください(勿論、私も直前理事長としてバックアップはします)。

翌18日(土)、朝食は牡蠣鍋です。
韓国では二日酔いの朝に食べるスープ・へジャングが有名ですが、私達が食べたのは牡蠣の入った雑炊で、とても美味しかったです。



実は昨年同じものを出された時はあまり食が進みませんでしたが、今回は何を食べても美味しかったです。

ちなみに立部次年度はお粥や雑炊は苦手です。
修行時代に毎日お粥を食べていたのを思い出すからとか・・・。
ですが、勿論そんなことは表情に出さす「マシソヨ!」と完食していました。

食事を済ませ、金海空港に送っていただき、飛行機は大変揺れましたが無事に福岡空港に到着、昼過ぎの帰国でしたので、あれやこれやと用事に追われ、夜は夜で二つの会合に挨拶に出向き、荷物を解く気力も無く倒れ込むように床に就きました。

今回の公式訪問は招待ということもあり、大人数で行くのは遠慮しましたが、5名で出席したのは過去最多です。

JCI World Congress Seoul Korea並びに昌原JC公式訪問に参加してくれた立部次年度理事長・田中直前(次年度福岡ブロック会長)・戸波副理事長(次年度九州地区議長)・中村好成室長(九州地区渉外特別委員会副委員長)・的場次年度国際交流担当委員長お疲れさまでした。

今回の公式訪問は、次年度の立部理事長予定者へと引き継ぐ、最後の仕事。
両JCの次年度トップも気が合いそうですし、的場次年度委員長にも期待しています。

そして何より、2006年度井浦委員長・古賀室長・西田副委員長はじめ会員交流委員会のメンバーの皆さんに心から感謝申し上げます。