曇り。20-15℃
季節はいきなり、金木犀の香る秋になっていた。
今回の台風19号、今朝の新聞でも、決壊73カ所と報じられていますが、お友達のumeちゃんのブログ、千曲川決壊のケース、その後です。水が引いた模様、これからも闘いです。
https://blog.goo.ne.jp/ume-ringoneko/e/8eb34cfca0f62cc697a34f1e50d40fc1
たった一回の台風で73カ所もの決壊、これはもう他人事ではない。皆が出来る範囲で温暖化を考え、出来る範囲、長いスパンで、復興を応援しましょう。
さて、停電の時に役立つのは、1000円のホットサンドイッチメーカー。現在炊飯器の部品を取り寄せているので玄米も焚けない、あの台風時の食パンをようやく全部消費。
ホットサンドイッチメーカーはトースターより美味しい、(別に普通にトーストでも美味しいし、フレンチトーストもこれで焼くのが良いです)これは使えます!(決してサクラではありませんよ。)
以降、私のつまらない日常など。
まず、今日から時間をやりくりして、学生の部活のように朝練をすることにしたのですが、それは真摯になれる、気持ちが若返る、とても楽しい時間でした。
その後、用事で出かけると素敵なお花が咲いていた、名前は調べていない。
その用事のついでに、猛暑の夏は出来ない散歩も、今は出来るだけすることにしました。可愛いバイオリンだって、くびれがあるんですCバウツ(カーブ)、持ち主も無くてはねっ!
南天もそのうちに色づくのでしょう。
そして、金木犀の香り、またこの季節が巡ってきた。
昨夜、風呂上りに鏡を見て、糖化して衰えていても、少し肌に白さが戻ったのがわかった、その時、毎年秋の到来を感じるのだが、それは金木犀の咲く頃なのだ。
千日紅はこのタイプが一番かわいいね!
散歩と言っても、私の街は見るところなんてない、自転車を直しても、何年もサイクリングコースが直らない。
しかも、川の後ろの遺跡に、2度の台風はものすごい損害を与えている。
どこもかしこも、台風の爪痕。
30円で猫パウチをゲット、持てるだけ持つw
10月前の、あのお買い物狂騒曲は何だったの?
100均でタイマー、私は巻くのが環境に優しくて好きだが、今は中々無い。一つある巻くタイマーで時間を決めて練習している。予備である。
街では、ご婦人の集団が喋っている、「季節が秋を通り越して、いきなり冬よね」って。
通り過ぎる時間は貴重だ。
帰宅すると、みーみーぼーが待っていた。
今の私の楽しみはこの無料コンサート。
スロースターターが大人になってから、市の講座でバイオリンを初めて弾いて、今ではプロが唸るほどの上手さに成長した憧れの楽団。師匠もご存じ。
一年前に、師匠に聞いた、「私も、ああなれるでしょうか?」
師匠は「大丈夫よ」と言ってくれたが、一年後の今、、、ったく、全然進歩していないんですがぁああ_| ̄|○
さぁ、冬の支度をしよう、夏の名残の日除けを外すのだ。
これは私が打ち付けたもの、台風で金具が一つ駄目だね。
脚立に登って、半日仕事。外して、その後洗って乾かす。ゴールデンウィークあたりから、また張るの繰り返し。そう、人生って全部、地味な事の繰り返しで、無事に成り立っている。
ふっ、と思い出した、夏の終わりの一節をどうぞ。
【八月に】
気がつかないうちに、日ごと夜が暗くなっていたのだ。
そして、八月のある夜、用たしに外へ出ると、思いがけなく真っ暗になっていて、あたたかくて黒い偉大な静寂が、家をつつみこんでいた。
まだ夏がつづいているのに、その夏にはもう生気はなく静止しているだけだし、秋だって、やってくる用意も出来ていない。星もまだなくて、闇ばかりだ。
そんな時期には、灯油缶が地下から運ばれて、玄関におかれる。それから懐中電灯が、所定の場所の、ドアの脇のくぎにかけられるのだ。
すぐにではないが、段々と、ついでの折に、いろんなものが、季節の変わりめにあわせて場所を変えていく。みんな一日一日と、家の近くへとうつされる。
ソフィアのパパは、テントと散水用のポンプをしまいこみ、ブイからU字形の小さな鎖どめを外し、コルクの浮きは鎖でつなぐ。ボートはコロの上にひきあげられ、生け簀ボートは、さかさにして薪小屋の後ろにおかれる。
そして秋が始まるのだ。
しばらくたったある日、ジャガイモが掘りおこされ、水がめ用の樽が、ころがされて家の壁に立てかけられる。手おけや庭の道具類は家の近くへあつめられ、かざり用の植木鉢が姿を消す。
おばあさんのパラソルや、他にも、短い夏専用の愛すべきものたちは、みんな、おき場所が変わる。あがり框のところには、消火器と斧と、かなてこと雪用のスコップが並んでいる。
景色もすっかり変わるのだ。
※「少女ソフィアの夏」(トーベ・ヤンソン作 渡辺 翠訳)
今年の夏は長かった、そして過酷だった…。
キジバトが水を飲んでいるのが見える。
日除けを外して、洗って、干して戻ると、今度はきーじが待っていた。
午後の練習をした。勿論、それだけではない、色々と夏の名残を片付けていると、すぐに夕暮れになる、と言っても曇り空だけど。どうか、大雨が被災地に降りませんように。
平凡な今日も無事に終わった。
そして、ストーブを出した。