ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

金木犀の香る頃

2019-10-16 13:49:54 | 日常

曇り。20-15℃ 

季節はいきなり、金木犀の香る秋になっていた。

今回の台風19号、今朝の新聞でも、決壊73カ所と報じられていますが、お友達のumeちゃんのブログ、千曲川決壊のケース、その後です。水が引いた模様、これからも闘いです。

 https://blog.goo.ne.jp/ume-ringoneko/e/8eb34cfca0f62cc697a34f1e50d40fc1

たった一回の台風で73カ所もの決壊、これはもう他人事ではない。皆が出来る範囲で温暖化を考え、出来る範囲、長いスパンで、復興を応援しましょう。

さて、停電の時に役立つのは、1000円のホットサンドイッチメーカー。現在炊飯器の部品を取り寄せているので玄米も焚けない、あの台風時の食パンをようやく全部消費。

ホットサンドイッチメーカーはトースターより美味しい、(別に普通にトーストでも美味しいし、フレンチトーストもこれで焼くのが良いです)これは使えます!(決してサクラではありませんよ。)

 

 

以降、私のつまらない日常など。

まず、今日から時間をやりくりして、学生の部活のように朝練をすることにしたのですが、それは真摯になれる、気持ちが若返る、とても楽しい時間でした。

その後、用事で出かけると素敵なお花が咲いていた、名前は調べていない。

その用事のついでに、猛暑の夏は出来ない散歩も、今は出来るだけすることにしました。可愛いバイオリンだって、くびれがあるんですCバウツ(カーブ)、持ち主も無くてはねっ!

南天もそのうちに色づくのでしょう。

そして、金木犀の香り、またこの季節が巡ってきた。

昨夜、風呂上りに鏡を見て、糖化して衰えていても、少し肌に白さが戻ったのがわかった、その時、毎年秋の到来を感じるのだが、それは金木犀の咲く頃なのだ。

千日紅はこのタイプが一番かわいいね!

散歩と言っても、私の街は見るところなんてない、自転車を直しても、何年もサイクリングコースが直らない。

しかも、川の後ろの遺跡に、2度の台風はものすごい損害を与えている。

どこもかしこも、台風の爪痕。

30円で猫パウチをゲット、持てるだけ持つw

10月前の、あのお買い物狂騒曲は何だったの?

100均でタイマー、私は巻くのが環境に優しくて好きだが、今は中々無い。一つある巻くタイマーで時間を決めて練習している。予備である。

街では、ご婦人の集団が喋っている、「季節が秋を通り越して、いきなり冬よね」って。

通り過ぎる時間は貴重だ。

 

 

帰宅すると、みーみーぼーが待っていた。

今の私の楽しみはこの無料コンサート。

スロースターターが大人になってから、市の講座でバイオリンを初めて弾いて、今ではプロが唸るほどの上手さに成長した憧れの楽団。師匠もご存じ。

一年前に、師匠に聞いた、「私も、ああなれるでしょうか?」

師匠は「大丈夫よ」と言ってくれたが、一年後の今、、、ったく、全然進歩していないんですがぁああ_| ̄|○

 

さぁ、冬の支度をしよう、夏の名残の日除けを外すのだ。

これは私が打ち付けたもの、台風で金具が一つ駄目だね。

脚立に登って、半日仕事。外して、その後洗って乾かす。ゴールデンウィークあたりから、また張るの繰り返し。そう、人生って全部、地味な事の繰り返しで、無事に成り立っている。

ふっ、と思い出した、夏の終わりの一節をどうぞ。

【八月に】

気がつかないうちに、日ごと夜が暗くなっていたのだ。

そして、八月のある夜、用たしに外へ出ると、思いがけなく真っ暗になっていて、あたたかくて黒い偉大な静寂が、家をつつみこんでいた。

まだ夏がつづいているのに、その夏にはもう生気はなく静止しているだけだし、秋だって、やってくる用意も出来ていない。星もまだなくて、闇ばかりだ。

そんな時期には、灯油缶が地下から運ばれて、玄関におかれる。それから懐中電灯が、所定の場所の、ドアの脇のくぎにかけられるのだ。

すぐにではないが、段々と、ついでの折に、いろんなものが、季節の変わりめにあわせて場所を変えていく。みんな一日一日と、家の近くへとうつされる。

ソフィアのパパは、テントと散水用のポンプをしまいこみ、ブイからU字形の小さな鎖どめを外し、コルクの浮きは鎖でつなぐ。ボートはコロの上にひきあげられ、生け簀ボートは、さかさにして薪小屋の後ろにおかれる。

そして秋が始まるのだ。

しばらくたったある日、ジャガイモが掘りおこされ、水がめ用の樽が、ころがされて家の壁に立てかけられる。手おけや庭の道具類は家の近くへあつめられ、かざり用の植木鉢が姿を消す。

おばあさんのパラソルや、他にも、短い夏専用の愛すべきものたちは、みんな、おき場所が変わる。あがり框のところには、消火器と斧と、かなてこと雪用のスコップが並んでいる。

景色もすっかり変わるのだ。

※「少女ソフィアの夏」(トーベ・ヤンソン作 渡辺 翠訳)

 今年の夏は長かった、そして過酷だった…。

 

 

キジバトが水を飲んでいるのが見える。

日除けを外して、洗って、干して戻ると、今度はきーじが待っていた。

午後の練習をした。勿論、それだけではない、色々と夏の名残を片付けていると、すぐに夕暮れになる、と言っても曇り空だけど。どうか、大雨が被災地に降りませんように。

平凡な今日も無事に終わった。

そして、ストーブを出した。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする